先月の苦戦が嘘のように、好調な稼働が続く2月。
低交換率店で高設定台を狙う作戦が功を奏している。
しかも、花火で勝てているだけでなく、6枚交換のお店で猛獣王の高設定も掴んでいる。
結果、内容ともに、ここまでは合格点。
後は「すぐに緩む」悪い癖を出して、尻すぼみにならないよう、自分を鼓舞していくだけだ。
では、第375話をご覧ください。
上げ・・・なの?
2月13日
今日も朝から王様店へ。
稼働機会、三連続で花火の減算値判別合格台に座れているのだ。
勿論、朝から来るに決まっている。
今日のイベントも武蔵と小次郎。
当然のように花火を狙う。
今日も狙い台は二台に絞れている。
後は札を確認し、小次郎札を選択するのみである。
10時開店。
この日はK氏と一緒に入店。
花火のシマに向かうと、お目当ての台二台のうち、一台には武蔵札が、もう一台には小次郎札が刺さっていた。
こうなると話は早い。
小次郎札の方を抑える。
この時、一緒に来ていたK氏から、昨日僕が打っていた花火を打って良いかと打診があった。
僕としては、昨日しっかり出している上に、今日の札は武蔵札(昨日は、小次郎札)だったので、ハナから眼中になかった。
勿論、遠慮なく打って貰う事にした。
さて。
四連続で設定5を掴むべく打ち始めると、幸先よく2Kで早速BIG。
ノリノリだと思っていた僕は、この時点で早くも「今日も貰ったかな?」と、内心ニタニタが止まらない。
BIGを消化し、ウキウキで判別を開始すると・・・落ちないね。
風鈴はおろか、氷すら一度も落ちない、完全無欠の不合格。
数分前の高揚した気分は何処へやら、一気に現実に引き戻されてしまう。
お次は・・・、と考えていると、K氏より「判別落ちたで」と、報告。
「えっ!?」
「マジで!?」
K氏に判別の仕方を教えたのは僕である。
その判別技術に疑いはない。
しかもK氏は、減算値判別の方法を紙にも書かず、口頭で一度伝えただけで理解した強者である。
同じ学校に通っていたハズなのに、この頭脳の差は何なだろうか?
話が逸れた。
K氏が落ちたと言うのだから間違いない。
彼の台が設定6と言う事だ。
しかし、昨日アレだけ出て上げてくるのか?
いや、待て。
そもそも、昨日から設定6で据え置きの可能性もあるのか?
でも「設定5判別」をしていても、設定5か6かは大体予想がつく。(詳細は省くが、6なら小役の落ちるCR表示が上がっていく)
だとするとやはり上げなのか?
もう一つ考えられるのは、武蔵札に偽りがあると言う可能性・・・。
いや、仮にK氏の台が設定5だとして、偽りの札を刺す事に意味がない。
もう考えても仕方がないので、状況を整理する。
K氏の台は判別合格。(設定5or6)
恐らく花火に高設定は一台のみ。
と、なれば、他の台を触ってみるのも一つだが、少々当てずっぽうになる可能性が高い。
そこで一旦他店に赴き、ダメなら、状況がハッキリし始めた王様店で高設定台を探す作戦を取る事にした。
考えがまとまれば善は急げ。
K氏に別れを告げ、原付に跨り、一路T・K店へ向かう。
朝イチ7並び告知があるT・K店。
普通のお店なら、もう出遅れ感満載だが、T・K店は出足が鈍い店だ。
ひょっとしたら、まだ間に合うかもしれない。
寒空の中原付を飛ばしてT・K店に到着。
すぐさま入店するが、花火に7並び台はない。
回されている台もあるが、回っていない台もある。
回されている台が7並び台だった可能性はあるが、どうだろうか?
他のシマも確認すると、7並び台を何台か発見。
ハイパージャグラーにあれば良かったのだが、ジャグにはなし。
7並びが残っている台で打てそうな台は・・・赤い方か。
大花火に二台7並びがある。
この手のパターンは「怪我をする」可能性が高い気もするが、少ない実践ながら結果が出ているお店でもある。
後学の為にも、一度触ってみるのも悪くないか・・・?
少し悩んだのだが、ここは一つ打ってみる事にした。
二台の中から、ど真ん中に7が並んでいる方を選んで勝負を開始。
すると、結果としてはコレが吉と出た。
初BIGから追加投資する事なく、徐々にではあるが出玉を伸ばしてくれた。
ボーナス確率は設定3と4の間程度だったが、珍しく目押しミスがなかった事と、ジャックインのタイミングにも恵まれ、渋く勝利。
朝イチの台選びは間違えたが、連勝を止めずに済んだ。
K氏も無事勝ったとの事。
結果としては良い一日だった。
店舗 | 機種 | 収支 |
---|---|---|
王様 | 花火 | -1K |
T・K店 | 大花火 | +21K |
小計 | 月間計 |
---|---|
+20K | +308K |
第376話に続く