少しは出来る子　パチスロ専業者編　第286話

こんばんは！銀猿です。

二年目に突入したパチスロ専業生活も、九ヶ月目となる2002年9月に突入。

僕が稼働していた地域では、この当時等価のお店はなく、6枚～7.6枚交換店が殆ど。（主流は7枚）

そんな中、イベントや札台狙いと言った立ち回りをメインにパチスロを打つ毎日。

2002年9月もいよいよ後半戦。

ここ最近は設定師さんの心に寄り添う事が出来ており、高設定奪取率が高い。

前回は、その高設定を捨ててしまっているが、引きずっても仕方がない。

ここは、切り替えていかなければならない。

過去に、獣王の設定6を捨てた時のショックと比べれば、それ程落ち込む事はない。（少し凹んだが）

無駄に引きずって、乱れ打ちしたりするのが一番頂けない。

嫌な負け方をした後こそ、しっかりしたパチスロを打たなければ・・。

では、第286話をご覧下さい。

降って湧いてきた

9月22日

今日も朝からクレイン店。

今日はかなり珍しく、大花火がイベント対象機種。

特に狙いが決まっていなかったので「残り福で良いや」なんて、悠長な事を考えていたら、何処で聞きつけたのか（お店からのメールに決まっているが）、団体様がうじゃうじゃと来店。

大花火はおろか、リセット狙い系の台すら一台も取れない非常事態。

ここで冷静さを失い、闇雲に打ってしまうのは、どう考えてもよろしくないので、一旦お店の外に出て頭を冷やす。

もう一度考え直したり、携帯のメールを確認して出した答えは「隣のN・S店（系列店）で、キンパルを触ってみる」と、言うもの。

一応はイベント対象機種らしいので、空いている台を、端から順に打っていく事にした。

どれか引っ掛かって、幾ばくかでも打たせて貰えれば、そのうちクレイン店で空き台も出るだろうと思っていたのだが、4台打って、ケロッと全滅。

まぁ、そんなものか。

この日は日曜日。

クソジャリ・・団体様も多いが、一般のお客さんも多い。

こんな時間から空き台待ちは出来ないので、ここは一旦帰宅し、夕方再出勤する事ととする。

16時。

再びクレイン店に到着。

団体様も随分減り、稼働は50％弱と落ち着いている。

稼働が良かったお陰で、ある程度設定状況にあたりがつく台もチラホラ。

それでも「喜んで打てる台がないなぁ～」と思いながら、打たずに店内を徘徊していると、クレイン店からメール。

今では考えられないが、メールの内容は、大花火の設定4の台を示唆するモノ。

当該台は空いていたので、即座に抑え、ボーナス確率を確認。

BIGは1以下で、REGは5以上と言う、確率だけを見れば、何とも判断出来ない内容。

だが、目の前の台は、REG確率の良さに加え、メールでの示唆がある。

ここは騙される覚悟で、当然の勝負。

すると、この大花火が、少ない投資で喰い付いた上に、快調に出玉を伸ばすご機嫌な展開。

先日、デストロイヤーの高設定と思わしき台を捨ててしまったが、その分が返ってきたかのよう。

打ち手が変われば、出方も変わる。

乱数の取得タイミングがハマった！？

いや、いや。

ただの確率のブレなのだが、そんな妄想を掻き立ててくれる程、僕が打ち始めてからは絶好調な赤ドンちゃん。

結局は、夕方からの実践にも関わらず、大花火だけなら日当確保の完勝。

朝から台を取れない苦しい立ち上がりだったが、闇雲に打たず、しっかり我慢して高設定台に辿り着く事が出来た。

僕もヤレば、少しは出来る子じゃないか。

第287話に続く