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こんにちは!銀猿です。

今回は機種名鑑第56弾、「花火の親方」の登場です。

設定1でも機械割が100%を超える甘いスペックと、そのスペックを最大限活かす為に必要な確かな技術力。

この、両輪でパチスロ界をけん引してきたアルゼ。

その市場占有率はNO.1誇り、まさに「アルゼ帝国」と呼ぶに相応しい時代が長く続いていた。

が、この頃より、他メーカーから斬新な機種が続々とリリースされ、その「帝国」にも陰りが見え始めてきた。

そんな中、アルゼが、今までとは全く趣の違う機種を送り出してきた。

しかも、華麗なる「花火一族」として・・・。

そんな、色々な意味で「注目の的」であった「花火の親方」。

どんな機種だったのか、振り返っていきましょう。

 

スペック

 

 

■メーカー

アルゼ

■発売時期

2001年3月

 

BIG REG 機械割
設定1 1/297 1/564 96%
設定2 1/287 1/528 98%
設定3 1/273 1/496 100.6%
設定4 1/260 1/468 103.2%
設定5 1/252 1/420 105.5%
設定6 1/248 1/309 109.1%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出典777@Nifty様

 

 

基本的なゲーム性

 

本機はいわゆる「普通」のA-400タイプ。

BIGとREGのみで出玉を増やし、その他にATやSTと言った機能は搭載していない。

通常時の小役獲得打法に効果はなく、取りこぼす小役は一切ない。

全てフリー打ちでOK。

ただ、リプレイ外しは効果があり、約20枚の増加が見込める。

手順自体も簡単で、逆押しして、最後に左リールに三連図柄(親方)を狙うだけ。

目押し至上主義をけん引してきたアルゼが、初心者に優しい機械をコンセプトに作った機種でした。

 

 

 

 

 

 

最大の特徴

 

 

本機最大の特徴は、

「各リールの図柄が20コマ」

と、言うもの。

通常のパチスロは、一本のリールに21コマの図柄が並べられており、3本×21コマ=63コマの図柄の組み合わせで出目を形成していますが、本機はそのコマ数が、各リール1コマずつ少なく作られています。

コマ数を減らす事の効果は「リールがゆっくり回転しているように見える」です。

基本的なゲーム性と同様、初心者に優しい機種を目指して作られたと思われる本機は、目押しの難易度を下げる方法として、「1コマ減らして、ゆっくり見える」事を選択したのです。

勿論、図柄の透過性を高める方法や、図柄自体を大きくする方法などもありますが、恐らく「業界初」という独自性を出したかったのだろうと思います。

が、コレが大不評!

僕も打ちましたが「酔う」んですよ。

正確に言うと「酔いそうになる」んです。

リール一周の回転速度が、完全に身体に染み込んでいる人にとっては「違和感」でしかなく「気持ち悪い」としか言いようがありませんでした。

その上、引き込み範囲が3コマ(通常は4コマ)になっていましたので、目押しが「楽」になったとは思えないんですよね。

それに、本機で目押しが必要となるのは、リプレイ外し時の三連図柄を狙う時だけ。

通常の速度で三連図柄が押せない方は、多少回転速度が落ちたところで、やっぱり押せないんじゃないかと思うんですがね。

 

 

 

 

 

 

 

液晶搭載

 

もう一つの特徴としては、液晶搭載機であった事です。

液晶の位置はデュエルドラゴン同様、ストップボタン上部。

この液晶内で「リールが回転」します。

液晶内のリールは、初代花火がそのまま再現されており、通常リールと連動し、液晶内のリールも止まります。

この為、通常リールは普通の出目なのに、液晶内でリーチ目が出ていて「入っている」という事があり、そこも、売りの一つだったようです。

初代花火は、2コマ目押しを通常時から常に強いられますので、目押しが苦手な人にも、花火の面白さを知って欲しいという気持ちから作られたのかもしれません。

が、正直言って全然面白くなかったです。

花火は花火、親方は親方で作った方が、余程面白かった可能性が高いです。

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

酷評していますが、それも仕方ない仕上がりだったと思います。

前回のクレイジーレーサーでも書きましたが、個人的には、アルゼの衰退を感じざるを得ない機種の一つとなった機械でした。

本機からは、サミーが連発する「業界初」というワードに、アルゼが、間違った方向に爆走していた印象を強く感じましたね。

 

 

ほとんど動画がなかった(汗)

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