こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第120弾「北斗の拳」の登場です。
説明不要の大人気機種。
歴代販売台数NO.1を誇るモンスターマシン。
今更、ゲーム性うんぬん、システムうんぬんは必要ないとは思いますが、流石に、六地蔵やチバリヨ沖縄を書いておいて、北斗を書かない訳にはイカないでしょう。
ご存知の事ばかりでしょうが、今一度、簡単に振り返っていきましょう!
基本情報
■メーカー
サミー
■発売時期
2003年11月
バトルボーナス | 機械割 | |
---|---|---|
設定1 | 1/389.1 | 96.5% |
設定2 | 1/365.3 | 99.4% |
設定3 | 1/343.5 | 102.3% |
設定4 | 1/320.8 | 105.9% |
設定5 | 1/291.7 | 111.0% |
設定6 | 1/251.7 | 119.7% |
特徴
・Cタイプ(JACKゲームが一回)
・ST機
・モードタイプ
・自力連チャン
・タイアップ
・2チェが熱い
・小役を数える
Cタイプ
本機には所謂「BIG」が存在せず、あるのは「バトルボーナス」と名付けられた、JACKゲームが一回(+AT10ゲーム)のボーナスがあるだけ。
その為、単発で終われば、100枚ちょっとで終わってしまう。
しかし、そのバトルボーナスが連チャンする事で、大きく出玉を伸ばす事が出来る。
まぁこの辺は、今更感満載の説明となるが、一応、ね。
連チャンする要因は「ストック機」だから。
バトルボーナスという名のジャックゲームが、内部的に1/32でストックされ、それが連チャンが続く限り放出される。
その連チャンに上限はなく、継続抽選に当選し続ける限り続く為、10連・20連・30連と続く可能性がある。
なので、バトルボーナス一回では100枚程度しか獲得出来ないが、それが連チャンする事で、一撃数千枚の可能性を秘めているのが、本機最大の特徴である。
モード
本機はモードにより管理されており、モードの数は全部で6つ。
名称は色々あるが、
「低確・通常・高確・前兆・赤7・北斗」が一般的だろうか?
このうち、前兆モードに入れば、32ゲーム以内に「当たり」となり、めでたくバトルボーナスに突入する事になる。
また、赤7・北斗モードに移行すると、いきなり当たる事になるのだが、その確率はかなり低い。
各モードは順番に上がる事もあるし、一気に飛びに越える事もある。
モードの移行は、対象小役を引く事により行われるが、有名なのは、2チェ。
低確or通常にいたとしても、1/4の確率で前兆モード(当たり)に移行出来る。
また、高確モード滞在時に2チェを引いた場合は、100%前兆モードに移行する。
モード移行契機は、細かい数字を無視すれば「チャンス目・スイカ・チェリー」を引いた時に上がり、リプレイで下がると言う認識でOK。
チャンス目は、上記したジャックゲームが内部的にストックされる時の一部で発生。
スイカには「強と弱」があり、当然「強」の方が期待出来る。
チェリーに関しては、4チェはほぼ「無風」と思って構わないレベルなので「2チェ鬼熱」で良い。
連チャン
連チャンは完全に「自力」
設定差はなく、自らのヒキにより、単発で終わる場合もあれば、20連以上する場合もある。
但し、継続率は一定ではなく、内部的に「66%・79%・84%・88%」の4段階に振り分けられる。
振り分け率は
継続率 | 赤7揃い | 北斗揃い |
---|---|---|
66% | 58.93% | 0.04% |
79% | 37.93% | 0.04% |
84% | 1.95% | 61.96% |
88% | 1.17% | 37.93% |
と、なっており、北斗揃いが熱いと言われる要因はここにある。
北斗揃いならば、ほぼ84%以上の継続率だと思って差し支えない。
また、7or北斗図柄を揃えた時の「オーラの色」により、継続率をある程度推察する事も可能。
色は「白・青・黄・緑・赤・レインボー」の6種類。
7or北斗揃い程、明確ではないものの、緑色以上であれば、79%以上の期待が持てる。
後、演出面で、継続率79%以上が選択されいる事を示唆してくれる場合もある。
代表的なのは、
「レイ出現」(79%以上確定)
「パンチをトキで避ける」(84%以上確定)
など。
しかし、勘違いしてはならないのは、あくまで「率」であると言う事。
66%継続で連チャンする事もあるし、88%継続で単発で終わる可能性だってある。
あくまで「確率」のお話。
まぁ、試行回数を重ねれば、確率通りに収まる事は間違いないのだが、一日単位、ましてや一回のバトルボーナス単位で考えれば、ブレが大きくなる事は、覚悟せねばならない。
設定差
本機の設定差は、
①モード移行率
②小役確率
の、二点。
①のモード移行率は、簡単に言えば「高設定ほど、上位モードに上がり易い」と思って貰えれば良い。
特に設定6は、一枚抜けた存在で、上位モードに上がり易い。
設定5も4以下と比較すれば上がりやすいので、狙い目となる。
また、バトルボーナス終了時のモード移行先にも設定差があり、ここでも設定6が一枚抜けており、1/2近くの確率で、いきなり高確スタートなる。
その為「バトルボーナス終了⇒何も引いていないのに当たる」パターンが結構ある。
この「何も引いていない」は、厳密には間違いで、チャンス目で当たる確率が、高確の場合1/4である為起こる現象。
全ゲーム変則打ちしていれば看破出来るのだが、僕のように「演出が起こらない時は順押し」で消化している場合「謎当たり」が発生する場合がある。
この「謎当たり」が多いのも、高設定の特徴となる。
そして、②の小役確率だが、コレは有名だろう。
設定差があるのはチェリーとスイカ。
チャンス目にもほんの少し設定差があるが、判別に使用出来る「差」ではない為、無視でOK。
チェリーを2チェと4チェで分けて数える方もいたが、基本的に「チェリー」一括りで構わない。
単純に「よく揃う程高設定の確率が高い」ので、シンプルに沢山揃う台が良いと考えて良い。
2020年の今の時代にも繋がる「通常時に小役を数える」という、勝ち組必須の作業だが、世に浸透するキッカケになったのが、この北斗の拳からなのである。
演出
本機がメガヒットした理由は、上記バトルボーナスの斬新さや、一撃が期待出来る出玉性能もあったとは思うが、一番の要因は、
「製作者の北斗愛」
では、ないだろうか?
タイアップものと言えば「とりあえず名前は使ってます」みたいなモノも多い中、本機は、原作の世界観を非常に上手くパチスロに融合させている。
製作者陣営は北斗の拳を熟読し、原作をこよなく愛していたであろう事が、ひしひしと伝わってくる出来栄えだった。
また、ジャックゲーム一回だけのバトルボーナスを、アレ程までに熱く盛り上げるボーナスに昇華させた技量は、感服の一言である。
バトルボーナスの連チャンが出玉に直結する訳だし、その連チャンが自力なのだから、毎度毎度、手に汗握って画面を注視するのは当然である。
3ゲーム目には「青・青」と祈り(ケンシロウが攻撃で継続確定)
5ゲーム目には「パンチ・パンチ」と祈り(パンチで終わる確率は10%)
6ゲーム目には「避けろ・避けろ」と祈り(ラオウの攻撃を避ければ継続確定)
8ゲーム目終了時には「雲・雲」と祈り(雲が動いていれば継続確定)
全てが終わった後も「ケーンっ!」と祈りながらMAX BETボタンを叩く。
いやいや。
僅か8ゲームの間に、脳汁ポイント満載である。
う~ん、素晴らしい。
立ち回り
本機の立ち回りは「高設定狙い」一本である。
天井は深い上に、ほぼ単発で終了するので全く意味がない。
そして、ゾーンを狙うなどの、限定ハイエナも出来ない。
強いて言えば、高確モードが落ちていれば拾う事ぐらいだろうが、現実的でない。
なので、設定5or6狙いを徹底するのが本筋である。
設定推測も、地道に小役を一つずつ数えていくのが王道。
設定6狙いの場合は、モード移行率も大きく設定推測に役立つか、設定5の場合は、その効果は限定的。
2,000ゲーム以上はデータを取り、そこで複合的に判断するのが一般的だろう。
とは言え。
3,000ゲームも回した挙句「低設定でした」となると、一日の半分がそこで終わってしまう。
信頼出来るイベントや、一点読みが効くお店など、他の要素と合わせて狙う事で、率を上げる必要がある。
幸いにして、本機の人気が沸騰してからは、熱いイベントに事欠く事はなかった。
個人的にも、お世話になった機種の代表格である。
動画は結構あるけれど、良い動画がない。
なので、ネタ込みで、台湾で打っているという動画を貼ってみます。
7図柄と、北斗図柄の横に目印が貼ってはるところが、思わず、3号機のミラクルを思い出してしまいました。