2003年9月も、残すところ後二日。
現時点での収支は、何と+26K。
吹けば飛ぶ程の、微々たるプラス。
ソレもコレも、愚かな乱れ打ちを繰り返し、二日で112Kも負けているからである。
四日前のブログの最後にも書いたが、今の僕がこの時の銀猿くんの師匠ならば、間違いなく「引退」をお薦めする。
正直なところ、自身で今振り返ってみても、この時の僕は「専業者」を名乗れるだけの打ち手ではなかったと思う。
このままマイナス収支に転落し、素直に引退した方が自身の為ではないだろうか・・・。
では、第563話をご覧ください。
良かったのか悪かったのか
9月29日
懲りずに今日もF・S店。
いくら自分が乱れ打ちした結果の大敗とは言え、ここまで-80Kを刻んでいるお店である。
そこまで良いお店だったのだろうか?
今日の狙いはキンパル・・・ではなく、ドロンジョ。
大敗が続く中、一昨日に「上の方」と思わしき台を打っている機種。
現時点での最新機種でもあり、お店側が力を入れてきてもおかしくない。
設定推測が難しい機種だが、ピンポイントで狙い撃ちするではなく、少し大きく見て「上の方か下の方」という感覚で狙ってみる。
但し、闇雲に打っていては、またぞろ惨敗を喫してしまうので、狙いは一台に絞る。
と、言うか、狙いが一台に絞れたから打つ気になったと言うのが正解。
10時開店。
14・5番目程度から入場し、一目散にドロンジョのシマへ。
到着すると先客がおり焦ったが、自身の狙い台は無事空き台。
携帯を投げ入れ、予定通り狙い台は確保出来た。
開店チェックから缶コーヒー購入の一連の流れを経て、抑えた台に戻り、いざ勝負開始!
この台はART機なのだが、抽選のタイミングがART中以外全てである事。
そして、BIGと比べて、ARTの初当たり確率に大きな設定差がある事から、Aタイプに近い感覚で打っていた。
単純に、ARTの初当たり確率が良い台=高設定の可能性が高い台と考えて立ち回る。
とにかく「当たり」が大切だと思いながら打ち始めると、最初に引いたのは投資7K目でBIG。
確率を考えれば、かなり早い。
一応、BIGにも設定差があるので、コレはコレでありがたい。
BIG終了後。
高確固定の50ゲームでは何も起こらず。
そして、高確平均継続ゲーム数である94ゲームを過ぎても何も起こらず。
まぁ、仕方あるまい。
最初に引いたBIGの出玉はペロリと飲まれしまったが、この程度ではヤメられない。
ここは当然続行を選択。
そのまま打ち続けると、追加投資5K。
総投資12K目で再度BIG。
何故か、薄い方が簡単に当たる。
二回目のBIG終了後。
今度の高確は如何に?
と、思っていると、液晶が何やらザワザワ。
この流れは「当たりかな?」と思い始めた60ゲームを過ぎた付近で、見事にドロンジョ一味を撃破し、無事ドロンボーナス降臨!
しかも、出てきたボーナスは「青い方」
スーパードロンボーナスゲットである。
意気揚々と100ゲームを消化。
お次は連チャンに期待すると、ここも見事に1/2の抽選をクリアしたらしく、無事に連チャンをゲット!
この連チャンが都合4連まで続き、一気にまとまったコインを獲得する事が出来た。
ここまでは言う事なしの展開。
少々出来過ぎ感を感じるが、勿論、何の文句もない。
この時点では、
「引退はまだ先かなぁ?」
なんて、悠長な気分でいたのだが・・・。
上手くいったのはここまで。
ここから女王様のご機嫌は、すこぶる悪くなってしまう。
とにかく当たらない。
全然当たらない。
何にも当たらない。
900ゲーム程ハマッた後、BIGを一度引いた以外、何も当たらない。
設定推測で最も大切な、肝心要のドロンボーナスなんて、あの一度以外なしつぶてだ。
結局、滑り出しで得た全てのコインは、きれいさっぱり無くなってしまった。
さて。
全てのコインが飲まれた時点で、この台からは当然の如く撤退となる訳だが、お次をどうしようか?
まだ少し早いが、ラッキー&ボギー店に向かってハイエナ策か、それとも、月間収支+14Kの状態で明日を迎え、今年二度目となる、引退を賭けた運否天賦の勝負に身を委ねるか・・・。
まさか、朝イチの状況から考えて、一気に出玉を飲まれるとは露程も思っていなかったので、ここは一つ、遅め&長めの昼食を摂り、考える事に。
一時間半程の昼食休憩を摂り、出した結論は「ハイエナ回遊」
ここ最近の惨敗っぷりから、この時点で設定を追っての立ち回りは出来ないと判断した。
ラッキー&ボギー店に向う前に、一度F・S店の店内を確認しようと立ち寄ったところ、ここで、良かったの悪かったのか、奇跡が起こる。
ブラッと店内を一周すると、一台の空き台に目が止まった。
機種はキンパルで、現在、800ゲーム程ハマッている。
そもそもハイエナ向きの台でない事は承知しているが、ボーナス確率を確認すると、昨日、今日合わせて、設定1でもかなりボーナスがストックされていても不思議ではない数字が出てきた。
コレは見過ごせないだろう。
ハイエナをすると決めた直後に、このレベルの台だ。
別に、ラッキー&ボギー店でなくてもハイエナは出来る。
まずは、この台を消化してから店舗移動する事にする。
ドロンジョでの負けを「幾ばくかでも回収出来れば」と、打ち始めると、投資5K目。
カエル4連から、少し間を置いてバウンドストップと言う、黄金パターンが決まり、気持ち良くボーナスゲット。
出てきたボーナスがBIGで安心していると、ここから一気にボーナス連打!
BIG×4・REG×2の一撃6連チャンで、このハイエナは見事成功とあいなった。
だが、ここで悩ましい問題が発生。
BIG中のハズレが少ないのだ。
BIG4回で、ハズレが4回しか出ていない。
ここ最近、このパターンで何度も煮え湯を飲まされてきたので、もう追うのは御免こうむりたい気持ちもあった。
だが、目の前の台が高設定である可能性があるのに、イモを引いてブン投げるのは、戦術的に「違う」と言う気持ちもある。
本日二度目のシンキングタイムとなったが、考えた結果は、
「続行」
で、ある。
最近の結果にビビッて、目先の勝ちを拾いに行って何になる?
高設定の可能性があるのならば、そこはやはり「追う」べきだろう。
そう決めて打ち続けると、結果は「当たり」
BIGの回数を重ねても、必要以上にハズレ確率は悪化しなかった。
最初の4回からすればやや下がったものの、ハズレ確率は設定5の近似値をキープ。
その上、ストックされていたボーナスも想定通りあったらしく、まずまずの出玉を吐き出してくれて、納得の収支をもたらしてくれた。
結局、キンパルでの収支は+34K。
ドロンジョと合わても、+22Kでフィニッシュとなった。
ドロンジョで全ての出玉が飲まれた時は、流石に引退を覚悟したのだが、コレは「まだ続けろ」って暗示なのか?
ともかく、土俵際で踏みとどまる勝利となった。
店舗 | 機種 | 収支 |
---|---|---|
F・S店 | ドロンジョにおまかせ | -12K |
キングパルサー | +34K |
小計 | 月間計 |
---|---|
+22K | +48K |