こんばんは!銀猿です。
ヴィクトリアマイルの枠順が決まりました。
傾向分析では、
・上がり5位以内
・短縮ローテ
・中距離実績
をポイントに挙げました。
では、出走馬を一頭ずつ見ていきましょう!
全頭診断
1番 デアリングタクト
松山騎手 前走 QE2世C 3着
史上初の無敗の牝馬3冠馬。
2年前のJCでは当時現役最強のアーモンドアイ、無敗の3冠牡馬コントレイルに次ぐ3着。
短縮ローテであり、中距離実績も申し分なし。
国内では全て上がり1位or2位で走っており、上がりの面でも申し分なし。
通常であればド本命でおかしくない馬だが、ご承知の通り、故障による1年の休養明け。
最も気になるのは、陣営が口を揃えて言う、
「ピッチ走法になってきた」
という言葉。
個人的には、馬が故障を経験し、全力で走るのを怖がっているのでは?と思ってしまう。
ともかく、無事に走り切って欲しい。
2番 ソングライン
池添騎手 前走 135G3 1着
メンバー中上がり上位の脚は使えそうだが、1,400ベストのマイルも許容範囲の馬という認識。
左回りに良績が集中しており、府中のマイルは歓迎。
雨が多少なりとも残る影響で、少しタフになる可能性が高いことを考えると、スタミナ面に不安を感じる。
必要以上に人気しそうな点もマイナス。
鞍上はGⅠで喜んで買える騎手だが、今回は積極的には買いたくない。
3番 メイショウミモザ
鮫島克騎手 前走 阪神牝馬S 1着
前走は、内・前有利なレース質に上手くハマッたとは言え、見事な完勝。
マイル路線に切り替えて、一気に花開いた感。
だが、元々1,200mを主戦に戦ってきており、上がり上位の脚が使えるとは思えず。
今回の好走想定馬のイメージとは異なる。
4番 マジックキャッスル
戸崎騎手 前走 阪神牝馬S 5着
近走は不振が続いているが、前走は内・前有利なレースを後方から上がり2位の脚を使い5着。
ヴィクトリアマイルはリピーターがよく走るレースであり、要注目の一頭。
2着が多い馬なので単勝は買いづらいが、複勝orワイドの相手としては魅力的。
5番 ソダシ
吉田隼騎手 前走 フェブラリーステークス 3着
桜花賞でレコード勝ちしているように、時計が速くなってもOK。
芝のマイルは3戦3勝。
東京マイル重賞も勝っており、札幌記念勝ちで中距離実績もある。
人気になるのも頷ける戦績だが、速い上がりは使えない。
かなり前に有利な馬場&展開にならないと厳しいと見る。
応援馬券で単複はかなり売れるだろうから、妙味も薄そう。
余程のことがない限りは買わない予定。
6番 ディヴィーナ
武豊騎手 前走 豊橋S 1着
このレースを連覇しているヴィルシーナの仔。
強運の持ち主、大魔神佐々木オーナーの持ち馬。
話題には事欠かない馬だが、3勝クラスを勝ったばかりでは荷が重い。
来年のこのレースで注目。
7番 レシステンシア
横山武騎手 前走 高松宮記念 6着
ソングライン以上に1,400mのスペシャリストなイメージがあり、タフなレース質になると厳しい印象。
ソダシ同様、トラックバイアスの味方が必要。
但し、ソダシと違いこちらは人気がないので、内・前有利な極端なバイアスが発生した場合は、俄然食指が動く。
8番 クリノプレミアム
松岡騎手 前走 福島牝馬S 2着
近2走1,800mで連続好走。
短縮ローテでもあり、少し面白い一頭。
指数が出てば、複勝orワイドの相手として一考。
9番 アブレイズ
菅原騎手 前走 福島牝馬S 9着
短縮ローテであり、中山牝馬S2着の実績があるが、東京マイルで上がり上位の脚が使えるイメージはない。
静観。
10番 ローザノワール
田中勝騎手 前走 中山牝馬S 9着
陣営から逃げ宣言が出ている馬。
テンの1Fは速いので、ガンガン押していけば逃げられるだろう。
・・・以上。
馬券圏内に逃げ残るイメージはない。
11番 ファインルージュ
ルメール騎手 前走 東京新聞杯 2着
距離が長かったオークス以外は崩れていない。
秋華賞2着の中距離実績と、前走、牡馬混合マイル重賞2着で実績面はOK。
メンバー中上位の上がりが使える可能性もあり、ここは好走条件が揃った印象。
同じキズナ産駒であり、同じ4歳馬でもあるソングラインと似ているように言われるが、こちらは1,800mも走れるマイラー。
ソングラインとの比較なら、このレースであればこちらを上位に取る。
本命候補。
12番 ミスニューヨーク
M.デムーロ騎手 前走 中山牝馬S 3着
前走は内をピッタリ回り、その内がポッカリ空くと言う、願ってもない展開。
それでいて3着敗退は物足りない。
静観の予定。
13番 レイパパレ
川田騎手 前走 大阪杯 2着
川田騎手が会見で言っていたように、待ちに待ったマイル戦への参戦。
鞍上はかなり色気があるハズ。
中距離実績が求められるレース質で、かつ、渋った馬場になれば、この馬に向く条件が揃っている。
この枠ならば、自然とやや差しに回る位置取りになりそうで、その点もプラス。
嫌な材料は、どうやら一番人気になりそうな点。
ソダシとデアリングタクトがどれだけ票を集めるか?だが、単勝3倍台前半になるようなら妙味は薄い。
GⅠ四天王の一角を占める川田騎手だが、過去5年、GⅠで一番人気騎乗時は「3-2-3-9」。
勝率17.6%で単勝回収率42%と低迷。
本命候補の一頭に違いはないが、あまり人気するようなら見送る予定。
14番 アカイイト
幸騎手 前走 大阪杯 10着
近3走、牡馬相手に中距離で戦ってきており、メンバーが揃った今年のヴィクトリアマイルでも、この馬にとっては相手弱化。
位置取りはかなり悪くなるだろうが、先週のような馬場であれば、届く可能性は十分ある。
頭では買いづらいが、相手候補としてなら魅力的。
15番 アンドヴァラナウト
福永騎手 前走 阪神牝馬S 2着
前走は、内・前有利なバイアスに乗り2着好走。
愛知杯以外は崩れておらず、堅実に走ってくるタイプ。
あまり速い上がりが使えないのが気がかりも、外枠で差しに回る位置取りになれば、ローズSの再現も。
人気もなさそうで、オッズ妙味を感じる一頭。
16番 デゼル
藤岡康騎手 前走 阪神牝馬S 3着
まだ前々日発売の段階だが、12番人気は本当だろうか?
前走は、内・前有利の馬場を、大外を回して上がり3位の脚を使い3着。
愛知杯3着では、中距離実績「ある」とは言えないが「ない」とも言えない。
大抵の馬で後ろからいく鞍上なので、じっくり溜めて直線一気の競馬になるのは明白。
後は、ハマるかハマらないかだけで、本当に12番人気なら食指が動く。
最も複勝を買ってみたい馬の一頭。
17番 シャドウディヴァ
坂井騎手 前走 金鯱賞 12着
アカイイト同様、近走は牡馬相手に中距離を使われてきており、馬柱ほどどうしよもない馬だとは思わない。
ただ同じ穴馬を買うなら、他に魅力的な馬が複数いるので手が回らない。
今回は差しに回るのはほぼ間違いないので、最後の直線は伸びてくるとは思うが。
18番 テルツェット
レーン騎手 前走 中山牝馬S 5着
短縮ローテであり、1,800m重賞勝ち実績もある。
前走もかなり大外を回しながら、上がり最速で5着。
しかも斤量は56.5kgだった。
今回は55kgで走れる上、好走馬のイメージに合致するタイプ。
加えて人気もなさそう。
デゼルと共に、最も複勝を買ってみたい馬の一頭。
現時点での評価
単勝候補は
11番ファインルージュ
13番レイパパレ
の、どちらか。
6強と呼びたくなる前々日のオッズだが、他の4頭の単勝は考えない。
複勝orワイドの相手として買うなら。
4番マジックキャッスル
14番アカイイト
15番アンドヴァラナウト
16番デゼル
18番テルツェット
最終決断は、土曜の馬場と指数を確認して、明日決めます!