こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第29弾、「サンダーV」の登場です。
「予告音」・「リール消灯」・「フラッシュ」と、メーシーにとって、フラッシュ搭載機第一弾とは思えないクオリティの高さで、音と光を巧みに使ったチャンス予告の数々が、ファンを魅了しました。
花火と双璧をなし、ノーマルAタイプ随一の名機と名高い本機。
ファンが多く、銀猿なんかよりも全然詳しい方が多数いらっしゃるでしょうが、ここは懐かしむきっかけとしてお読み下さい。
スペック
■メーカー
メーシー
■発売時期
1997年12月
BIG | REG | 機械割(フル攻略時) | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/292.6 | 1/431.2 | 99.0% |
設定2 | 1/273.1 | 1/431.2 | 102.6% |
設定3 | 1/260.1 | 1/399.6 | 106.2% |
設定4 | 1/248.2 | 1/372.4 | 109.9% |
設定5 | 1/244.5 | 1/303.4 | 113.5% |
設定6 | 1/240.9 | 1/256.0 | 117.2% |
出典 まのブログ様
チャンス予告
上記した通りサンダーには、「予告音」・「リール消灯」・「フラッシュ」と、今では当たり前となったチャンス予告演出が盛り込まれていますが、当時では斬新な演出方法であり、多くのファンを獲得しました。
個人的なんですが、特に「予告音の曖昧さ」が良いんですよね。
普通にハズレでも出ますが、ボーナス成立時の方が発生率は高い(体感)ので、ほんのチョット熱くなれますし、リプレイが揃わない事が確定するので、リプレイ外れ目が2確になる点が好きでした。
僕は、通常時の小役狙いは左リール枠上にVを狙っていたので、「予告音+左上段V+消灯」という、普通に出るけど、結構ドキドキ出来る熱さがたまりませんでした。
多分、このチャンス予告の組み合わせと、狙うポイントでの熱さを語り出したら、それこそ十人十色、千差万別で、朝まで大盛り上がり間違い無しです(若干言い過ぎ)
小役狙い&リプレイ外し
この時期のスロットは、「大量リーチ目+技術介入+甘い機械割」が三種の神器でしたが、サンダーも当然全てを備えていました。
小役狙いは色々ポイントがあるでしょうが、ポピュラーだったのは、上記した「左枠上V狙い」or「左枠内チェリー付き7狙い」でしょう。
僕は以前にも書いた通り、選べるなら、左上段にボーナス絵柄が止まる形を選択するので、左にVを狙ってましたが、こちらも「十人十色」だと思います。
リプレイ外しは難易度が高く、ビタ押し必須となります。
リプレイがテンパイしたラインに、Vの下のベルをビタ押しです。
以前出てきた大花火と比べれば、プレッシャーは少ないですし、ルパン三世と比べれば同じビタ押しでも難易度は低めですが、そこはビタ押しですから、普通の人には簡単ではありません。
この「普通の人には簡単ではない」ところが、当時のプロやセミプロに支持された要因の一つでもありました。
設定判別
サンダーでは、先日出てきた「減算値判別」は使えません。
ルパン三世と同じで、小役カウンターは搭載されており、小役確率も高低で大きな差がありますが、減算値に設定差がない為、減算値判別は出来ません。
ただ、BIG中のベル確率とハズレ確率に、下記の様な差があります。
ベル | ハズレ | |
---|---|---|
設定1 | 1/2.21 | 1/3.63 |
設定2 | 1/2.12 | 1/3.91 |
設定3 | 1/2.05 | 1/4.17 |
設定4 | 1/1.97 | 1/4.54 |
設定5 | 1/1.91 | 1/4.90 |
設定6 | 1/1.84 | 1/5.43 |
その差はそれ程大きくはありませんが、試行回数を重ねて、ボーナス出現率やお店の状況などを加味すれば、十分「使える数値」でした。
その為、サンダーにのリプレイ外しには、「BIGの獲得枚数を増やす」以外に、「設定判別に必要な試行回数を増やす」という、それはそれは重大な役割があります。
ですので、「大花火と比べれば、プレッシャーは少ない」と書きましたが、実はまぁまぁなプレッシャーがあったりします(どっちやねんっ!)
ちなみに、リプレイ外しを行った際、ハズシが成功した場合はフラッシュが発生します。
その為、フラッシュが出ない場合は「ハズレ」としてカウントする必要がありました(重要)
まとめ
花火を「プロ育成マシン」と言いましたが、このサンダーも、もう一段上の「プロ育成マシン」でした。
クランキーコンドルから始まったアルゼ帝国は、この両機種で地盤を固め、大花火で絶頂をむかえます。
殆ど基本的な事しか書けていませんので、この記事を読まれた後は、お酒片手に、サンダーの熱さを存分に語り合って貰えると嬉しいです。
※裏物と書いてますが、全然分かりません。
音やフラッシュを見て懐かしむには、十分な動画です。