こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第106弾「マジックモンスター」の登場です。
と、マイナー機種が続いていたが、ここで少しはネームヴァリューのある機種が登場。
大人気機種だったとは言わないが、前身機であるトリックモンスターもまずまずの設置台数だった。
パチスロの歴史を振り返った時に、必ず名前が挙がる機種ではないが、何となく覚えている方も多い機種。
そんな、何とも言えない微妙な立ち位置の台だと思われる本機。
こういう機種が、一番振り返る値打ちが高いように思うのだが、どうだろうか?
では、振り返っていきましょう。
基本情報
■メーカー
オリンピア
■発売時期
2003年5月
BIG | REG | 機械割 | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/344 | 1/344 | 94.0% |
設定2 | 1/318 | 1/318 | 97.5% |
設定3 | 1/300 | 1/300 | 100.4% |
設定4 | 1/275 | 1/275 | 104.9% |
設定5 | 1/243 | 1/243 | 111.7% |
設定6 | 1/202 | 1/202 | 119.0% |
タイプ
本機にはBIGとREGが搭載。
BIGは、JACKゲームが通常の3回あるパターンなのでAタイプ。
内部的に成立したボーナスは、一旦全て内部に貯められるのでストック機。
なので、A+ST機となる。
ゲーム性
内部的には、ややアラジンAに近いイメージ。
だが、前回の「陸奥一番星 ≒ サラ金」程、似通っている訳ではない。
五つのモードで管理されており、そのモードを行き来する事で、ハマリと連チャンを演出するゲーム性。
モード移行契機は、
①純ハズレ
②マジックメーター満タン
③4枚チェリー成立時
④おばけ成立時
⑤中段(2枚チェリー)成立時
以上が、モードが「上がる」契機となっている。
①の純ハズレはボーナスを一つ放出した後、100%高確ショートに移行する。
②のマジックメーターは、8枚役である「月図柄」成立時の1/4.85でメータが一つ上昇。
7回上昇でモード移行抽選が行われる。
約320ゲーム程度で満タンになり、モードの移行先には設定差があるが、必ずしも設定順と言う訳ではない。
移行先は、単発モードが多いが、高確ショートへは、それなりに期待出来る。(約13%~25%)
高確ロングへは一律0.78%なので、当たれば超ラッキーと言ったところ。
③の4枚チェリー成立時は、設定差がなく、一律0.78%で高確ショートへ移行する。
こちらも当たれば超ラッキーだが、同じ確率で当たるのなら、②で高確ロングが良いに決まっている。
④のおばけ成立時は、制御により「ハズレ目・チャンス目・お化け揃い」の三種類に分類。
②のマジックメーター満タン時よりも期待が高く、高確ショートは勿論、ロングへの移行も期待出来る。
ここが一番設定差が大きく、設定推察の判断材料となる。
但し、ハズレ目の時には、特定演出が起こらないので、100%看破は難しい。
ある程度、感覚に頼る部分が出てくる事になる。
⑤の中段(2枚チェリー)は激熱となる。
成立確率は1/6498。
GODよりは引きやすいが、それでも低い確率に変わりはない。
特典は、1/2で高確エクストラモードへ突入。
もし移行しなかった場合は、ボーナスを一つだけ放出して、通常モードへ移行する。
この1/2の差は大きい。
あまりに大き過ぎる。
まさに、高低差があり過ぎて、耳がキーンッ!となるレベルである。
モード
モードは全部で5つ。
通常モード
通常と名前が付いているが、ほぼボーナスの放出が期待出来ないハマリモード。
上記移行契機役を引く事を、ただひらすらに待つ事になるが、普段はほぼここにいる。
単発モード
移行すると、天井が32ゲームのRTに突入。
即ち、1~32ゲームの間に、必ずボーナスが放出される。
ボーナス放出後は、必ず通常モードへ移行。
しかし、モード滞在時に、上記①~④のモード移行契機役を引くと、高確ロングへ移行する可能性がある。
4チェは相変わらず0.78%なので期待出来ないが、マジックメーターとお化け成立時は約1/3。
純ハズレ時は100%移行。
高確ショート
ここからがアラジンに似ている点。
殆どのゲームで解除抽選が行われ、平均ボーナス放出数は、約2~3.3個。
おおよそ設定に順ずるが、ショートの場合は、設定2と4の方が、設定3と5よりやや平均放出個数が多い。
この辺りは、当時のトレンドに乗っている感じ。
また、単発モード同様、高確ロングへの移行もある。
条件、確率は単発モードと同じ。
高確ロング
ロングと言うぐらいなので、ショートよりも平均放出個数が多く、約4.5~6.2個となる。
ここでは、奇数の方が放出個数が多くなるが、この辺も当時の流行り通り。
高確エクストラ
中段チェリーの1/2で移行してくる事は前述通り。
スーパーアラチャンには遠く及ばないが、全設定で、平均10個のボーナスを放出。
約1/13,000の難関をくぐり抜けた割には、見返りが小さいか??
立ち回り
ヒラで立ち回るには、少々難しい機種。
お化け成立時のボーナス放出率から設定差を見抜きたいが、ハードルが高そう。
全体的に設定6は看破出来る可能性が高いが、それでも「丸分かり」には程遠い。
設定6以外の機械割もそれ程高くなく「喰っていける機種」とは縁遠い機種だろう。