こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第67弾「マリーンバトル」の登場です。
ミズホから発売された大量獲得機。
同グループの大量獲得機の先輩である、B-MAX・大花火とは少々毛色が異なった本機。
どちらと言えばマイナーな印象が残る機種ですが、皆さんはどうですか?
では、早速振り返っていきましょう。
スペック
■メーカー
ミズホ
■発売時期
2000年4月
BIG | 機械割 | |
---|---|---|
設定1 | 1/409 | 96.0% |
設定2 | 1/381 | 98.9% |
設定3 | 1/356 | 102.5% |
設定4 | 1/327 | 108% |
設定5 | 1/277 | 118.6% |
設定6 | 1/240 | 125.8% |
タイプ
本機はA-700。
A-600ではなく「700」と銘打ったところに、この機種のコンセプトが現れている。
ここ最近、このブログに登場していた機種はAT機が多く、BIGとREG以外に、何らかの「付加価値」がついている機種が多かったが、本機はシンプルにボーナスのみ。
・・・いや、違った。
他の機種のように「足し算」ではなく、この機種は「引き算」。
「ボーナスのみでシンプル」ではなく「BIGだけしかない」機種である。
「BIGのみ」という機種は多く存在するが、その殆どがBタイプと呼ばれる、JACKゲームが少ないもの。
本機はJACKゲームが三回ある、通常の「Aタイプ」。
しかもA-700と謳っている通り、大量獲得タイプなのが、なかなか稀有な存在。
特徴
最大の特徴は、BIGの平均獲得枚数が約650枚ある事。
同じグループの大量獲得機の二大巨頭である、B-MAXが約560枚、大花火が約600枚前後である事を考えると、その獲得枚数の多さが際立つ。
平均獲得枚数の高さを実現している要因は「シフト持越し機能」を搭載している点にある。
大都技研のバンバンに初めて搭載された機能で、ボーナス中の小役ゲームを、必ず完走出来るというもの。
この機能のお陰で、獲得枚数が大幅に増加。
偉大な「兄貴たち」を超える、平均獲得枚数を実現する事に成功した。
評価
まずは一般市場の評価だが、比較対象が上記の「兄貴たち」である、B-MAXや大花火となりがちなので、相対的に低かった印象が強い。
本機は技術介入要素を限界まで下げる事によって、目押しが苦手なユーザーにも、大量獲得タイプのパチスロを楽しんで貰おうとする意図が見えた。
2019年現在では、ソレは「当たり前」の事かもしれないが、本機が発売されたのは2000年。
時は技術介入全盛の時代。
目押しが上手いスロッターが、最も偉いとされる時代の名残を残す時期。
正直「物足りない」というイメージが先行していたのではないだろうか?
当時の若者に受け入れられない機種は、人気機種にはなれない運命位だったので、マイナーな印象に終わってしまったのも致し方なかったのだろう。
もう一つ、人気に今イチ火が付かなかった理由は「無駄に演出が長い」という点が挙げられる。
今のパチンコ程ではないが、既にハズレる事が濃厚な状態で、延々と4thリール演出を見せられ続けるのは、苦痛でしかない。
この演出がキャンセル出来れば、もう少し、市場の評価も高まったかもしれない。
市場とは別に、個人的評価だが、評価も何も一度しか打っていないのでコメントが難しいのだが、本機を打つ機会が少なかった理由は明白。
本機が発売される二ヵ月前に、デュエルとグランシエルが世に出てきたからである。
同時期にこの二機種が世に出てきた以上、マリンバの出番は回ってこないわな。
まとめ
如何だったでしょうか?
またまた酷評してしまいましたが「誰でも簡単に大量獲得」と言うコンセプトは、その後のパチスロ業界の流れを見れば「正解」でした。
ただ、ほんの少し時期尚早であった事が、ヒットに至らなかった原因だったと思います。
目の付け所は悪くなかったんですけどねぇ。
丁寧に打ち方を教えてくれます。
中押しはチト面白そうですね。