異様に緊張するな　パチスロ専業者編　第294話

こんばんは！銀猿です。

二年目に突入したパチスロ専業生活も、十ヶ月目となる2002年10月に突入。

僕が稼働していた地域では、この当時等価のお店はなく、6枚～7.6枚交換店が殆ど。（主流は7枚）

そんな中、イベントや札台狙いと言った立ち回りをメインにパチスロを打つ毎日。

ろくに収支が浮いていない状況にも関わらず、友人と連れスロに行き、当然のように敗戦。

僅かばかり浮いていたプラス分を、そっくりそのまま失ってしまい、収支は振り出しに戻った。

暦は、早くも月中に差し掛かっている。

本当に大丈夫？

では、第294話をご覧下さい。

初等価！

10月15日

今日は朝からクレイン店・・・の予定が、イベント対象機種であり、狙っていたキンパルが、この日は何故か大人気で、開店即満席。

狙い台も何も、全くもって座る事が出来なかった。

「ならばっ！」

と、次の手があれば良いのだが、完全にお手上げ。

そりゃあ、無理矢理打つ理由をつければ、何かしらを打つ事は出来るだろうが、そんな気には毛頭なれない。

一番の理由は、最近、クレイン店の状況が芳しくないと感じているから。

「あからさまに」悪くなったと言うよりも、通い続けているからこそ感じる「違和感」みたいなもの。

手応えが怪しく、少し疑心暗鬼状態。

こんな状況で、根拠の薄い台を無理に打つ気には到底なれない。

なので、クレイン店では一切打たずに退店。

しかし、他のお店に行くにしても、何の情報もないので、ここは一つ、新店探しに、新しい地域を視察に行く事にする。

いつもなら原付に跨り・・・なのだが、今日は原付ではなく車で移動。

何故なら、ネオプラのページで登場したK氏と一緒だったから。

K氏とは色々と縁深く、なかなかにあり得ないような偶然も重なって、しばらくの期間一緒に打つ事が多かったのだが、そのお話はまた今度。

取り敢えず、この時はK氏と二人で、ある程度パチンコ屋が密集している地域に視察に向かった。

全部で見たお店は、5～6件程度だっただろうか？

お客さんがよく入っているお店もあれば、ガラガラのお店もあったのだが、そんな中、一つのお店に驚かされた。

それは「M・P店」というチェーン店なのだが、何と、等価交換を大々的に謳っているではないかっ！

この当時、僕の打っていた地域では、序文にあるように、7枚交換を中心に、6～7.6枚交換が主流（8枚のお店もあり）であったのだが、等価のお店はまだなかった。

少なくても、僕はこの時まで知らなかった。

「等価交換」

他府県に住まれている方にとっては「当たり前」の方もいらっしゃるだろうが、僕が住んでいた地域では、ほぼ桃源郷扱いである。

当然ながら店内を覗いてみたが、7.6枚交換時代が長い為か、ボーナス回数を見ても今イチ感覚がシックリこない。

このデータで、お店側の利益が何％程度なのか、皆目見当がつかない。

とは言え、初めて知った等価交換のお店。

今日は打つ台がない。

ここは一つ、等価なら「フル攻略なら設定1でも負けない」大花火で一勝負してみよう。

初等価に少し震えながら打つ事2K。

早くもリーチ目降臨からBIGを奪取！

A-600の大花火。

「一撃で12Kかぁ～」とか考えながら打っていると、残り18Gで3回目の青ドン登場。

いつも以上のプレッシャーの中、左リール中段にBAR絵柄を狙うと「ビシッ」と中段に止まり、無事にビタハズシ成功。

いやいや、慣れてないせいもあるが、緊張するよね。

結局は、このBIGの出玉をペロッと飲まれて、初等価実践は終了。

何か、異様に疲れたな。

この後はK氏の車に乗り、一路ラッキー店へ向かう。

暫く来ていなかったラッキー店だが、駐車場完備という事もあり、ここを視察。

久々のラッキー店だったが、しばらくウロついていると、全くの偶然番長で、設定5の札が刺さったキンパルが、何故か空き台になっていた。

何も考えずに台を抑えて、ボーナス確率を確認すると、結構ハマッている。

勿論、ただ単にボーナスが引けていない可能性はあるのだが、ここは迷う事なく勝負開始。

すると、安くで喰い付いた上に、キッチリ連チャンしてくれるご機嫌なスタート。

単に幸運なだけだが、労せずして勝利をGET！

たまには、こんな勝ち方があっても良いよね。

第295話に続く