大失敗！！　パチスロ専業者編　第82話

 

 

こんにちは！銀猿です。

八ヶ月目に突入したパチスロ専業生活。

花火でしっかり設定5をツモりながらも、過去最高ハマリと、過去最高負け額のワースト記録を更新するなど、今イチ波に乗れない日が続いた。

しかし、エル店のハードボイルドでの大勝という、予想だにしない勝利後、今度は花火で過去最高勝ち額のベスト記録を更新をするなど、一気に収支を押し上げる事に成功。

このままお盆期間を乗り切る事が出来るだろうか？

では、第82話をご覧ください。

 

友の仇

 

8月13日

今日も朝からファースト店へ。

狙いは当然花火なのだが、前日自分が打って大勝ちした台ではなく、前日「出なかった方」の設定5の据え置き狙い。

何故、その出なかった台が設定5だと言いきれるかと言うと、以前登場した、友人である「ショウヘイ」が打っていたから。

ショウヘイは減算値判別が出来るので、その台が設定5である事はほぼ間違いない。

その上、ただ「出なかった」だけではなく、収支的にも負けに終わっている。

この店のパターンからすれば、まず間違いなく据え置いてくる。

勿論、ショウヘイが今日も来るのなら僕が打つ事はないが、今日は来店出来ないとの事なので、友の仇を討つべく、性悪ドンちゃんとの決戦に挑む。

カレンダー的には、巷はもうお盆休みに突入。

月曜日だったが、念の為に15分前に並んで開店を待つ。

10時開店。

いつも通り難なく狙い台を抑える事に成功。

自分が打っていた訳ではないので、クロスは仕込まれていない。

まぁ、一度BIGを引いて減算値判別をすれば済むだけだし、設定が下げられる可能性は極めて低いハズ。

打ち始めてしばらくで、ほどなくBIG。

判別を行うと、予想通りキチンと合格。

コレにて終日勝負が早くも決定。

後は、友の仇を討つだけ。

・・・が、この性悪ドンちゃん、日が変わっても、打ち手が変わっても、出ないモノは出ない。

何とか追い銭はせずに済んでいるが、設定5のソレとはとても思えない確率が続く。

友の仇を討つべく気合いを入れてレバーを叩いてみても「気持ち」でボーナスが引ければ、誰も苦労なんてしない。

結局最後まで良いところを見せる事なく閉店時間を迎えてしまった。

ただ、収支的には一応プラス。

超ショボ勝ちの結果では、とても「仇を討った」とも言えないし、曲りなりにも「勝って」しまったので、明日、据え置かれない可能性も十分出てきた。

何とも締まらない、中途半端な結果に終わってしまった。

 

 

店舗	機種	収支
ファースト	花火	+3K

 

 

 

 

大失敗

 

8月14日

今日も朝からファースト店。

狙いはいつも通りの花火・・・ではなく、デカドンちゃん。

履歴から、一点読みが可能な状態なので「花火以外に狙い台がある時は、そちらを優先」という、自身の考え方も相まって、開店前はデカドンに走るつもりだった。

据え置き挙動なら、すぐさま昨日打った花火に移動すれば良いだけ。

そう考え、実際にそのデカドンに一度はタバコを投げ入れた。

・・・が、何を血迷ったのか、一度抑えたデカドンを手放し、昨日打った花火へ移動してしまった。

理由は、お盆期間に入り、朝からお客さんが思いの他多く、花火のシマにも開店と同時に数名走った事にある。

デカドンが設定変更挙動だった場合、ある程度は打つ事になる。

ボーナス確率からの設定推測しか出来ない機種の上、大量獲得機なのでボーナス確率の分母も大きい。

その為、展開にもよるが、続行かヤメかの判断がつくのは、随分時間が経ってからになるだろう。

で、あれば、早い段階で決着がつく花火を優先し、後からデカドンの方が動き易いのではないか？

そんな思考回路を経由をし、直前で心変わりをして、花火からスタートする事にした。

しかしながら、この判断が結果的には大失敗だった。

移動した花火は設定が下げられており、残念ながら4以下が確定。

後から打とうと思っていたデカドンは、あまり顔を見かけない休日のサラリーマン風の方に取られ、開始早々チェリー降臨の設定変更挙動から、すぐさまBIGを引く理想的な展開を見せつけられる。

失意の中、花火の判別の旅に出たものの、結局、食指が動く台を全て判別出来たが、全滅という結果に。

その間も、狙っていたデカドンは快調に出続け、自身の判断ミスの傷を「これでもかっ！」とえぐってくる。

この当時、まだまだメンタルがひよっこの若き日の銀猿は、アッサリ心が折れて迷走状態。

どんな理由があったか覚えていないが、何故か大花火を打って負債を増やす駄目っぷり。

勿論、狙いのデカドンが高設定だったかどうかは分からない。

が、どんな結果であれ、自身で下した判断によって現れた現象が、自分の思い描いた結果でなかったからと言って、そんな簡単に心を折っているようでは、勝負師としては、三流以下と言わざるを得ないな。

 

 

店舗	機種	収支
ファースト	花火	-14.5K
	大花火	-6K

 

 

 

 

 

第83話に続く