こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第113弾「アントニオ猪木という名のパチスロ機」の登場です。
あまりにタイトルが長いので、稼働日記の中では「初代猪木」としましたが、正式名称は上記通り。
言わずと知れた名プロレスラーをキャラクターに採用した本機。
初登場以来いくつものシリーズが発売されているように、大人気シリーズとなった訳だが、その元祖が本機。
この初代も大人気だったけに、多くの方が記憶に残っているでしょうが、今一度どんな機種だったのか、早速振り返って参りましょう!
基本情報
■メーカー
平和
■発売時期
2003年1月
BIG | REG | 機械割 | AT | |
---|---|---|---|---|
設定1 | 1/439 | 1/936 | 95.9% | 1/537 |
設定2 | 1/439 | 1/910 | 98.5% | 1/445 |
設定3 | 1/439 | 1/885 | 101.5% | 1/368 |
設定4 | 1/439 | 1/851 | 107.2% | 1/285 |
設定5 | 1/425 | 1/809 | 113.2% | 1/237 |
設定6 | 1/356 | 1/720 | 119.9% | 1/187 |
タイプ
本機は、通常のボーナスとなるBIGとREGの他に、AT機能を搭載。
BIGは約400枚程度獲得出来る為、A400+ATというタイプ。
またAT機能は「爆裂」と言って過言ではないレベルなので、いわゆる、爆裂AT機という括りとなる。
この辺りは説明不要でしょう。
王道
上記通り、本機は爆裂AT機な訳だが、その中身はまさに王道。
この当時、市場はどちらと言うとストック機隆盛の時期。
一世を風靡した爆裂AT機に代わり、多様なゲーム性を擁していたST機がホールの主役になっていたタイミング。
そんた時に出てきた「王道」の爆裂AT機が本機。
獣王・サラ金・アラジンのサミー三羽烏の他、コンチ・ゴッドと爆裂AT機は沢山あったが、本機が最も近いのはサラ金だろう。
但し、本機特有のオリジナリティもしっかり兼ね揃えており、アントニオ猪木と言う、個性の強いキャラクターを上手に使った事も、大ヒットにつながった大きな要因だった。
闘魂チャンス
ここからは、本機の肝であるAT(闘魂チャンス=以下TC)について。
なるべく簡素化して書くつもりだが、長くなってしまったらご勘弁。
抽選状態
低確と高確が存在。
BIG終了後50ゲームは高確固定で、51ゲーム以降から転落抽選が行われ、約1/25で転落。
平均高確ゲーム数は75ゲーム。
また、通常時のベル成立時にも高確移行抽選が行われる。
確率は低いが、設定1でも1/651なので、普通にお目にかかるレベル。
平均滞在ゲーム数は15ゲームと短いが、一日打てば累計ゲーム数はそれなりのゲーム数になる。
高確移行率は設定順で、設定1が一番低く、設定6が一番高い。
言わずもがな、低確よりも高確の方が、TCに当たりやすく連チャンしやすい。
基本仕様
セット数は、
1セット「5(25.93%)・10(50%)・20(21.02%)・50(3.05%)」
このゲーム数は、シングルボーナスの当選回数によるので、サラ金タイプ。
純増枚数は、1ゲームあたり約11枚。
連チャン&上乗せありで、最大30連。
抽選契機
抽選契機は多岐に渡る。
ここではかいつまんで概要だけ。
・純(弱)ハズレ
メインルート。
低確からは期待薄
設定1の高確で1/5.88。
設定6の高確で1/2.4。
当選確率は、設定に比例するので、偶数・奇数による逆転はない。
・REG
猛獣王同様、REGが成立した時も抽選を受けられる。
ここも単純に低確<高確であり、設定1<設定6。
・6択正解時
本機のREGボーナスは、8回のJACゲームの内ラスト3回は押し順が出ない。
この6択に勘で正解する事が出来ると、TCの抽選が、REG成立時とは「別」で受けられる。
しかも、一度当選しただけで、設定1で1/3.6。
設定5&6においては、1/2で当選するので激熱。
6択って、ハードル高いけどね~。
・シングルボーナス(ナビ無し)時
REG時同様、シングルボーナス(ナビ無し)時にも、6択の押し順に正解すると、TCの抽選が受けらる。
当選確率はREG時と同じ。
こちらは一度しかチャンスがないので、より難しいが・・・。
上記以外にもTC確定となる抽選契機がある。
以下は、全て出現した時点でTC確定。
・強ハズレ(BIG中100ゲーム間にしか出ないレアハズレ)
・BIG中強ハズレ(1/1702)
・REG時6択を2回以上成功
・天井
後、左リール中段チェリー出現時も確定だった気がするのだけれど・・・記憶が定かではない。
連チャン回数
突入契機は多いが、連チャンが期待出来る経路はそれ程多くない。
まずまずの連チャンが期待出来るのは、
・高確からの純ハズレ
・BIG中強ハズレ
・REG時全て成功
・道演出(後述)
と、言ったところ。
闘魂注入
REG時のジャックゲームが熱いのは上記の通り。
そのジャックゲーム時に、押し順をナビしてくれる激熱演出が、この闘魂注入。
押し順に正解すれば、TC突入率が上がるor確定な訳だから、その熱さが伺い知れよう。
ナビの回数は殆どが一回。
二回でも相当珍しいが、三回となると激レア。
この闘魂注入にも、高低の概念があり、高確の方が発生率が上がる。
設定1~5では、低確時は3~5%とかなり低いが、高確となると、30~50%と跳ね上がる。
なお、設定6には高低の概念がなく、どちらでも常に50%の確率でナビが発生する。
道演出
本機最大の激熱演出と言えば、この道演出。
28秒間に渡るロングフリーズが発生し、猪木氏の「詩」である「道」が朗読される。
発生条件は、強ハズレ・BIG・REG当選時の1/20で、全設定共通。
この時、REGor強ハズレの場合は、ジャック消化時のナビが2回(90%)若しくは3回(10%)が発生するので、TCが確定!
最低10連が保証され、平均連チャン数は12回。
熱い!
立ち回り
基本的には、設定6狙い一本だろう。
上記通り、REG時のナビ発生率を頼りに、設定6を探すのが基本だと思う。
思うが。
コレをヒラで行うのは結構厳しい。
そもそものREG確率が低いので、読みが入ってないと「取り敢えずREGを3回引いてから考える」って、訳にはいかない。
最低でも、必ず設定6が投入されているという確信がないと難しい。
演出も面白く、爆発力もあるので、もっと打ちたかった機種だが・・・。