こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第114弾「ドロンジョにおまかせ」の登場です。
40代以上の方なら恐らく誰でも知っている有名アニメ、ヤッターマンの敵役であるドロンボー一味を主役にした、いわゆるスピンオフ?作品。
今なら、パチンコのヤッターマンで知った方も多い?
スロット台としては人気機種だったと思うし、演出の出来なんかは、僕もアニメをよく見ていたので楽しめた台。
ただ、個人的には攻略する事が出来ず、結果が出せなかった台。
面白いけど喰えない機種。
そんなイメージを持っているのは、僕だけだろうか?
では、振り返っていきましょう。
目次
基本情報
■メーカー
平和
■発売時期
2003年8月
BIG | ART | 機械割 | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/439 | 1/579 | 95.6% |
設定2 | 1/439 | 1/486 | 97.8% |
設定3 | 1/412 | 1/441 | 101.5% |
設定4 | 1/397 | 1/360 | 105.5% |
設定5 | 1/364 | 1/308 | 112.0% |
設定6 | 1/336 | 1/201 | 119.9% |
タイプ
本機にはREGが存在しない。
その代わりでもないが、ATが存在する。
なので、タイプ的には、A400+ATとなる・・・と書いてある事が多いのだが、違うくないか?
後述するが、本機は、ATではなく「ART」だよね?
なので、こちらのブログではA+ARTとさせて頂く。
ATとART
今更ながら、ATとARTの説明を一応しておこう。
ATとは「アシストタイム」の略。
その名の通り「アシスト」してくれる時間があるのだが、何をアシストするかは機種による。
獣王・猛獣王なら成立小役の「種類」をアシストしてくれるし、サラ金やアラジンなら「押し順」をアシストしてくれる。
対してARTは「アシストリプレイタイム」の略。
つまり、何かをアシストしくれる+リプレイの確率が大幅にUPするという、ダブルの効果を持っているのが、ARTとなる。
これだけ聞けば、ARTの方が爆発力が高そうだが、ATによる増加枚数に差があるので、一概にそうとは言えない。
但し、爆発力がある事は確かではある。
ART概要
本機の肝である、ARTの説明といこう。
いわゆる爆裂AT機達とは、相違点が多いので、その辺りを中心に。
抽選
ARTの抽選は、AT消化中及び、ボーナス成立後のゲーム「以外」全てのゲームで行われる。
ここは、王道AT機達と大きく異なる点だ。
つまり「通常時はずっと抽選されている」と考えて構わない。
なので、ARTと名はついているが、純粋に「ボーナス」と位置付けて良い。
高低
毎ゲーム抽選される訳だが、高確・低確の概念は存在する。
この高低による差は、
①当選確率
②出てくるARTの種類
の、二点に影響を与える。
まず①の当選確率だが、コレは単純に高確の方が当たりやすい。
上に書いた確率表は「合算確率」なので、低確状態はもっと当たりにくい、高確状態はもう少し当たりやすい・・・手を抜こうかと思ったが、表にした方が分かりやすいっすよね。
通常状態AT当選確率
設定1 | 1/1390.59 |
---|---|
設定2 | 1/996.35 |
設定3 | 1/1171.99 |
設定4 | 1/773.72 |
設定5 | 1/896.12 |
設定6 | 1/509.72 |
高確率状態AT当選確率
設定1 | 1/439.30 |
---|---|
設定2 | 1/439.30 |
設定3 | 1/386.75 |
設定4 | 1/348.52 |
設定5 | 1/265.15 |
設定6 | 1/176.08 |
次いで、②のARTの種類だが、本機のARTは「DB(ドロンボーナス)」と、「SDB(スーパードロンボーナス)」の二種類がある。
名前から想像出来るように「スーパー」の方が断然熱いのだが、その出現率は、
高確の場合は、DB=66.41% SDB=33.59%
低確の場合は、DB=93.75% SDB=6.25%
と、大きな差がある。
高低の移行契機
ART全体に大きな影響を与える、高確・低確状態だが、その移行契機は、
①BIG終了後の100%
②リプレイ成立時の1/128
①のBIG終了後は、高確状態が50ゲーム固定され、純ハズレ(通常ゲームの約1/3が純ハズレ)成立時の1/32で転落する。
固定ゲームである50ゲーム間にも転落抽選は行われており、50ゲーム以内で転落抽選に当たってしまうと、51ゲーム目に即転落となる。
平均継続ゲーム数は、約94ゲーム。
②のリプレイ成立時の方は、固定ゲームはなく、純ハズレの約1/9で転落してしまう。
継続ゲーム数は、設定差がややあるが、およそ26~27ゲーム。
DBとSDB
雲泥の差と言っても構わない差がある「DBとSDB」だが、大きく事なるのは、
①継続ゲーム数
②連チャン状態への振り分け率
まず、①の継続ゲーム数だが、DBの場合、多くの場合25ゲームとなり、たまに(1/16)100ゲームとなる。
対して、SDBの場合は、殆どの場合100ゲームとなり、激レア(1/256ずつ)で、300or500ゲームとなる。
次いで、連チャン状態への振り分け率についてだが、コチラは、まず、連チャン状態とは何ぞや?から。
本機のARTは初当たり終了後に、二回目のART当選の抽選を行う。
この二回目のARTに当選すると、以降は、50%or75%で継続する「連チャン状態」に突入する。
で。
この「二回目のART」に当選する確率が、
DB=1/5.02
SDB=1/2
と、なっている。
但し、二回目のARTに当選以降の連チャンについては、初当たりがどちらだったかは影響を及ぼさないので、1/5.02の壁を超えられれば、そこから先に差はない。(設定差はある)
上乗せ
あまり頻度は高くないが、本機にも上乗せのチャンスはある。
上乗せされるのは「ゲーム数」で、100or500ゲーム上乗せされる可能性がある。
抽選契機は「純ハズレ」だが、通常ゲームと異なり、ART中の純ハズレ確率は約1/220~1/260と、確率が低くなる。(リプレイ確率が上がっているからね)
純ハズレ出現時の1/8.26で100ゲーム。
1/256で500ゲーム上乗せされる。
BIG中強ハズレ
本機で一番「強い役」は、BIG中の強ハズレだろう。
出現率激低だが、出現すれば、ART+連チャン状態確定となる。
・・・引いた事ないけど。
天井
1,400ゲーム以上ハマッた後、純ハズレ成立で発動する。
しかし、この天井は「AT」なので、リプレイ確率はUPしない。
しかも、ほぼ50or100ゲームで終わってしまう。
1/10の確率で「次回ボーナス」まで、となるが、天井狙いの立ち回りは意味がない。
爆裂AT機と違って、天井まで到達する台は低設定濃厚になるしね。
立ち回り
当初、単純にAタイプとして立ち回る事で、ある程度結果が出せると思っていた。
大好きなスロ金に近いイメージで。
が。
最初に書いた通り、個人的には、全く歯が立たなかった。
仕様を考えれば「良く当たっている台≒高設定」で良いと思うのだが・・・。