こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第83弾「ハクション大魔王S」の登場です!
サミーが放った爆裂AT機の中でも、スペック以上に爆発力が高かった「印象」のある本機。
巷では、2万枚いや、3万枚出たと「噂」されていたらしい本機。
原作ファンのみならず、アニメを観ていた世代ならば、ついつい口ずさんでしまう主題歌が、フルコーラスで流れる「らしい」本機。
・・・初めにお断りしておきます。
僕は、ハクション大魔王でATを引いた事がありません。
僕は、ハクション大魔王でスーパーBIGを引いた事がありません。
僕は、ハクション大魔王を3回しか打った事がありません。
本機は、ファンの方や、エピソードを持っている方が多い機種だと「思って」います。
お叱りはあるでしょうが、基本情報を羅列するだけの内容になる事を、お許しくださいませ。
では、参ります。
スペック
■メーカー
サミー
■発売時期
2002年4月
BIG | REG | 機械割 | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/439.8 | 1/993 | 96.5% |
設定2 | 1/414.8 | 1/993 | 98.8% |
設定3 | 1/390.1 | 1/993 | 102.3% |
設定4 | 1/364.8 | 1/993 | 106.5% |
設定5 | 1/304.8 | 1/993 | 116.8% |
設定6 | 1/238.3 | 1/720.2 | 119.9% |
タイプ
本機は、BIG・REG・ATを搭載した、A+AT機。
BIGはツインBIGを搭載。
他機種同様、ノーマルとスーパーの2種類があり、ノーマルBIG時は約380枚、スーパーBIG時は約530枚のコイン獲得が見込める。
リプレイハズシはスーパーのみ効果があり、ハズシも小役奪取もナビに従うだけのお手軽仕様。
最早「リプレイハズシ」と呼べる代物ではない。
スーパーBIGが成立する条件は、以下の二つ。
①AT中にBIGを引いた場合
②通常時に振り分け(約10%)に当選した場合。
通常時の10%で引けるスーパーBIGは「おまけ」的な要素。
いかにAT中にBIGが引けるか?
その為に、いかにATに突入させる事が出来るかが、出玉を大きく左右する。
「爆裂AT機」のカテゴリーなのだから、ATに当選する事が最も大切なのは当然ながら、BIGを引くタイミングによって出玉が大きく左右される点は、同メーカーの、獣王・サラ金・アラジンとは異なる。
AT概要
本機のATは「つぼつぼチャンス」と命名されている。
勿論、原作にちなんでつけられた名前だ。
以下、ATの概要をまとめてみる。
ドキドキタイム
ATの概要を説明する前に、本機のAT突入契機に大きく関わる「ドキドキタイム」について説明します。
本機には、ドキドキタイム(以下DT)という「チャンスゾーン」が存在し、このDT中に、AT抽選役を引く事が、AT突入へのメインルートとなります。
DTの概要は以下の通り。
①通常時または、BIG終了後に画面が赤くなるとDTに突入
②DTは内部的に「高・低」2種類が存在
③DT突入契機はBIG終了後が20ゲーム、ガマグチ成立時が10ゲーム
④DT突入用の天井が存在し、ボーナスorATorDT間400ゲームハマるとDTに突入する(稀に、100・200・300ゲーム目で突入する場合あり)
⑤DT突入までに引いたガマグチの数×10ゲームが、DT継続数に上乗せされる
②の「高・低」については、低確DT中に突入したATはほぼ単発で終わるが、高確DT中に突入したATは連チャンの期待が持てる(平均約6回)
AT突入条件
突入契機は全部で6つ。
突入契機となる小役は「ガマグチとチェリー」。
各小役が成立するタイミングにより、突入率が異なる。
①通常時
ガマグチ成立時の約3.8%
チェリー成立時の約1%
②低確DT時
ガマグチ成立時の100%
チェリー成立時の約10%
③高確DT時
ガマグチ成立時の100%
チェリー成立時の約20.4%
DT中のガマグチは、高低問わず100%突入。
通常時からの突入はオマケ程度。
チェリーよりガマグチの方が断然熱い。
AT終了条件
AT突入後、20ゲームは必ず継続。
20ゲーム目以降、ハズレ成立時の50%でパンク抽選が行われ、パンクに当選した場合、AT1セットが終了となる。
ハズレ確率にわずかだが設定差あり。
高設定程、パンク確率が下がる=ATが長く続く可能性が高まる。
ハズレ確率 | |
---|---|
設定1 | 1/4.359 |
設定2 | 1/4.367 |
設定3 | 1/4.346 |
設定4 | 1/4.387 |
設定5 | 1/4.404 |
設定6 | 1/4.483 |
設定差
本機は爆裂AT機だが、設定に対して素直に出る「印象」がある。
勿論AT機なのだから、設定に関係なく大暴れする事もあるだろうが、獣王やサラ金と違って、AT抽選時「だけ」に大きな設定差があるのではなく、通常ゲーム中から、常に、設定差が影響を及ぼしている。
まずはBIG確率。
爆裂AT機の場合、設定6以外は横並びの確率の台が多いのだが、本機は、段階的に差がついている。
各設定差は結構大きく、分母が大きいとは言え、コレだけ差があれば、出玉に対して大きなウエイトを占める。
二つ目はガマグチの確率。
上記した通り、DTに対しても、ATに対しても、ガマグチの役割は非常に大きい。
そのガマグチに設定差があるのだから、その影響は当然ながらデカイ。
しかも、通常ゲーム中「常に」設定差が影響するし、その分母も、ボーナス確率と比べれば小さい。
この辺りが「設定に対して素直」だと、考える根拠となる。
ガマグチの確率 | |
---|---|
設定1 | 1/195 |
設定2 | 1/184 |
設定3 | 1/173 |
設定4 | 1/163 |
設定5 | 1/154 |
設定6 | 1/109 |
ボーナス確率も、ガマグチ確率も、設定6はエクストラ。
普通に考えれば「負ける方がおかしい」レベルだろう。
一度で良いから、本機の設定6を打ってみたかったな。
まとめ
僕がメインで使っていたお店にあまり設置されていなかった事。
また「高設定を使いづらいだろう」という考えを持っていた事から、ほとんど打つ事が出来なかった本機。
「もっと打っておけば良かった」と、結構後悔している機種の一つです。