こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第128弾「押忍!番長」の登場です。
説明不要の超人気機種。
2020年現在でも、続編が次々と登場している事からも、人気の程が伺える。
その初代となる本機は、本当に面白い機種だった。
演出のバランスが秀逸で、打ち手を飽きさせなかった。
どれ位面白かったかと言うと、
「専業者が全く勝てないのに、何度も何度も打ってしまう」程、面白かった。
では、大人気機種、押忍!番長を振り返っていきましょう!
目次
基本情報
■メーカー
大都技研
■発売時期
2005年7月
BIG | REG | 機械割 | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/316 | 1/597 | 96.6% |
設定2 | 1/301 | 1/524 | 99.4% |
設定3 | 1/278 | 1/568 | 102.2% |
設定4 | 1/270 | 1/468 | 104.8% |
設定5 | 1/256 | 1/540 | 106.5% |
設定6 | 1/253 | 1/437 | 107.7% |
特徴
・ストック機
・モードタイプ
・1ゲーム連
・機械割辛い
・システムやや複雑
丸投げ
今回、詳しいゲーム性については、割愛・・・と、言うか、他のサイトさんに丸投げさせて頂く。
本機は超人気機種であり、それはそれは詳しく解説下さっているサイト様が沢山存在する。
「数字」
を、書き始めれば、かなり細かく、そしてややこしくなる事必須である。
なんせ書くのが、わたくし銀猿だからね。
なので、詳しいゲーム性や数値を確認されたい方は、この先をご覧頂いても、殆ど出てきませんので、悪しからずご了承頂くか、もっと詳しいサイト様に、すぐさま移動される事をお勧めいたします。
ワースト1
僕は、この番長で本当に勝てなかった。
どれぐらい勝てなかったかと言うと、専業時代に打った全ての機種の中で、一番勝てなかった。
しかも、打った回数は「数回」ではない。
実に、96回も打っている。
コレは、全ての機種の中で12番目に多い。
銭形よりも。ルパン三世よりも、巨人の星よりも、ネオプラネットよりも、愛してやまなかった、デュエルドラゴン2よりも打っている。
それでいて、トータル収支がマイナスなのである。
コレだけ勝てなかったのに、コレだけ打った機種は、この、番長だけなのだ。
パワーダウン
皆さんご存知の通り、番長は吉宗の後継機なのだが、語弊を恐れずに言わせて貰えば、
吉宗の「劣化版」なのだ。
BIGの獲得枚数は711枚から大幅に下がり、普通のAタイプ同様の、400枚程度。
最大の売りである1ゲーム連は、BIG毎に一回しか1ゲーム連しなくなった。
そして機械割は、目を疑いたくなる程下がってしまった。
特に設定6は、大暴落である。
コレは、時代背景からして仕方のない事。
出玉性能に自主規制が入り、爆発力も瞬発力も大きく削られ、4号機終焉間近という時代。
5号機は、もうすぐそこまで迫ってきていたのである。
だが。
番長は大人気機種となった。
何故なのか?
どうして、若き日の銀猿くんは、勝てない番長にセッセと貢ぎ物を献上していたのだろうか?
考察
僕は勿論、多くのユーザーがそれ程「良い思い」が出来なかったと推察される番長が、何故ここまで大人気機種になったのだろうか?
超絶個人的見解ながら、考察してみようと思う。
1.面白かったから
まずは、単純に「パチスロとして面白かった」事が考えられる。
吉宗で人気を博したシャッター演出を、更に練り込み、より洗練されたゲーム性として仕上げてきた。
大都の開発陣が、本当に素晴らしい仕事をした結果。
見事としか言いようがない。
「ステチェン+チャンス目」は、最高だった。
「次回予告」は、最強だった。
そして、BIG中のサウンドは秀逸だった。
それにプラスして、少しコミカルで、脱力系な演出も面白かった。
出目が死んでいなかった点も、個人的には高評価ポイントだった。
2.爆発力
吉宗の劣化版などと書いてしまったが、爆発力はあった。
ただ「吉宗と比べる」と、劣ると、言うだけの話。
1ゲーム連と連チャンループのコラボは健在で、ツボに嵌った時の破壊力は、A-400の中では、トップクラスだったのは間違いない。
3.他機種との比較
番長が登場した当時は、まだ、多くの4号機が残されていた。
しかし、ここからどんどんと、主力機種は市場から姿を消す事になる。
そんな中、4号機「らしさ」を持ち、ゲーム性も支持されている番長が残っているのである。
そりゃあ、一極集中しても仕方あるまい。
4.高設定を入れやすい
番長の機械割は低い。
2020年現在なら問題ないレベルかもしれないが、4号機だという事を考えれば、かなり低い。
低設定域は「鬼」低いし、高設定域も高くない。
なので、お店としては、臆せず設定を入れる事が出来た。
今で言う「全台系」なんて、多くの店で行われていた。
5.バレない
高設定を投入しやすいのは事実なのだが、ガセも多かったと思う。
正直なところ、設定をしっかり見抜く事が難しい機種だったので「嘘」をつかれても、それを断言出来る機会は、そう多くなかっただろう。
なので、例え「全台設定5or6」のイベントで負けたとしても、
「ヒキが弱かった」
で、済ませしまう人が多かったのではないだろうか?
敗因が「ヒキ」なのだから、また「チュピーンっ!」を求めて、打ってしまう人がいても、ある種当然の帰結かもしれない。(僕もその一人)
最後に
今回の機種名鑑で、僕は番長を酷評したい訳ではない。
むしろ逆。
時代背景が後押ししたとは言え、勝てもしないにも関わらず、これだけ打ってしまう機種はなかなかお目にかかれない。
まして、生活をかけてパチスロを打っていた人間が、だよ。
名機と呼ばれるのに相応しい機種だろう。