二度目の大花火設定6に挑む！　パチスロ専業者編第　21話

 

 

二度目

 

暦は2月25日。

日本で最も寒い時期の朝。

当然のように極寒の朝だが、二度目となる今回も、目覚ましより先に目が覚めた。

「相変わらず肝が小さい男やで」

自分でも嫌になる性分だが、とは言え、寝坊なんぞした日には、立ち直りにかなりの時間を要する事は必至。

器が小さくても良い、13時間キッチリ大花火の設定6が打てるのなら。

 

 

前回同様

 

前回同様、準備を万端に整えホールに向かう。

いつも以上に防寒対策はした。

前の日にガソリンも満タンにした。

ホールにいく道中に、菓子パンも買った。

ジッポのオイルも補充した。

念のため、未開封のタバコも持ってきた。

前回と違うのは、今回は条件がついてない。

途中交換の必要がないのだ。

その為、10万円もの万札を、千円札に両替しておく必要がない。

今回も万全の態勢を整え、エル店に到着した。

 

 

無条件

 

 

今回は、見事ポイントランキング1位を獲得する事が出来た。

その見返りとして、終日、条件なしで大花火の設定6が打てる。

まぁ、普通に打てるだけなのだが、前回の「五回交換」と比べれば、やはり有利なのは確かだろ？

この間の時のように、

「現金投資の時に大きなハマリを喰らいませんように」

なんて、都合の良い時だけの神頼みなんてしなくて済むしな。

・・・まぁ、

「贅沢は言わないので、確率通りにボーナスが引けますように」

と、違う願いを祈った事は内緒の話しだが。

 

 

 

快調

 

 

そんな可愛い？　願いが通じたのか、初BIGは4Kと早かった。

そして、投資はこの4本のみ。

初BIGから「設定6」らしい安定感を見せ、快調にボーナスを重ね、右肩上がりに出玉を増やしていく。

ただ、前回同様ハズシミスはやらかしてる。

俺のビタ押し成功率は、9割に届くか届かないか。

特に、20G以上残した場面では6割程度なんじゃないか？

ここにも、小心者ぶりが如実に現れてるな！おい！

そんな中、またも見せてくれた「レバーON逆回転・間延び・サイレントゲチェナ、枠上ドンちゃん」そして、今回は「真・線香」ときたもんだ。

この時ばかりは、1プレイロスしても、間延び発生ゲームにBIGを揃えなかった自分を褒めてつかわした。

 

 

正真正銘の

 

最後まで順調に出続けた大花火。

頭上のデータランプには、BIG38・REG22の数字が刻まれている。

流したレシートに印刷されていた数字は「14,245」。

前回は参考記録、今回は正真正銘、人生初の万枚達成だ。

「大花火の設定6！」

お前はヤッパリ最高だなっ！

 

店舗	機種	収支
エル	大花火	+183K

 

 

 

第22話へ続く