こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第70弾「サンダーV2」の登場です。
名機サンダーの名前を冠した本機ですが、そのゲーム性は先代とは大きく趣が異なりました。
偉大過ぎる兄を持つと、総じて弟は苦労する事が多いものですが、本機も例に漏れず、多くの「後継機」と同様の評価に甘んじてしまった感がありました。
ただ、勝ち負けは別にして、個人的にはゲーム性自体は面白くて、結構好きだったんですが・・・。
皆さんはどうでしたか?
では、早速振り返っていきましょう。
目次
スペック
■メーカー
メーシー
■発売時期
2001年12月
BIG | REG | 機械割 | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/356 | 1/1260 | 98.5% |
設定2 | 1/341 | 1/1260 | 98.5% |
設定3 | 1/327 | 1/1092 | 102.8% |
設定4 | 1/303 | 1/963 | 106.4% |
設定5 | 1/273 | 1/862 | 110.9% |
設定6 | 1/240 | 1/744 | 116.8% |
タイプ
本機はA+AT。
ボーナスは通常通りBIGとREG。
それに加えてイナズマラッシュ(以下IR)という、AT機能がついている。
メダル増加のカギを握るのは、勿論IRとなるが、このIRがチト複雑。
上手く説明出来る自信は・・・ない
ゲーム性
IRの説明の前に、本機のもう一つの大きな特徴である、ゲーム性について。
本機は、演出のモードを選択する事が出来ます。
今となってはそれ程珍しくもない機能ですが、当時としては結構画期的。
選べるモードは以下の四つ。
①Vモード
②V2モード
③沖縄モード
④カスタマイズモード
①のVモードは、初代サンダーそのままに、予告音とフラッシュによる演出。
②のV2モードは、液晶を使った演出がメイン。
液晶の中にいる「ペプシマン」のような、ムキムキのマスクマンが力を込めたり、放電したりします。
③沖縄モードは名前の通り、沖スロさながらの完全告知の選出。
④カスタマイズモードは、演出面において本機で最も特徴的なモード。
演出パターンやフラッシュ、効果音や告知確率を自分好みに設定出来るモード。
ボタンの色による小役ナビの割合と言った、細かい部分の設定も可能で、非常に面白い機能でした。
残念だったのは、一定時間が経過すると初期設定に戻ってしまう為、トイレなどから帰ってくる度に、再度設定しなおさなければならなった事。
この各演出モードは、文字通り演出が異なるだけではなく、IRの連チャン性にも深く影響を与えるものでした。
イナズマラッシュ
本機のAT機能であるIRは、上記通り複雑。
細かい数字などを列挙し始めると、どれだけ書いても終わる気がしません。
なので、ここもでまた、大まかな特徴をご理解頂けるよう「サクッ」とまとめていきたいと思います。
AT突入の流れ
①チャンスゾーンに突入
②チャンスゾーン中の払い出し枚数に応じて、AT突入抽選
なので、まずはチャンスゾーン(CZ)に突入する事が、ATに近づく第一歩となります。
チャンスゾーン突入条件
①BIG終了後
②スイカ成立後
③通常ゲーム中
①BIG終了後
BIG成立で100%突入。
BIG終了後に発動し、継続は8or9げーム。
②スイカ成立後
スイカ成立で100%突入。
次ゲーム以降、ハズレ時に発動し、継続ゲームは1or4ゲーム
③通常ゲーム中
ボーナス非成立時に毎ゲーム抽選。
次ゲーム以降、ハズレ時に発動し、継続ゲームは10G
この通常時からのCZ突入率に大きな差が設けられており、コレにより、設定6はある程度打てば丸分かり。
下記確率をご覧頂ければお分かりの通り、通常時から一度でもCZに突入すれば、ソレだけで結構熱く、二度入れば鬼アツです。
設定1 | 1/32768 |
---|---|
設定2 | 1/6553.6 |
設定3 | 1/2520.6 |
設定4 | 1/1424.7 |
設定5 | 1/504.1 |
設定6 | 1/177.1 |
※AT中に当選したCZは一旦ストック。
AT後に発動(最大128個までストック)
AT突入条件
めでたくCZに突入すると、ここで初めてAT突入を抽選。
突入するかどうかは、小役の「払い出し枚数」に応じて当選確率が変わります。
「小役の払い出し枚数」の為、取りこぼしはカウントされないので、目押しが苦手な人には、シビアな設計。
また、上記した演出モードによっても、一部違いがあります。
0枚⇒AT突入率0%
22枚以上⇒AT突入率100%
1枚~21枚⇒モードにより異なる
・Vモード&沖縄モード
1~15枚 0.4%
16~21枚 6.2%
・V2モード
獲得枚数1~15枚 | 獲得枚数16~21枚 | |
---|---|---|
設定1 | 0.3% | 4.1% |
設定2 | 0.2% | 4.6% |
設定3 | 0.15% | 5.0% |
設定4 | 0.1% | 5.5% |
設定5 | 0.3% | 5.7% |
設定6 | 0.3% | 6.2% |
AT連チャンテーブル
1~15枚 平均0.005回
16~21枚 平均0.095回
22枚~ 平均2.303回
ここでもモードにより特徴があり、小役を22枚以上獲得してATに突入した場合、
Vモードは、2連以上確定
V2モードは、2連以上が確定し、奇数連する事が多い
沖縄モードは、単発はあるが、それを超えると5・10・15連と、一撃性が高い
あと、基本情報として
・純増+3.2枚
・1セット50G
スーパーイナズマラッシュ
IR中のミッションを3回クリアすると、スーパーイナズマラッシュと呼ばれる、500~7,000ゲーム継続(平均700ゲーム)する、まさしく「スーパー」なATに突入する。
得られるリターンが大きい為、当然、入り口は非常に狭くなっている。
↓
②AT5G追加、5G間で指定の小役が成立
↓
③AT5G追加、5G間で指定の小役が成立
↓
④SIR突入
後半になる程達成が難しくなる傾向があり、指定された5ゲームでチェリーやスイカを揃えなければならない。
この辺りは、サイバードラゴンを若干意識していたきらいがある。
天井
本機には天井機能が搭載されており、突入条件はBIG間(REGとIRは途中で何度引いてもOK)のハマリ回数。
天井は三段階に分かれいるが、現実的には第一段階までだと思う。
世の中は大変広いが、第三段階の天井を経験した方はいらっしゃるのだろうか?
BIG間、1,200・2,400・3,600ゲームハマリで、それぞれ天井発動。
1,200ゲーム=2連以上
2,400ゲーム=10連以上!
3,600ゲーム=100連以上!!
モーニング
設定変更時には、天井へのゲーム数のカウンタがリセットされる。
この時、第一及び第二天井モーニングに当選すると、朝イチから100ゲーム回した時点で、天井IRが発動する。
イベント時や、イベントの後など、設定変更の可能性が高い時には、リセット狙いも有効な立ち回りになりそうだが、コレだけを狙う立ち回りは正直厳しかった。
モーニング振り分け率
無し | 第一天井 | 第二天井 | |
---|---|---|---|
設定1 | 98.5% | 0.012% | 0.002% |
設定2~6 | 85.7% | 14% | 0.002% |
まとめ
長々と書いてしまいましたが、多少なりとも伝わったでしょうか?
割と爆発力がある性能だとは思うのですが、巷の評価は今一つ。
設定6を使ってくるお店があれば、格好の狙い目でしたが、銀猿は「ヒラ」ではお目にかかった事がありませんでした。
演出のカスタマイズ機能なんかは、相当面白い試みでしたので、普通のAタイプや、割と当たりやすい、Bタイプや7ライン機であれば、もっと人気が出た可能性がありますね。(サンダーの名前は使わない方がよりベター)
あまり良い動画が見つからなかった(汗)
長いので、雰囲気だけ確認する程度にどうぞ。