こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第45弾、「ガメラ&大ガメラ」の登場です。
それまで「バークレスト」名義でパチスロを開発していた、英国の日本法人であるバークレスト株式会社を、サミーが子会社として連結し、社名を「ロデオ」と変更した第一弾として発売されたのが、本機ガメラ。
多くの特徴を持ち、また、その「勝ち易さ」から非常にファンが多かった名機です。
ガメラと大ガメラの違いは、液晶の大きさと、パネルの色が違うだけですので「同じ機種」として扱って問題ありません。
書く事満載の本機ですので、早速どんな機種だったのか、振り返っていきましょう。
スペック
■メーカー
ロデオ
■発売時期
ガメラ=2000年11月
大ガメラ=2001年5月
BIG | REG | 機械割(フル攻略時) | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/439.8 | 1/873.8 | 104.4% |
設定2 | 1/414.8 | 1/809.1 | 108.0% |
設定3 | 1/383.3 | 1/736.4 | 113.0% |
設定4 | 1/348.6 | 1/697.2 | 119.3% |
設定5 | 1/293.9 | 1/574.9 | 132.5% |
設定6 | 1/238.3 | 1/478.4 | 151.6% |
出典 777@Nifty様
基本仕様
BIGとREGの両ボーナスで出玉増やし、JACKGAMEが3回のいわゆるAタイプ。
上記ボーナス確率を見て頂ければ分かるように、大量獲得機に分類される。
「分類される」と、言うよりは、大量獲得機=ガメラと言う方も多いハズ。
シフト持越し機能
バンバンから認められた「シフト持越し機能」を搭載している為、パンクさえしなければ650枚オーバー必須となる本機。
基本的にナビに従う事で、誰でも簡単に大量獲得が可能。(一部小役の目押しが必要)
B-MAX・大花火と違い、リプレイ外しに「ビタ押しが不要」と言うか「目押しが不要」な為、万人に優しい設計。
その分、他のユーザーと差がつきにくく感じるが、リプレイ外し以外の部分にも、技術&知識介入要素があるので、当時の若手スロッターにとっては、攻め甲斐のあった名機。
通常時の打ち方
※枠内7狙い
1.左リール枠内にチェリー付き7狙い
2.枠内に7が止まれば残りフリー
3.枠下に7が落ちればギロン(15枚役)狙い
これが、発売当初の一般的な打ち方。
しかし、攻略雑誌に「逆ハサミ打ち」が掲載されてからは、一気に「逆ハサミ」が主流となった。
※逆ハサミ打ち
1.右リール上段に7狙い
2.上段に7が停止の場合は、ギャオス(7枚役)orボーナス
3.中段に7が停止の場合は、ハズレ確定
4.下段に7が停止の場合は、チェリーorギロンorボーナス
※押し順は「右⇒左⇒中」、逆押しすると、ギャオスをこぼします可能性あり。
逆ハサミ打ちは、ボーナス成立の察知が早くなるのが最大のメリット。
ほぼ、成立ゲームで分かります。
その反面、プチリプレイタイムを使ったバトル演出(下記)が完全に死んでしまう事と、ゲーム性が単調になってしまうのがデメリットとなります。(リーチ目がほぼ二つだけだからね)
バトル演出
本機にはガメラが様々な敵と戦う「バトル演出」があります。(ガメラが勝てばボーナス確定)
ボタンを停止した際に発生するのですが、このバトル演出にも様々なパターンがあり、その組み合わせで信頼度が異なる面白い演出です。
・演出発生タイミング(第一停止が一番期待度が低く、第三停止が一番期待度が高い)
・敵の強弱
・ガメラの攻撃の種類
などにより、ガメラの勝利する期待度が変化します。
また、バトル演出時には「プチリプレイタイム」に突入します。
リプレイ確率が上がり「ハズレ目」が出にくくなる事で、バトルの期待感を最後まで継続(液晶演出に一喜一憂)する事が出来ます。
演出発生時は小役の成立が否定されますので「ハズレorボーナス」となりますが、上記、逆ハサミ打ちを行うと「丸分かり」となる為、バトル演出の「期待感の継続」という面白さは、完全に失う事になります。
※その代わり、上段or下段時にバトル発生=ボーナス確定
甘い機械割
最初に書いた表をご覧頂ければ分かるように、本機の機械割は相当甘いです。
等価なら設定1でも勝てますし、7.6枚交換店でも、1以外は全て打てるレベルです。
しかも、ハズシはオートですから、誰でも大量獲得が可能。
唯一気をつけなければならないのは「通常時の小役こぼし」で、特にギロンは15枚なので、こぼすと精神的にも枚数的にもダメージが大きくなります。
設定推測
本機の設定推測は「BIG中のハズレ」が一番効果的です。
BIG中のハズレ回数を数えるだけですので、誰でも出来ます。
打ち方は上記「逆ハサミ」打ちで行い、中段に7が停止した場合はハズレです。
※シフト持越し後は「右リール上段7ビタ押し」と書いてるサイトがありますが、そうでしたっけ?
BIG中ハズレ確率 | |
---|---|
設定1 | 1/31.55 |
設定2 | 1/38.03 |
設定3 | 1/50.69 |
設定4 | 1/81.26 |
設定5 | 1/158.5 |
設定6 | 1/978.9 |
本機はシフト持越し機能が搭載されてますので、一回のBIGで最低でも29回は試行出来ますので、BIGを5回程度引ければ「上の方・下の方」の判断はつきます。
「BIG3回でハズレ0」とかになると俄然テンションが上がりますが、4回目にまとめてハズレが4回出たりするのは、ガメラあるあるです。
設定1と2の判断は難しいですが、1と3ならある程度の試行回数で判断可能な「差」だと思います。
トータルで見れば、設定1でもダメージがそれ程大きくならない(7.6枚交換の場合)事を考慮すれば、イベント状況や自身の読みと合わせる事で、勝負出来る機種でした。
銀猿の打ち方
ちなみにですが、僕は「枠内7狙い」で打ってました。
と、言うのも「バトル発生時にハズレとなる停止パターン」を見つけたからです。
ガセバトルが発生した場合、中リールの停止形が4つ(ひょっとしたら5つ)しかなく、それ以外の停止形の場合全てボーナス確定でした。
ですので、左を止めた時点でバトルが発生した場合「どうせアカンやろなぁ~」と言いながらも、期待しながら中リールを止める事が出来ました。
また「ハズレ」の時に出る停止形の時も「ハズレ確定」という訳ではなく「ハズレ濃厚」だった為、思わぬ逆転が液晶で見られる時もあり、非常に楽しく打つ事が出来たのです。
まとめ
なかなかの長さになってしまい申し訳ないです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
A-400でもいいからこんな機械が市場に再度投入されたら・・・パチスロ業界も息を吹き返すんですがねぇ~。