こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第52弾「デカドンちゃん2」の登場です。
名機、花火シリーズとしてリリースされた本機。
「名門」の出に違いはないのですが、巷の評価は・・・。
正直、それ程人気という訳ではなく「アルゼ」だから、ある程度の設置台数は確保出来ていたという印象。
そんなやや「微妙」な機種であるデカドンちゃん2。
どんな機種だったのか、振り返ってみましょう。
スペック
■メーカー
アルゼ
■発売時期
2001年3月
BIG | REG | 機械割(フル攻略時) | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/430 | 1/655 | 95.8% |
設定2 | 1/409 | 1/630 | 98.4% |
設定3 | 1/381 | 1/606 | 102.1% |
設定4 | 1/356 | 1/585 | 105.8% |
設定5 | 1/292 | 1/409 | 120.3% |
設定6 | 1/240 | 1/364 | 135.7% |
※機械割は恐らく間違っています(特に設定4以下)ので、参考程度に
出典 777@Nifty様
ほぼそのまま
本機は、四ヶ月前に発売された「ドンちゃん2」の大量獲得版です。
BIG一回の出玉が、約400枚強から約600枚へと大幅に増加され、当然、その分BIG・REG共に当選確率が低く抑えられいます。
関係性で言えば、デュエルドラゴンの2とRに近いと言えます。(少し異なりますが)
ドン2との相違点は、BIG中のみで、通常時の演出などは、ドン2のソレとそのまま同じです。
その為、初打ちの際は「新台」とは言え新鮮さがありませんでした。
この点も、今イチ人気に火が付かなかった要因でしょう。
比較対象が強すぎる
本機はアルゼから発売された、A-600の大量獲得機です。
その為、何かと比べる対象となるのが、名機、B-MAXと大花火です。
至極のリーチ目と、当時画期的だったBIG一回で大量のコインが得られた「B-MAX」。
鉢巻リールと出目のバランスが秀逸で、回胴界NO.1と呼び声高い「大花火」。
この2機種と比較されてしまうと、流石にどうにも分が悪い。
スペック面でも劣っていたので、まだまだ現役バリバリで大花火が稼働している状況では、わざわざ本機を選択する必要性がなかったのは仕方のないことでしょう。
多彩なゲーム性の台頭
RT+ATと言う、新たなゲーム性を発揮した「ディスクアップ」。
爆裂AT機の元祖「獣王」。
JACゲーム一回+ツインBIG搭載で、独自のゲーム性を見出した「ナイツ」
など、この頃のパチスロ界には、独創的な新機種がどんどん登場していました。
そんな中、演出も変わらず、ゲーム性に真新しさもなく、スペックも既存機種に劣るとなれば、厳しい状況にあった事は、どうしようもなかったかもしれません。
唯一のポイント
かなりネガティブな事を書き綴ってきましたが、本機が、B-MAXと大花火に対して、唯一「勝るポイント」は、
「ビタ押しがいらない」
コレに尽きます。
本機のリプレイ外しは2コマなので「ビタ」は厳しいという方にとっては、ハードルが下がる分、打ち易かったと思います。
ただ、この唯一のポイントも、実は諸刃の剣でした。
一つ目は「ビタ押しスト」達にとっては「物足りない」事。
二つ目は、そもそも2コマ目押しも厳しい人にとっては、アシスト外しがある大花火の方が打ち易い事。
上記理由で、残された唯一のストロングポイントも、威力半減だった感は否めません。
まとめ
「酷評」と言っても過言ではありませんが、個人的には、結構勝たせて貰った「良い機種」なんですよね。
比較対象となる機種達が名機揃いだっただけで、決して本機が「面白くない」訳ではありません。
もし、今、この機種が市場に出てくれば、間違いなく大ヒット機種ですからね・・・。
フォローになってない・・・よね?(汗)
ど~んっ!