こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第43弾、「ドンちゃん2」の登場です。
名機、花火シリーズの正統後継機。
この機種が好きな方も多いのではないでしょうか?
では「ドン2」を振り返りましょう。
スペック
■メーカー
アルゼ
■発売時期
2000年11月
BIG | REG | 機械割(フル攻略時) | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/297 | 1/585 | 99.5% |
設定2 | 1/282 | 1/528 | 102.8% |
設定3 | 1/264 | 1/512 | 106.7% |
設定4 | 1/252 | 1/468 | 110.3% |
設定5 | 1/244 | 1/409 | 113.6% |
設定6 | 1/240 | 1/346 | 116.0% |
出典 777@Nifty様
基本仕様
ボーナス確率をご覧頂ければ分かる通り、A-400のノーマルタイプ。
フル攻略時の機械割は、低設定域においては花火よりやや辛いものの、設定4以上では初代を上回ります。
後述しますが、技術介入の難しさは初代以上でしたので、上記スペックを最大限引き出す為には、確かな技術が必要となる機種でした。
演出
初代、大花火と大きく異なり、本機には「液晶」が搭載されています。
リアボル以降に採用された、7.77インチサイズの大型(当時)液晶が盤面とストップボタンの間に置かれており、この液晶内で演出が繰り広げられます。
また、「青ドン・赤ドン・緑ドン」の選択が可能で、選ぶドンちゃんによって演出が変わる事も特徴の一つでした。
花火の「遅れ」、大花火の「間延び」に対し、本機では「サイレントビリー」がチェリーorボーナスの役割を果たしており、予告音無しでビリーが通過すると熱いです!
技術介入
小役狙い、リプレイ外しの二大正攻法は勿論ですが、本機最大の技術介入は「BIG中の複合役奪取」です。
通常10枚小役の提灯が、中・右停止時点で上段受けになった場合は複合で取れるチャンスとなり「提灯・七・チェ」を左リールに「ビタ押し」すると、14枚の払い出しが受けられます。
この時ビタ押しを失敗すると、葉月ちゃんが「いやんっ」と言いますので、葉月ちゃんに無念の声を出させてしまった際は、目押しをミスった事を確認出来ます。
目押しが苦手な方には「カラ回し」による複合奪取も可能でした。
前のゲーム、左リールの停止位置が「七・提灯・涼」の場合、次ゲームカラ回しで複合役が取れます。
以前書いた、この時期のアルゼ系の機種は、カラ回しした場合「2コマ先で停止信号が送られる」という、特性を生かした技です。
※当然、時間効率は下がります。
知識介入
本機は小役カウンターが搭載されていましたが、減算値が全設定共通の為、減算値判別は出来ませんでした。
ただし、小役カウンターを利用した「設定変更判別」は可能であった為、イベント当日や、イベント翌日には、特に使える「武器」でした。
低確率 | 高確率 | |
---|---|---|
2チェ | 1/260 | 1/3 |
提灯(10枚) | 1/11.4 | 1/16.8 |
涼(15枚) | 1/303 | 1/36 |
また、BIG中の小役確率にも微差ながら差が設けてあった為、即効性は薄いものの、試行回数を重ねる事である程度の設定推測が可能でした。
提灯(10枚) | ハズレ | |
---|---|---|
設定1 | 1/2.882 | 1/3.502 |
設定2 | 1/2.832 | 1/3.578 |
設定3 | 1/2.784 | 1/3.658 |
設定4 | 1/2.738 | 1/3.741 |
設定5 | 1/2.639 | 1/3.829 |
設定6 | 1/2.649 | 1/3.921 |
※設定が高い程、10小役が揃いやすく、ハズレが少ない
※青ドン演出を選択しています
※2分15秒付近に音無しビリーが出ます
花火・大花火の後継機として登場した本機。
偉大な先代2機種と比べると分が悪く、やや影が薄い印象がありますが、豊富な攻略要素を持ち合わせており、攻め甲斐のある機種でした。
イベント時には減算値を利用した「設定変更判別」を駆使して台を選び、BIG中はビタ押しで獲得枚数を増加させ、小役確率/ハズレ確率から設定を推測する。
また、イベントの「次の日」にも「設定変更判別」を行う事で、「据え置き狙い」が可能な機種でした。
確かな技術に裏打ちされたユーザーにとっては、十分「喰える」機種だったと言える名機でした。