こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第61弾「サイバードラゴン」の登場です。
発売メーカーは「山佐」。
大量リーチ目とその独自のリール制御から、ある種パチスロの「基礎」を作ったと言っても過言ではない老舗メーカーから発売されたAT機。
初めて本機を知った時、個人的には「山佐が爆裂AT機!?」と、期待と違和感が半々程度。
しかし、銀猿としては良い思い出が何一つない本機。
市場評価は高かった印象がありますが、皆さんの印象はどうでしたか?
正直、僕はサイバードラゴンについて詳しいとは言えない為、説明が分かり辛い可能性が十二分にありますが、加筆/修正は随時行いますので、ご指摘頂ければと思います。
では、早速振り返っていきましょう。
スペック
■メーカー
山佐
■発売時期
2001年7月
BIG | REG | AT突入率 | 機械割 | |
---|---|---|---|---|
設定1 | 1/431.2 | 1/1260.3 | 1/592 | 92.8% |
設定2 | 1/431.2 | 1/1260.3 | 1/412 | 96.6% |
設定3 | 1/431.2 | 1/1260.3 | 1/333 | 99.4% |
設定4 | 1/431.2 | 1/819.2 | 1/259 | 104.6% |
設定5 | 1/341.3 | 1/819.2 | 1/174 | 117.9% |
設定6 | 1/256 | 1/819.2 | 1/139 | 119.9% |
スペック
本機はタイプで言うと「A400+AT」。
BIGとREGの両ボーナスがあり(確率は上記)、プラス、ATが搭載されている、いわゆる「AT機」と呼ばれるモノです。
出玉を増やす最大のポイントは、言わずもがな「AT」が握っており、タイプ的には、ここまでこのブログで紹介してきた「獣王」や「ダブチャレ」と、同じ括りとなります。
BIG中はリプレイ外しが効くので、当然やった方が良いですが、通常時の小役回収打法は効果がありません。
CR突入フローチャート
本機のAT「サイバーラッシュ」(以下CR)は、これまでこのブログで紹介した獣王(一発抽選)や、ダブチャレ(フラグを引けば必ず突入)と違い、AT突入までの経緯が少々複雑でした。
そんな少々複雑であるCR突入までのフローチャートを「言葉」で説明したいと思います。
伝わらなければ、それは僕の文章力の問題です(汗)
①純ハズレorはさみベルの1/4に当選
A ⇒ ハズレ ⇒ 終了
B ⇒ 当選 ⇒ ②へ
②CR初当たり抽選
A ⇒ 当たり ⇒ CR突入!
B ⇒ ハズレ ⇒ ③へ
③ミッション抽選
A ⇒ ハズレ ⇒ 終了
B ⇒ 当選 ⇒ ④へ
④ミッション発生
A ⇒ ミッション失敗 ⇒ 終了
B ⇒ ドラゴンミッション成功 ⇒ CR突入!
C ⇒ タイガーミッション成功 ⇒ ⑤へ
⑤CR抽選
A ⇒ 当たり ⇒ CR突入!
B ⇒ ハズレ ⇒ 終了
以上のような流れになります。
すごくザックリ言うと、純ハズレを引くか、はさみベルの1/4に当選する事で、抽選を受ける。
まずは、そもそもCRの抽選を受けるかどうかのふるいに掛けられ、ハズレたら終了。
めでたく第一段階をクリアすると「直当たり」の抽選を受け、当たれば当然CR発動。
ハズレた場合は、ミッションの発動抽選を受け、当たればミッション発動だが、ハズレた場合はソコで終了。
何とかミッションが発動し、それがドラゴンミッションなら成功=CRだが、タイガーミッションの場合、成功した後に、もう一度CR発動抽選をクリア出来れば、CR発動という流れ。
※内部的に「直当たり」している場合でも、1/4で「演出上のミッション」が発生します。
ミッションとは?
主に、
・○○ゲーム以内に
・ある小役を
・○○回
・揃えるor揃えない
という指令=ミッションが課せられます。
例えば「15ゲーム以内にリプレイを4回揃えよ」とか「20ゲーム以内にドラゴンを5回揃えよ」みたいな感じです。
また「リールを停止しろ」や「1ゲーム消化せよ」と言った、プレミアムミッションも存在し、ゲーム性に幅を持たせる役割を担っていました。
ミッション発動時は、ほとんどがタイガーミッションであり、ドラゴンミッションは「レア」な存在でしたが、設定6は、頭一つ抜けて高い確率で発生する為、早い段階でドラゴンミッションが出た場合は、脳汁全開になります。
銀猿は一度もドラゴンミッションを見た事がありませんが・・・
このミッションは、上記抽選契機となる小役を引いた時以外にも、同一小役を5連続で引いた場合にも発動します。
5連続で揃えた小役が「ベルorリプレイ」の場合はドラゴンミッションが、また「シングル(ドラゴン)」だった場合はタイガーミッションが、それぞれ発動します。
状態
本機には、CR当選確率が変化する「状態」と言う概念があります。
獣王では「高確or低確」の2種類でしたが、本機には、全部で5種類の「状態」があります。
①低確
②高確A(BIG終了後)
③高確B(設定1以外に変更後)
④天井
⑤特殊
①の低確は、いわゆる「通常」と思って頂いて問題ありません。
CRの当選確率は低く、当選してもほとんどが2連で終わります。
②と③は他のAT機と同様で、普通に打っている場合は、ここからが、CR突入のメインルートになります。
低確と比べると「直当たり」の当選確率はおよそ3~4倍高く、タイガーミッション成功時のCR突入確率も、2~4倍高くなります。(設定6以外)
連チャン回数もグッと高くなり、設定3~5であれば、56.25%の確率で平均6連。
35.8%の確率で平均15.5連と、かなりの連チャンが期待出来ます。
④の天井は「BIG・REG・CRを何も引かない状態で1,200ハマッたら」天井状態に移行しますが、低確状態以上に「ほぼ2連」ですので、恩恵は大きくありません。
⑤の特殊は「設定変更後、若しくはCR終了後から、吸い込み枚数が15,000枚を超えたら」という条件で移行しますが、あまり現実的ではないでしょう。
しかし、もしこの状態でCRに当選すれば、最低10連!
激レア(0.09%)ながら、MAX一撃255連が炸裂します!
その他の特徴
随分長くなってしまいましたが、もう少々お付き合いを。
その他の、サイバードラゴンの特徴を書いておきます。
他のAT機と少し毛色が違う趣がありましたので、イメージして貰えればと思います。
・CRは、純増約6.3枚
・CRは、最低2連から(単発はなし)
・CRは、1セット30ゲーム固定で、一回約200枚獲得
・CRは「上乗せしない」
・奇数/偶数による挙動の特徴はない
・単純に高設定の方が当たりやすく、連チャンし易い
・設定6は、CRの連チャンは控えめ
・設定6は、とにかく「当たりやすい」
特に特徴的なのは「CRは上乗せしない」であろう。
アラジンとは違い、連チャンテーブルが存在しているのに上乗せがないのは「ドキドキ感」を考えると減点材料だが、その分、他のAT機よりも当たり易いのが「売り」ではある。
設定6はBIG確率が1/256と、ノーマルAタイプ並みの上「直当たり確率」・「ドラゴンミッション発生率」・「タイガーミッション成功時のCR突入率」と、全てにおいて「当たり易く」なっており、ある程度の時間打てば見抜く事は難しくない上に、安定感抜群の、まさにプレミアム設定に相応しい内容でした。
当然銀猿は一度もお目にかかった事はありませんが・・・
まとめ
今こうして改めてまとめてみると、何とも面白そうな台でしたね。
あまり打つ機会に恵まれず(と、言うより意図的に打っていなかった)、勝った記憶が全くない機種でしたが、この時代に戻る事が出来たなら、存分に満喫してみたい機種です。