こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第35弾「タイムクロスA」の登場です!
テトラリールに続いて「リーチ目の山佐」から初の液晶搭載機として登場した本機。
設置台数も多く、当時打たれた方も多かったのでは?
5号機で続編が登場していますが、僕と同年代の方なら「山佐の液晶は画面右」が定位置でしょ?
まだまだ赤ん坊のウィンちゃんをご覧下さい。
スペック
■メーカー
山佐
■発売時期
2000年7月
BIG | REG | 機械割(フル攻略時) | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/303.4 | 1/431.2 | 97.6% |
設定2 | 1/292.6 | 1/364.1 | 101.0% |
設定3 | 1/273.1 | 1/341.3 | 105.0% |
設定4 | 1/256.0 | 1/321.3 | 108.9% |
設定5 | 1/240.9 | 1/303.4 | 112.9% |
設定6 | 1/240.9 | 1/240.9 | 116.5% |
出典 777@Nifty様
特徴
本機最大の特徴は何と言っても、山佐初の液晶機という点。
ここまでテトラリール搭載機を立て続けに発売してきた山佐から、初の液晶機のリリースとあらば期待感は否応なしに高かった。
タイプはA-400。
いわゆるノーマルAタイプで、BIGとREGのみで出玉を増やすオーソドックスなもの。
テトラ搭載機とはやや異なり、BIGの獲得枚数を減らし、その分REGの確率を上げる事でボーナスバランスを高めた点が特徴。
この頃の主流である「技術介入至上主義」の若者をメインターゲットにせず、「初心者でも面白いパチスロ」を、幅広いユーザーに届ける事を意識していた様に思う。
この辺りの「こだわり」は、流石は山佐といったところ。
ゲーム性
液晶画面で繰り広げられるステージは全部で4つ。
①古代エジプト⇒チャンス予告メイン
②大航海時代⇒小役ナビメイン
③未来都市⇒小役ナビメイン(確率表示)
④原始時代⇒完全告知
以上、4つのステージを「勝手に」行き来する仕様で、ユーザーがステージを選ぶ事は出来ず、自動で切り替わる。
上記した様に、それぞれのステージでゲーム性が若干異なり、原始時代ステージにおいては完全告知でもあり、またこのステージだけリール制御を変えてくる手の込みよう。
博士とロボットの「アボット」が、孫娘のウィンちゃんを探すストーリーが展開され、どのステージでも、博士がウィンちゃんを見つければボーナス確定となる。
ゲチェナ!
引用元 癒しのリーチ目様
攻めどころ
機械割は特別甘い訳ではなかったものの、設定5・6はそのボーナス確率の高さから、十分狙う価値のあるモノでした。
しかし、本機もテトラ搭載シリーズ同様、ボーナス確率以外に設定推察要素が無かった為、攻めどころが難しい機種でした。
唯一、知識介入が効きそうだったのが「設定据え置き狙い」。
本機は、設定変更をすると液晶画面が「ランダム」に変わるのですが、設定変更時は「原始時代を選ばない」仕様となっていました。
ですので、前日店側の告知で高設定が確定している場合や、ボーナス確率から高設定が濃厚な場合など、閉店前に原始時代に移行するまで打ち、最終停止出目を確認しておく事で、翌日据え置きかどうかの判断が可能でした。(原始時代なら据え置き)
とは言え、お店側からの対策は容易でしたので、使用頻度はそれ程高くはありませんでした。
ナビ外れ!
引用元 癒しのリーチ目様
地味な変更点
後、あまり語られる事がないのですが、本機より操作性が格段に良くなっていた事も見逃せません。
一つ目は「ストップボタンの間隔が広がった事」。
これまでの山佐は、頑なに間隔の狭いボタンを貫き通してきましたが、本機よりボタンの幅が広くなり、非常に打ち易くなりました。
二つ目は「レバーを下から上に叩ける様になった」事。
こちらも従来は、上から下への一方通行でしたが、下から上へでも反応する様になった事で、操作のし易さは大きく進歩しました。
その他にも、音が良くなったり、リールの幅が広くなった事で図柄が見やすくなったりと、筐体面からも大きな変化を遂げた一台でした。
ハイパーラッシュとは違い、複数回打っている本機ですが、それでも全部で5回と片手で足りる程度。
この後専業時代に突入する訳ですが、やはり攻めどころの少なかったこの頃の山佐の台は、面白さは認めても、あまり積極的に打つ機会には恵まれませんでした。