こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第80弾「ネオプラネット」の登場です。
あの、名機スーパープラネットの正統後継機!
山佐が放つ、ストック機の名機!
書きたい事が沢山ありますので、早速本編に行きます!
目次
スペック
■メーカー
山佐
■発売時期
2002年7月
BIG | REG | 機械割 | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/307.3 | 1/407.7 | 95.5~97.9% |
設定2 | 1/294.2 | 1/388.3 | 99.0~101.5% |
設定3 | 1/277.8 | 1/365 | 102.7~105.4% |
設定4 | 1/261.2 | 1/341.6 | 106.1~108.9% |
設定5 | 1/245 | 1/314.3 | 109.8~112.8% |
設定6 | 1/192.7 | 1/225.9 | 119.9%~ |
タイプ
本機はA400-ST機。
BIGとREG、二種類のボーナスが搭載されたオーソドックスなタイプであり、BIG時の獲得枚数はリプレイハズシをした場合、平均420枚程度と、こちらもこの時期の機種としては平均的。
但しストック機の為、成立したボーナスは全て一旦内部にストック。
放出条件が満たされた時に、ストックされた順番にボーナスが放出される。
ストックの特徴
「ストック機」と一口に言っても、その仕様は機種により様々。
本機は、内部的にボーナスが成立すると、全てのボーナスが必ず772ゲームのRTに突入する。
そして、毎ゲームそのRTの解除抽選を行っており、いずれかの解除抽選に当選した場合、めでたくボーナスが揃う事になる。
本機のボーナス放出条件(解除抽選)は下記の通り。
リプレイ解除
確率は低いが、リプレイで解除抽選がされている。
リプレイでの解除の為、当然その確率は低く、ほぼ、全設定共通で「1/579」となる。
「ほぼ」と書いたのは、設定1は1/578で、設定6は1/580だからである。
チェリー解除
リプレイ解除と異なり、明確に熱いのが、このチェリー解除。
チェリーには「角チェリー」と「中段チェリー」があるが、
角チェリー = 1/12
中段チェリー = 1/4
と、中段チェリーの方が圧倒的に熱い。
右リールにボーナス絵柄を狙い、対角線上にボーナス絵柄が止まれば、その時点で確定。
中段チェリーは確かに熱いが、角チェで解除されると、油断している場合が多いので、異常に嬉しかったりする。
純ハズレ
全設定共通で、1/16384の純ハズレを引けば、問答無用のボーナス確定。
激レア役であるが、別に、他に美味しい事がある訳ではない。
天井
上記の通り、全てのボーナスは、772ゲームのRTに強制的に突入する訳だが、逆に言えば「772ゲームでRTが解除される」と言う事である。
よって、天井は772ゲーム・・・と言いたいところだが、演出用のRT5ゲームを経由してからになるので、ボーナスが揃えられるのは、777ゲーム目となる。
モード毎の解除抽選に当選
本機は「モード」で管理されており、各モードによってRTの解除確率が異なる。
その、各モードの解除抽選に当選すれば、ボーナスを揃えられる状態になるのだが、モードについては、下記で詳しく説明。本機は、6つのモードを行き来する事により、出玉の「波」を作り出している。
ボーナスが放出される度に、いずれかのモードに移行し、その滞在しているモードによって、RTの解除率が決まる。
モード移行
本機は、6つのモードを行き来する事により、出玉の「波」を作り出している。
通常モード
滞在ゲーム数が最も多いモード。
ここからは「通常・ハマリ・連チャン・モーニング」へ移行する可能性あり。
通常⇒通常が最も確率が高い。
ハマリへは全設定2%以下と、極めて移行率は低いが、最も移行率が高いのが、設定5&6の1.9%となる。
連チャンモードへの移行率は設定順になっており、単純に設定が高い程連チャンモードに行きやすく、設定6の場合、33.7%で移行する。
モーニングモードへは、0.3%で移行。
コレはおまけみたいなもん。
このモードは、RT解除率に「設定差」が設けられている。
設定1 | 1/819.200 |
---|---|
設定2 | 1/712.347 |
設定3 | 1/606.814 |
設定4 | 1/512.000 |
設定5 | 1/431.157 |
設定6 | 1/252.061 |
単純に設定順なのだが、解除率の差が非常に大きい事が、表をご覧頂ければ、お分かり頂けるだろう。
●ビッグバン
全設定共通:1/64.250
●モーニング
全設定共通:1/64.250
●設定変更時のモード移行率(全設定共通)
ノーマルA:71.093%
ノーマルB:3.906%
モーニング:25.000%
ハマリモード
名前の通り、解除率が低いモード。
通常モードか、モーニングモードからしかこのモードへは来ない。
ハマリモードからの移行先は「通常・連チャン・ビックバン・モーニング」の4種。
ハマリモードのループはない。
通常へ = 49.6%
連チャンへ = 25.0%
ビックバンへ = 25%
モーニングへ = 0.3%
ハマリモードを抜ければ、半分の確率で連チャンorビックバンに移行するので、連チャンへの足掛かり的なモードとも言える。
RT解除率は、全設定共通で1/1092.3と低い上、設定差もない為、設定6と言えど、ここに来てしまうと特定小役解除頼みとなる。
連チャンモード
名前の通り、解除率が高いモード。
全てのモードからやってくる可能性がありモード、全てのモードへ移行する可能性がある。
通常へ = 59.3%
連チャンへ = 33.5%
チャンスへ = 6.2%
ビックバンへ = 0.3%
モーニングへ = 0.3%
RT解除率は、全設定共通で1/64.3と高い。
ビッグバンモード
ループ率90%超えの、激熱連チャンモード。
このモードへは「ハマリ・連チャン・ビッグバン・チャンス」の4種のモードからしか移行しない。
ビッグバンのループを別にすれば、現実的には、ハマリモードから25%を引く事が最も現実的なルート。
但し、そのハマリモード自体、ほぼ通常モードから1.1~1.9%しか移行しないのだから、狭き門である事は、想像頂けるだろう。
通常へ = 4.6%
連チャンへ = 4.6%
ビックバンへ = 90.2%
モーニングへ = 0.3%
RT解除率は連チャンモードと同じく、全設定共通で1/64.3。
チャンスモード
こちらも名前の通り「次」に良いモードへ移行する、チャンスの高いモード。
但し、あまり滞在する事が無いモード。
連チャンモードからか、チャンスモード自体のループ。
後は、設定変更時にしか滞在しない。
80%以上は連チャンモードに移行する為「連チャン⇒チャンス⇒連チャン」という、なかなか良いパターンもあるにはある。
通常とハマリモードには移行しないので、まさしく「チャンス」なモード。
連チャンへ = 80.8%
チャンス = 18.3%
ビックバンへ = 0.3%
モーニングへ = 0.3%
通常モード以外では、このモードにだけRT解除率に設定差がある。
その確率は、通常モードと同じ。
モーニングモード
名前の通り、設定変更時に最も移行する確率が高いモード。
その他のモードからは、ほぼ「事故」並の確率でしか移行してこない。
モーニングモードからは、ほぼ通常に行くが、連チャンモードへの移行率もそれなりにある。
通常へ = 85.5%
ハマリへ = 1.5%
連チャンへ = 12.5%
モーニングへ = 0.3%
RT解除率は連チャンモードと同じく、全設定共通で1/64.3と高い。
ゲーム性
ここまでご覧頂ければお分かりだろうが、ストック機によくある「チャンスゾーンがない」のが、最大の特徴。
「○○ゲームまでが連チャンゾーン」という、明確なゲーム数が存在しない。
唯一狙えるのは、低く設定されている天井のみ。
最も設定差が顕著なのが、通常モードでのRT解除率。
その他のモードではRT解除率に差が無いし、モードの移行率に差がない。
その為、ストック機なのだが、限りなくノーマルAタイプに近いゲーム性を有しているのが本機ネオプラ。
天井のあるノーマルAタイプとあらば、安心して打てそうなもの。
確かに、爆裂AT機や、大量獲得。
バリバリ連チャンタイプのストック機と比較すれば、大きく負ける可能性は低いが、その分、大きく勝つ可能性も低い。
個人的には、非常に良く出来た名機だったと思うのだが、巷では、その設置台数の割には、設置期間が短かった。
この辺は、出玉性能の差が大きく影響していたのだと思う。
まとめ
異常に長くなってしまい、申し訳ない。
最後までご覧頂いて、大変ありがたいのだが、本機のもう一つの特徴である「演出面」について、まだ一切触れていない。
なので、怒られる事は重々承知だが、次回に続かせて頂く。