こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第127弾「南国育ち」の登場です。
僕の住んでいた地域は「沖スロ不遇の地」として有名。
時期的には、この後から30パイの沖スロを設置する店も増え始め、遅まきながら沖スロブームが到来するのだが、その立役者となったのは、間違いなくこの南国育ちであった。
シンプルなゲーム性の中に、熱さを「ギュッ」と濃縮された、100%果汁ジュースのように濃厚な本機。
では、早速振り返っていきましょう!
基本情報
■メーカー
オリンピア
■発売時期
2004年5月
BIG | REG | 機械割 | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/314 | 1/439 | 94.1% |
設定2 | 1/300 | 1/421 | 96.4% |
設定3 | 1/275 | 1/388 | 100.3% |
設定4 | 1/245 | 1/344 | 107.3% |
設定5 | /232 | 1/308 | 112.2% |
設定6 | 1/230 | 1/292 | 113.3% |
特徴
・ストック機
・モードタイプ
・完全告知
・パトライト
・てふてふ
RT解除
本機はストック機なので、RTの解除=ボーナス放出となるのだが、通常時の放出条件は二つ。
純ハズレ&自力解除を合算した「ノーマル解除」と「天井」である。
特に特記事項はなく、通常時はレバーを叩いて「キュイーンッ!」という音ともにパトライトが光れば、めでたくボーナス確定。
BIG確定のプレミア告知などもあったが、光れば(鳴れば)ボーナスと、シンプル過ぎる程にシンプル。
設定1 | 1/324 |
---|---|
設定2 | 1/318 |
設定3 | 1/309 |
設定4 | 1/295 |
設定5 | 1/277 |
設定6 | 1/244 |
天井の方は、ほぼ996ゲーム。
後述するモードA滞在時のみ、6,000ゲーム。
・・・ここまで深いと、最早天井でも何でもないが。
モード
モードは、
通常A・B
チャンスA・B
連チャンA・B
の、全6つ。
それぞれ、名前通りのイメージで問題ないが、大まかな特徴だけ。
通常Aはループしやすい為、なかなか連チャンしないが、移行する場合は、チャンスBor連チャンA。
但し、設定6のみ、75%で連チャンAに移行する。
通常Bは、チャンス・連チャンに移行しずらく、最も連チャンが期待出来ないモード。
チャンスAは、設定に関係なく約60%で連チャンAに移行。
残りの40%もチャンスAに滞在なので、連チャン目前のモード。
チャンスBも連チャンAに移行する確率が高いが、チャンスAと異なり、設定差がある。
単純に設定が高い程移行率が高く、設定1だと約55%だが、設定5なら75%。
設定6においては、約84%で移行する。
連チャンに移行しなかった場合は、チャンスBに滞在となる。
連チャンAからは、チャンスB以外のモードに移行する可能性があるが、最も高いのは連チャンB。
設定6以外は、約66%。
設定6は、約85%で連チャンBに移行する。
連チャンBからは、連チャンAへの移行率が高い。
中間設定である、3と4が最も高く約80%
低設定である、1と2が75%と次いで高い。
設定5は70%あるが、設定6だけは、移行率が約10%しかなく、約78%の高確率で、通常Bへ移行してしまう。
0ゲーム連
上記したモード移行で、連チャンAorBに移行すると、めでたく連チャンが確定。
本機の連チャンは、ほぼ「0ゲーム連」
ボーナス消化時に、盤面左の蝶々が見事に舞えば、その時点でレバーONでのボーナスが確定する。
蝶々が飛ぶのは、BIGの最後のジャックゲームかREG時。
そして、ボーナス終了後最初のレバーON時。
北斗の拳同様、8ゲーム間のジャックゲームに熱さを凝縮し、打ち手の心を鷲掴みにした演出。
感服の一言である。
設定6
本機最大の特徴として「設定6が分かり易い」と、言うものがある。
モード移行の特異性が、設定6を看破しやすくさせていたのだが、
ザックリ言えば、
「単発と3連を繰り返しやすい」
のが、設定6の特徴となる。
何故かと言えば、
①通常Aからは、75%で連チャンAに移行。
②連チャンAからは、約85%で連チャンBに移行。
③連チャンBからは、約78%で通常Bに移行。
④通常Bからは、約81%で通常Aに移行。
するからである。
少々分かりづらいかも知れないので、追加説明をば。
仮に、朝イチ通常Aにいたとしよう。(設定変更後は通常Aスタート)
ここで当たりを引くと、①になる可能性が高い。
3/4でてふてふが飛ぶ事になる。
そして、2連目終了時には、②になる可能性が高いので、約85%でてふてふが飛ぶ事になる。
で。
3連目終了時は③になるので、約78%で連チャン終了となってしまう。
通常に戻り再度当たりを引くと、今後は通常Bにいる可能性高いので、移行先は約81%の高確率で通常A。
残念ながら単発に終わるという寸法だ。
勿論、単発が2回続く場合もあるし、連チャンが5連する場合もあるのだが「多くの場合」単発と3連を繰り返す。
コレが、設定6が分かり易い要因である。
立ち回り
高設定狙い一本。
と、言うか、設定6狙い一本だった。
800ゲーム超えとかが落ちていれば、それは喜んで拾うのだが、わざわざ探してハイエナをする事はなかった。
熱いイベントや、設定6投入濃厚な場面で、積極的に狙っていくのが王道だろう。
但し「単発と3連」というワードから、初代獣王を思い浮かべてしまう方がいらっしゃるかもしれないが、それは全く見当違い。
本機の設定6は、ツモるまではワクワクドキドキするのだが、設定6が確定しまうと「行」になる事が多い。
「はいはい単発ね」
「ここは3連・・・単発かいっ!」
みたいな(苦笑)
それでも、安定感は高いので、積極的に狙っていく価値のある台ではあった。