こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第66弾「サラリーマン金太郎」の登場です。
言わずと知れた、爆裂AT機の代名詞となる本機。
個人的には、サミー三羽烏の一角。(後の二機種は獣王とアラジンA)
爆発力のある出玉性能と、原作である大人気漫画の世界観を上手くとり入れた演出が魅力で、ホール設置後、瞬く間に大人気機種となった本機。
個人的には、打てる機会が少なく、あまり打ち込む事が出来なかった機種。
それでも、少ない実践ながらその面白さは感じとる事はできており、もっと打ち込みたかった機種の一つ。
もの凄く打ち込んで「大好きっ!」と言う方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか?
では、早速振り返っていきましょう。
目次
スペック
■メーカー
ロデオ
■発売時期
2001年12月
BIG | REG | AT | 機械割 | |
---|---|---|---|---|
設定1 | 1/439.8 | 1/873.8 | 1/786.4 | 94.0% |
設定2 | 1/436.9 | 1/873.8 | 1/596.3 | 97.66% |
設定3 | 1/434 | 1/873.8 | 1/436.6 | 104.9% |
設定4 | 1/431.2 | 1/873.8 | 1/341.4 | 110.7% |
設定5 | 1/399.6 | 1/799.2 | 1/291.5 | 120.5% |
設定6 | 1/348.6 | 1/720.2 | 1/148.6 | 161.0% |
出典 777ニフティ様
タイプ
本機はA+ATという区分。
BIGとREGを搭載し、それとは別にATの性能も合わせ持つ機種。
勿論、出玉の鍵を握るのはATであり、BIGは出玉にも関係するが、後述する「モード移行」の役割が大きい。
この辺りは、同じグループであり、AT機の先輩である獣王とほぼ同じと考えて問題ない。
KCの概要
お次は、本機のメインディッシュであるAT=「金太郎チャンス(以下KC)」の説明です。
状態
獣王同様「高・低」の状態が存在し、高確状態の方は当たりやすく連チャン性も高い。
当然、低確状態の方は当たりにくく、連チャン性も低くなります。
また、高確には、通常の高確とは別に「超高確」が存在する為、高確は二種類存在します。
各モードの移行契機及び確率は下記の通りです。
低確 ⇒ 高確
・BIG後100%
低確 ⇒ 超高確
・リプレイ成立時の1.17%
高確 ⇒ 低確
・リプレイ成立時の7.81%
超高確 ⇒ 低確
・リプレイ成立時の50%
特徴としては、
・高確と超高確の「行き来はしない」
・超高確には「上がりにくく、落ちやすい」
と言ったところでしょうか。
次は、設定変更時のモード選択率です。
他の設定への打ち替え
・低確と高確が50%ずつの振り分け
同一設定への打ち直し
・100%高確
RAMクリア時
・100%低確
この条件ですから、お店側で完全にコントロールする事は、一応可能です。
抽選契機と突入率
KCの抽選契機は二つ。
一つ目は、獣王と同じく「純ハズレ」を引いた時。
二つ目は、シングルボーナスのJACKゲームの押し順に成功した時です。
どちらの抽選契機からでも、KC突入率は同一で、下記の通りです。
低確率時JAC成功時KC突入
設定1 | 1/64.0 |
設定2 | 1/21.3 |
設定3 | 1/32.0 |
設定4 | 1/12.8 |
設定5 | 1/32.0 |
設定5 | 1/4.00 |
高確率時JAC成功時KC突入
設定1 | 1/5.95 |
設定2 | 1/4.65 |
設定3 | 1/3.20 |
設定4 | 1/2.51 |
設定5 | 1/2.00 |
設定6 | 1/1.28 |
ちなみに、純ハズレが成立する確率は
設定1 | 1/203.5 |
設定2 | 1/204.2 |
設定3 | 1/204.8 |
設定4 | 1/205.4 |
設定5 | 1/218.5 |
設定6 | 1/245.5 |
継続回数
KCは「シングルボーナスをナビする」ものですので、継続ゲーム数ではなく「継続回数」と考えます。
設定差はなく、回数と各振分け率は下記の通りです。
5回 | 25.0% |
10回 | 67.2% |
30回 | 5.86% |
100回 | 3.91% |
連チャンテーブル
こちちらも、長々しい「表」を作成する事は可能ですが、ここまでにも表が沢山でてきていますし、とっても読みづらいでしょうから、簡単な特徴を箇条書きで書いていきます。
決して、表を作るのが面倒な訳ではない・・・
特徴としては、
・奇数の方が連チャンしやすい
・奇数で低確からKCに入った場合は、ほぼ単発
・奇数で高確からKCに入った場合は、11連までは常識の範囲内で起こる
・偶数で低確からKCに入った場合は、単発が多いが三連は十分あり得る
・偶数で高確からKCに入った場合は、五連が一つの大きな壁となる
・設定6にも「高低」の概念がある
・設定6の場合、低確は偶数、高確は奇数の、それぞれ良い方を併せ持つ
・超高確でKCに当選した場合は、11連以上が確定する
天井性能
本機には天井が設けられており、ゲーム数は「振分け」となっている。
到達ゲーム数
基本的に「ほぼ、1024~1408ゲームだと考えて問題ない」と、認知しておいて下さい。
ちなみに、ボーナス後と設定変更後では振分け率に「差」がありますが、
・設定変更後のほうが、512~1024間の振分け率が若干高い
・設定変更後のほうが、最深部1408ゲームに到達する率が高い
到達時連チャンテーブル
・設定1は、まず単発
・奇数設定の場合、4/5で単発だが、1/5で三連まで期待出来る
・設定6も偶数設定と同じテーブル
・偶数設定の場合、4/5で単発だが、1/5で二連
獣王との相違点
本機は、先輩である獣王と似ている点が多くありますが、当然ながら、相違点もあります。
ここでは、サラ金ならではのポイントを紹介しておきます。
ナビする役
上でも少し書きましたが、本機がATに突入した場合ナビするのは「シングルボーナス」です。
獣王がナビするのは「15枚小役」。
この違いは、まず、コインの増加速度が異なります。
獣王は、3枚投入して15枚の払い出しなので、+12枚。
サラ金は、3枚投入して4枚(シングルボーナス)+1枚投入して15枚(JACKゲーム)の払い出しなので、+15枚。
それに加えて、AT中の小役もコイン増加に繋がりますので「増加速度」が、早くなります。
もう一つの相違点が「目押しがいらない」という事です。
通常小役である「ハッピ」は中リールで取りこぼすので、AT中でも目押しが必要ですが、それ以外は押し順ナビに従うだけですので、目押しは不要です。
コレが、獣王以上に消化速度を速める事になり=増加速度の速さに繋がります。
本機のキャッチフレーズ「時速5,000枚」は、伊達ではありません。
ペナルティがある
コレは、現在の5号機では当たり前ですが、当時は珍しかったです。
獣王はどのリールから押しても問題ありませんでしたが、本機は、変則打ちすると「ATに入らない」・「BIGを引いても、高確に移行しない」という、ペナルティが課せられます。
3枚掛け専用機
コレも現在の5号機では当たり前ですし、後に市場を席捲するストック機の多くも同様でしたが、当時はまだ珍しかったです。
まとめ
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございます。
本機は爆裂AT機であり、AT中も押し順ナビで消化でしたが、通常時の演出もしっかりしており、何より、出目が死んでいなかったのが個人的には好印象でした。
原作を上手く使った演出と、出目のバランスも良く、獣王もそうでしたが、単純な「AT待ち」にならず、しっかり「パチスロの面白さ」が表現された上で、極上の出玉も期待出来る機種でした。
個人的には「もっと打ち込みたかったなぁ~」と言うのが、本機に対する一番の感想です。
同じ演出ばかりなのが残念ですが・・・