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こんにちは!銀猿です。

今回は機種名鑑第28弾、「花火」の登場です。

言わずと知れたKing of 名機と名高い花火。

弟分となる大花火の方が幅広い層に受け入れられた為、人気面では上でしたが、兄貴分である本機の方が玄人受けは上でした。

今更僕が語るまでもなく、多くの人に愛された花火ですが、僕の専業時代初期を大いに助けてくれたこの名機を、紹介させて下さい。

 

スペック

 

■メーカー

アルゼ

■発売時期

1998年8月

BIG REG 機械割(フル攻略時)
設定1 1/297.8 1/420.1 100.6%
設定2 1/277.6 1/420.1 103.9%
設定3 1/264.2 1/420.1 106.3%
設定4 1/252.0 1/420.1 108.8%
設定5 1/244.5 1/390.0 112.2%
設定6 1/240.9 1/364.0 114.3%

 

花火筐体

 

 

 

 

 

 

 

 

出典 まのブログ様

 

 

甘いスペック

 

上記フル攻略時の機械割を見て貰えれば分かる様に、設定1でも機械割が100%を超える本機は、当時人気の主流であった、目押しが出来れば理論上等価で負けない仕様。

また、その目押し力は、2コマ目押しが出来ればOKという、ややハードルが低いものであった為、セミプロクラスの力があれば、十分攻略可能な機種でした。

 

遅れ

 

 

本機は、豊富なリーチ目とフラッシュ演出でボーナスを察知するのが基本ですが、この機種を大ヒット機種に押し上げた要因の一つに「遅れ」があります。

花火がリリースされたのが1998年8月、僕が初めて花火を打ったのが2000年4月ですから、ホールに登場してからおよそ一年半が経過していた為、その中身は周知の事実でしたが、発売当初はこの「遅れ」の存在は気づかれていなかった様です。

そしてこの「遅れ」がチェリーorボーナスである事が分かると、その面白さが倍増!

今や殆どの機種に搭載される、演出の基本とも言えるモノになりました。

「遅れ」が発生した場合、チェリー否定でボーナスですから、左リールにチェリーを狙ってチェリーが出なければ当然ボーナス確定。

ですので、潔く左リールから止めるのも良いのですが、銀猿的には「目を閉じて右フリー」が基本です。

花火には消灯演出もあるのですが、「遅れ」発生時に「目を閉じて」右リールをフリーで止め、この時に「耳を澄まします」。

音が無ければ「2チェorボーナス」なのでやや期待度低下ですが、この時「ジッ」っという消灯音が鳴れば「4チェorボーナス」となりますので、期待度が俄然UPします!

花火の4チェは約1/240とボーナスに匹敵する程低確率の為、「遅れ+消灯」はテンションだだ上がりの場面なのです。

勿論、消灯しなくても期待は残ります。
目を開けて1確目が出ていて逆転ビックリもあるので、一遅れ(ひとおくれ)で多く楽しめます。

この右押しの時は、点灯=2チェ・消灯=4チェが左リールに止まっている状態としてリールを見れば、それぞれの対角線上にボーナス絵柄(及びその代用絵柄)が停止していると1確目になります。

但し、ゲチェナはどちらでも問答無用の1確です。

 

プロ育成マシン

 

花火には、4号機ノーマルAタイプ攻略の主流と言える要素が、完璧なバランス(難易度)で搭載されており、個人的に「プロ育成マシン」だと思っていました。

 

花火リール配列

 

 

 

 

 

 

 

 

※青枠で囲っている部分が、風鈴を取りこぼす箇所です

 

小役狙い

通常時の小役狙いは、左リール上段or枠上に暖簾⇒右フリーが基本で、風鈴か氷がテンパイした場合、中リールに氷付きの7を狙います。この手順を実践している人が一番多かったです(銀猿も勿論この手順)

 

この中リールの目押しを結構強要される場面が多く、しかも2コマ目押しが必要だったりする。

弟分大花火の、「予告音が鳴った場合のみ山を目押し」と比べれば、段違いに「面倒」。

だが、それが良い練習になる。

この一連の小役狙いを、キチンと終日速度を落とさずに出来る様になれば、大抵の機種の小役狙いなんぞ、苦も無く行える様になるハズである。

 

リプレイ外し

 

花火のリプレイ外しで、最も多くの方が行っていた手順は、「右フリー⇒中リールに氷付き7狙い」左は停止形によって狙いを変えるというもの。

この時中段にリプレイがテンパイしていた場合は、リプレイを外す為、左リール枠上or上段に暖簾を狙う。(2コマ外し)

コレが基本なのだが、ポイントがいくつかある。

まず、右を止めて停止形を確認してから中リールを狙うと「遅い」んです。

高設定が確定している場合は、少しでも多くプレイ数を稼ぐ事も大切な要素になるので、上記通常時の小役狙いも、BIG中の小役狙い&リプレイ外しも、素早く行える様になる事が「更なる技術介入」になります。

なので、レバーを叩く時には中リールを見ておき、氷付き7をすぐさま中リール中段or下段に狙い、右フリー。

右リールの停止形は目の端の方で確認しておき、テンパイラインに応じて、左リールの小役狙いorリプレイ外しを行うのが、最速手順です。

これまた大花火の「赤ドンなら3連、青ドンならリプレイ外し」と比べれば、段違いに「面倒」。

だが、それが良い練習になる。

花火のBIG中を素早く消化出来る様になれば、大抵の機種のリプレイ外しなんぞ、苦も無く行える様になるハズである。(ビタ押しを除く)

※ちなみに、左リールに暖簾ではなく単独ドンちゃんを狙えば、ビタ外しの練習も出来ます。(枠上ビタ)

 

減算値判別

 

花火は、個人的に4号機最大の正攻攻略法だと思っている「減算値判別」が可能です。

「減算値判別」については、別記事で詳しく説明しようと思いますが、取り敢えず現時点で「減算値判別」の事を知らない方や、言葉は知っている方でも理屈が分からない方は、「昔はこういう判別方法があったんだな」と思っていて下さい。

この「減算値判別」は、BIGを一回引ければ、95%(数値は銀猿の主観)程度の確率で、設定看破が可能です。

花火の場合は「6or5or4以下」が分かります。

別の言い方をすれば、4以下の判別は出来ません。(コレは2だ!とか、コレは1だ!とかは出来ない)

BIGを一度引けてさえしまえば、5以上か4以下か分かるんです。凄くないですか?

この「減算値判別」があったからこそ、花火を長きに渡って打ち続ける事になりました。

以上三大攻略法を身につけた場合、「打つスキル」においては、専業でやっていけるレベルに到達していると思います。

 

それ故「プロ育成マシン」なのです。

 

 

 

本当は、ネーミングと絵柄とフラッシュの統一感の素晴らしさや、斜め氷出現率の絶妙さや、激熱の枠上々ドンちゃんについてなど、書きたい事は沢山あるのですが、僕なんかよりもっともっと詳しい花火職人が、全国津々浦々にゴマンといらっしゃるでしょうから、今日の所はこの辺にしておきます。

 

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