こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第79弾「不二子」の登場です。
本編では「サラッ」と収支欄に書かれただけで、何も触れておりませんが、別に嫌いな機種ではないです。
前身機、ルパン三世程ではないにせよ、打った回数もそれなりにあり、ゲーム性も面白かった印象が残っています。
ただ、自分がメインで使っていたお店に殆ど設置されていなかった事と、ルパンが好きすぎて、初代と比べると・・・的な、気持ちが大きく、それ程打ち込む事が出来ませんでした。
AT機とST機が市場を席捲する中、ノーマルAタイプとして踏ん張った、良機だったと思います。
このテンションで本文を書くと、非常に淡泊になりそうで怖いですが、そこは、前回のバベルとの「熱量」を比較して読むという、違った楽しみ方をして頂ければ幸いです。
では、参ります。
スペック
■メーカー
平和
■発売時期
2002年5月
BIG | REG | 機械割 | フル攻略時 | |
---|---|---|---|---|
設定1 | 1/385 | 1/655 | 96.2% | 99.3% |
設定2 | 1/368 | 1/655 | 98.2% | 101.8% |
設定3 | 1/343 | 1/606 | 102% | 106.2% |
設定4 | 1/318 | 1/546 | 106.5% | 111.7% |
設定5 | 1/280 | 1/478 | 114.7% | 122.8% |
設定6 | 1/238 | 1/358 | 119% | 139% |
出典 777@Nifty様
タイプ
本機は、ツインBIG搭載のAタイプ。
ATやSTなど、ボーナス以外に出玉を増やす要素はなく、純粋にボーナスだけで構成されています。
特徴
本機の特徴をいくつか。
ツインBIG
スーパーとノーマルの2種類のBIGがあり、どちらが揃うかは、内部の制御により決まる。
スーパーBIGの場合、平均獲得枚数が630枚で、リプレイハズシがオートであり、最高獲得枚数が711枚。
ノーマルBIGの場合、平均獲得枚数が440枚の上、リプレイハズシにビタ押しが要求される為、スーパーとノーマルの差は非常に大きい。
前身機ルパン三世が、ハズシの難易度のみに差があった事を考えれば、雲泥の差と言える。
シフト持越し機能
本機は、シフト持越し機能が搭載されている為、3回目のJACKゲームでリプレイを引けば、30(若しくは29)ゲームまで、フルに小役ゲームが消化出来る。
コレにより、スーパーBIGでは、MAX711枚の獲得が可能。
ノーマルBIGでも、7枚小役がメインにも関わらず、平均獲得枚数440枚に達する。
不二子ちゃんタイム
不二子ちゃんタイムという名の、チャンスゾーンを搭載。
BIG終了後100ゲームがチャンスゾーンで、このゾーン中に「BIGを揃える」事が出来れば、全てスーパーBIGとなる。
「フラグ成立」ではなく、BIGを揃えなければイケないところが注意点。
ただし、確定告知が出ていれば、100ゲームを超えてもスーパーとなる。
上記通り、スーパーとノーマルでは雲泥の差がある為、BIGを引くタイミングが非常に重要となる。
天井
本機はノーマルAタイプだが、天井がある。
天井のゲーム数は1,536ゲームで、それ以降に引いたBIGは全てスーパーBIGとなる。
いくらスーパーとノーマルの差が大きいとは言え、この天井狙って立ち回る事は出来ないだろう。
あくまで、ちょっとした救済措置と捉えるのが普通。
設定判別①
設定判別と言うか、本機は減算値判別が可能。
小役カウンターが搭載されており、減算値に差があるので、設定4以下か、設定5か、設定6かの判別が可能。
ここまでは花火と同じ。
唯一にして最大の相違点は「BIG終了後に、カウンターがリセットされない」という点。
同じく減算値判別が可能な、花火やバーサスの場合、BIG終了後に小役カウンターの位置が「0」に戻る。
なので、そこを起点にする事で、今現在の小役カウンターの位置が、高低どちらにいるか明確に分かる。
が、本機には、そのBIG終了後のリセットがない。
唯一リセットされるのは、設定変更後だけとなるが、設定変更後に回されてしまうと、小役カウンターの位置が分からなくなるので、少々面倒。
コレを補って判別出来る「セルフサーチ判別」なる判別方法が、確かスロマガ発で発表されており、この手の、BIG終了後にカウンターがリセットされない機種でも、減算値判別が可能なのだが、難易度は、通常の減算値判別より当然高い。
後、もう一つこの機種の減算値判別のハードルを上げているのが「小役はずし」。
減算値判別を行う場合、クレジットの位置(=小役カウンターの位置)を調節する必要がる訳だが、花火やバーサスの場合、全ての小役を目押しでハズせるのに対して、本機は、メイン小役であるプラムが中段にテンパイした場合、ハズす事が出来ない。
この点も、難易度と言うか、手間が増す。
とは言え、減算値判別が可能な事は事実。
「やる」と「やらない」では、雲泥の差がある事に間違いはない。
※減算値判別自体がよく分からない方は、こちらをご参照下さい 1
※減算値判別自体がよく分からない方は、こちらをご参照下さい 2
設定判別②
もう一つの設定判別方法として「昇格抽選の確率」がある。
ダブルラインで赤7がテンパイした際、シングルラインで赤7が揃っているにも関わらず、スーパーBIGに「昇格」する場合があり、その「昇格する確率」に設定差がある。
設定1 | 0.5% |
---|---|
設定2 | 2.1% |
設定3 | 4.7% |
設定4 | 6.8% |
設定5 | 9.4% |
設定6 | 25.1% |
こちらは、上記のセルフサーチ減算値判別と異なり、誰にでも簡単に推測可能なので、知っていおいて損はない。
細かい設定は分からないが、一度でも昇格すれば「1」の可能性はグンッと下がるし、2度昇格すれば「6」の可能性激増で、悪くても「上の方」だと推察可能となる。
まとめ
リーチ目やゲーム性も面白かった本機ですが、個人的には、やはりルパンの面白さと比較してしまうと、少々割り引いて見てしまう。
しかし、あくまで個人的な意見なだけで、市場評価は良かった機種だったと思います。
前身機がルパン三世で、後継機にあたるのが、主役は銭形となるので、少し「地味」に感じてしまうのかもしれませんね。