こんばんは!銀猿です。
前回の記事は、完全に前置きだけになってしまいました(汗)
今回はさっさと本題に入っていきましょう。
第一回目の今日は、全体像から見ていきます。
初心者の友達に向けて書くとは言え、どの競馬場で、距離が何メートルで、何てことは書きません。
ここでは、宝塚記念の過去10年のデータから、特に傾向が顕著な数字に着目して取り上げていきます。
荒れる
宝塚記念に荒れる印象をお持ちの方は多いと思いますが、その印象通り、比較的荒れる傾向が強いレースです。
2020年 2着 モズベッロ
2018年 2着 ワーザー
2018年 3着 ノーブルマーズ
2015年 2着 デニムアンドルビー
2015年 3着 ショウナンパンドラ
②1~3番人気が全て馬券圏外になった年・・・2回
③5番人気以下で勝った馬・・・4頭
2018年 ミッキーロケット
2016年 マリアライト
2015年 ラブリーデイ
2011年 アーネストリー
①過去10年のデータなので、馬券圏内に入った馬は全部で30頭。
実に1/6の確率で、10番人気以下の人気薄が走っています。
同じグランプリレースである有馬記念が、2頭(去年のサラキアと2012年のオーシャンブルー)である事を考えれば、人気薄の激走が多いレースと言えそうです。
②競馬の全てのレースおいて、1~3番人気全てが馬券圏外に飛ぶのは、およそ7~10%程度。
僅か10回の施行とは言え、20%の確率で発生しているのは、やはり多く感じます。
有馬記念でも1度ありますが、逆に有馬記念では、1~3番人気で決着した年や、2~4番人気で決まった年もあります。
③こちらも、有馬記念では1頭(2015年のゴールドアクター)のみなのを考えれば、かなり多く感じます。
人気薄が頭まで突き抜けるとなれば、配当は当然高くなります。
枠
宝塚記念では、好走する枠に偏ったデータがあります。
枠 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|
8枠 | 31.8% | 31.8% | 40.9% | 288% | 106% |
1枠 | 6.3% | 12.5% | 31.3% | 85% | 189% |
過去10年では、抜けて最内・大外の両極端な枠で好結果が出ています。
8枠は人気馬が入る事も多かったのですが、6番人気・8番人気の好走もあります。
1枠からは、11番人気・12番人気の好走があります。
後、好走率で言えば、2枠も複勝率が25%あるので、悪くない枠と言えるでしょう。
ちなみに3~7枠は、全て複勝率10%台です。
上がり上位
メンバー中で上がり上位を使える馬が、滅法強いレースです。
普通のレースでも、他のGⅠレースでも、上がり上位の馬は当然成績が良いですが、宝塚記念ではかなり顕著です。
上がり順位 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 54.5% | 100% | 100% | 248% | 300% |
2位 | 18.2% | 27.3% | 54.5% | 347% | 160% |
3位 | 11.1% | 33.3% | 44.4% | 151% | 111% |
6位以下 | 0% | 1.1% | 2.2% | 0% | 13% |
上がり最速馬は、連対率100%。
上がり3位以内馬に好走馬が固まっており、最低でも5位以内が好走条件。
6位以下となると、馬券圏内に突入するのが難しくなりそう。
但し、上がり上位である必要はるものの、上がり33秒台のような速い上がりは不要。
34秒台ですら稀で、馬場が渋れば36秒台の決着になる。
その他
※7歳以上
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
0.0% | 4.3% | 4.3% | 0% | 23% |
該当馬
カデナ
キセキ
キングニミッツ
シロニイ
ヨシオ
※前走1秒以上負け
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
4.0% | 8.0% | 8.0% | 12% | 29% |
該当馬
シロニイ
ミスマンマミーア
メロディーレーン
今日のまとめ
・荒れやすいレースである
・8枠の成績が圧倒的に良い。次いで1枠・2枠。
・上がり上位馬が良い。6位以下だと馬券圏内突入は難しい。
明日は、1番人気馬の考察をします。