そんな簡単には・・・　パチスロ専業者編　第243話

 

 

こんばんは！銀猿です。

二年目に突入したパチスロ専業生活も、六ヶ月目となる2002年6月に突入。

僕が稼働していた地域では、この当時等価のお店はなく、6枚～7.6枚交換店が殆ど。（主流は7枚）

そんな中、イベントや札台狙いと言った立ち回りをメインにパチスロを打つ毎日。

長らく続いてた連敗を、前回の稼働でやっと止める事に成功。

その止め方が「連れスロで友人の隣に座ったら、たまたま設定6で、しかも万枚出ちゃった」と言う、殆ど漫画みたいな内容。

完全に「運」だけで勝った実践だったが、暗いトンネルの最中。

「勝ち方なんぞどうでも良い」

「どんな稼働内容でも勝てればOK」

そんな状況だったのだから、最高の勝ちを拾えたと思う。

この後は、この特大のラッキーパンチを、無駄にしないよう、立ち回らなければならい。

では、第243話をご覧下さい。

 

 

遅出、早上がり

 

 

6月23日

今日は所用の為、稼働は夕方から。

この時間からなので、狙いは当然札台。

昨日の勝ちで気持ちが「グッ」と楽になっているので、札台が無ければor取れなければ「打てなくても構わない」程度の、スタンスで、クレイン店へ。

そんな考えとは裏腹に、簡単に札台GET。

掴んだ台はゲッターマウス。

BIGを一度引いて、判別するだけ。

なんて軽く考えていたら、初BIGに12K使わされてしまった。

そして、当然のごとく判別は不合格。

なんか、アッと言う間に負けた。

続いてはバベル。

こちらも札台。

こちらは、割と安くでボーナスを引けたものの、昨日のように簡単には出ない。

設定6の残像が強く残っており、目の前の台が6ではないと思うと、全く追いかける気力が湧かない。

飲まれたところが墓場で、早々に終了。

夕方から参戦したのに、閉店までいる事が出来なかった。

 

 

店舗	機種	収支
クレイン	ゲッターマウス	-10K
	バベル	-2K

 

 

 

 

俺が出してやる

 

 

6月25日

昨日は休養。

中一日空けての今日は、朝からクレイン店へ。

この日は少し気合いが入っていた。

それは、機種別イベントの対象機種がバベルだから。

「バベルが好き」と言うのもあるが、設定6投入確率が相当高いと予想しているのが、気合いの出どころ。

導入以来、割と短期間で、二度設定6に遭遇している。

人気が今イチだからだろう。

お店としては、お客さんをつけたい考えがあるのは明白。

ならば、ここは僕が設定6をツモって、終日ブンブンにブン回して、華麗に万枚を叩き出して、バベルの魅力、面白さを、他のお客さんにお伝えしようではないか！

そんな妄想を一人抱きながら、10時開店と同時にバベルのシマへ。

機種別イベント対象なので、流石のバベルも満席スタート。

余計な事を考える必要はなく、目の前の台に集中する他ない状況だ。

打ち始めると、可もなく不可もない出だしから、ジリジリと膠着状態が続く。

打ちながら「6ではないな」と、判断はついたし、恐らく6であろう台にも検討がついた。

だが、6以外が全て低設定とは限らない事と、投資が少なく済んでいる事から、ここは、出玉が飲まれるまでは全ツッパ勝負に出る。

覚悟を決めて打ち続けた後も、一進一退の膠着状態は長く続く。

横目で、恐らくは設定6であろう台を羨ましそうに見ながら、黙々とレバーを叩き続けてきたが、19時半。

遂に全ての出玉を飲まれてしまう。

当然「続行」の選択肢はないし、今から他の台を打つ気力もないし、打てそうな台もない。

今日は、朝イチ6がツモれなかった時点で負けだったな。

 

 

店舗	機種	収支
クレイン	バベル	-5K

 

 

 

 

第244話に続く