こんばんは!銀猿です。
いよいよ牡馬クラシック第一弾、皐月賞が明後日となりました。
ただでさえ難しいメンバー構成なのに、今週は天候が不安定。
難解な皐月賞ですが、その分、予想のしがいがあるってもんでしょう!
では、出走馬を一頭ずつ見ていきましょう!
目次
- 1 全頭診断
- 1.0.1 1番 ダノンベルーガ
- 1.0.2 2番 アスクビクターモア
- 1.0.3 3番 トーセンバンノ
- 1.0.4 4番 キラーアビリティ
- 1.0.5 5番 グランドライン
- 1.0.6 6番 ジャスティンロック
- 1.0.7 7番 ボーンディスウェイ
- 1.0.8 8番 ダンテスヴュー
- 1.0.9 9番 サトノヘリオス
- 1.0.10 10番 ジャスティンパレス
- 1.0.11 11番 オニャンコポン
- 1.0.12 12番 ドウデュース
- 1.0.13 13番 ビーアストニッシド
- 1.0.14 14番 ジオクリフ
- 1.0.15 15番 ラーグルフ 丸田騎手
- 1.0.16 16番 デシエルト
- 1.0.17 17番 マテンロウレオ
- 1.0.18 18番 イクイノックス
- 2 現時点での評価
全頭診断
1番 ダノンベルーガ
川田騎手 前走 共同通信杯 1着
2戦2勝で、2戦共に上がり最速で完勝。
示した能力は文句なしでしょうし、臨戦過程も問題なし。
ハーツクライ産駒の成績が良くないと言われますが、そもそも、3番人気以内に支持された馬は二頭のみで、そのうちの一頭であるサリオスは3番人気2着。
プラスではないでしょうが、ハーツ産駒というだけでぶった斬るのはどうか?
あと、キャリア2戦が懸念材料にあげられるが「あまり使わないことを良しとする」ノーザンの使い方が一般的になっている今、その点も、それだけでぶった斬るのはどうか?
それらのポイントよりも、新馬戦が8頭立て6番ゲート、共同通信杯が11頭立て10番ゲートと、少頭数+揉まれない競馬しか経験していない点が気掛かり。
レースを観ても、道中も外目の位置を単騎で追走する競馬であり、18頭立ての小回り中山で最内枠とくれば、揉まれてレースを投げ出さないか?の方が不安。
川田騎手なので、ある程度の位置をとって、去年のエフフォーリアのように内がポッカリと空くようであれば力強く突き抜ける可能性もあるが、結構な博打になりそう。
一旦下げて外をブン回して勝つのなら、それは三冠レベルの馬ということだろう。
後、明らかにダービー狙いな点も、皐月賞を走る上では割引。
今年が終わってみれば、去年のエフフォーリア同様「皐月賞一番人気じゃなかったんや!?」となる可能性もあるが、いずれにしても、馬券的に買うなら1着付けの券種のみ。
「軸」という発想で買う馬ではないと考える。
2番 アスクビクターモア
田辺騎手 前走 弥生賞 1着
中山で3戦3勝。
東京で2戦ともに3着敗退。
位置が取れるタイプだし、切れ味勝負よりも追走力と立ち回りの上手さがストロングポイントの馬。
好枠を引いたし、イメージ的には皐月賞を走れるタイプの馬だとは思う。
気掛かりな点は、前走、権利取りの為にしっかり仕上げているであろう点と、ここまで、速い流れを経験していないこと。
鞍上も込みで狙い目の一頭だが、ダノンとは逆で頭まではイメージ出来ない。
買うなら2・3着でOKな券種or位置で。
3番 トーセンバンノ
木幡巧騎手 前走 スプリングS 13着
このメンバーに入ると能力的に厳しい。
4番 キラーアビリティ
横山武騎手 前走 ホープフルS 1着
内目の偶数枠と絶好枠を引いた。
ある程度位置が取れること。
現に中山2,000mのGⅠを勝っていること。
ホープフルSが5F60.1秒と、前哨戦のどのレースよりも前半がしっかり流れたことで、出走メンバーの中で相対的に早い流れの経験が得られたこと(しかも前走で)
皐月賞に相性の良いディープインパクト産駒であり、鞍上が中山・芝・2,000mにおいては現時点でNO1の成績を誇る横山武騎手であること。
と、強調材料が多く当初は本命候補でしたが、調教の動きがピリッとしない上「成長を促す」と間隔を開けた割に、馬体重が増えてこないことなど、少し悩ましい状況に・・・。
5番 グランドライン
三浦騎手 前走 スプリングS 12着
位置は取れそうだが、ホープフルS・スプリングSと連続して大敗。
ここに入ると流石に厳しい。
6番 ジャスティンロック
戸崎騎手 前走 弥生賞 4着
前走は、休み明け+10kgで叩き台の印象。
後方から捲っていって上がり2位で4着なら悪くない。
位置取りが後方になりそうな点は気掛かりも、後方からの差しが届く馬場であれば、人気は全くないと思われるので穴で一考。
7番 ボーンディスウェイ
石橋騎手 前走 弥生賞 3着
先行脚質であり、今回もある程度位置が取れそう。
前走は先行して上がり2位の脚が使えており、想定人気ほど評価を下げなくても良い馬。
ワンパンチ足りないのは確かだが、先程のジャスティンロックとは逆で、内前が極端な有利な馬場になれば、穴で一考。
8番 ダンテスヴュー
吉田隼騎手 前走 きさらぎ賞 2着
位置取りが後ろになりそうな事と、ワンターンの左回りしか経験がない点はマイナス。
東スポ杯ではイクイノックスに完敗の内容。
常に上位の上がりが使えている点は強調出来るが、馬体も小さく、食指は動かない。
9番 サトノヘリオス
岩田望騎手 前走 スプリングS 3着
未勝利戦・エリカ賞と、2戦連続でレコードを出しているように、時計勝負は歓迎の口。
前走は直線なかなか追い出せなかったが、前が空いてからはしっかり伸びた。
エピファネイア産駒であり、1,800mから2,000mへの延長は条件好転。
位置取りが後ろになりそうだし、鞍上が中山2,000mの経験が少ない点から勝ち切る場面はイメージ出来ないが、3着穴馬候補なら。
10番 ジャスティンパレス
M.デムーロ騎手 前走 ホープフルS 2着
デビューから5頭立て、6頭立てと少頭数のゆる~い流れしか経験しておらず、その点を考慮してホープフルSで軽視したら、見事に走られてしまった。
一気の頭数増加と、5F通過タイムが一気に4秒近く速くなるレースに対応しての2着は驚き。
最後の直線でも右へ左へヨレており、まだまだ伸びしろが感じられる。
馬体が小さい点と、2,000mしか経験していない点が懸念材料も、キラーアビリティとの人気の差を考えると、俄然こちらに食指が動く。
11番 オニャンコポン
菅原騎手 前走 京成杯 1着
ホープフルSは中間に発熱があったとの事で度外視すると、実は3戦3勝の実績馬という見立ても可能。
全3勝を中山の2,000mであげており、この舞台が合わない訳はない。
前走は、一旦ポジションを下げた位置から上がり最速を使って突き抜ける強い内容。
名前に注目されがりだが、戦績はGⅠでも?と思わせるもの。
鞍上も中山2,000mを得意としており、激走があっても驚けない。
この枠だと、前走同様末脚に賭ける競馬になりそうなことと、思いのほか人気になりそうな点が気掛かりも、他の穴馬候補と同程度の人気薄であれば。
12番 ドウデュース
武豊騎手 前走 弥生賞 2着
今年の出走馬のメンバーで、前半が速い激流を経験しているのはフューチュリティS組。
そのFSを中団から上がり最速で差し切っており、全体的に前半が速く流れる傾向の皐月賞でも不安はなし。
前走はトライアルらしいレース運び+道中やや不利があったことを考えれば合格点。
同じく武豊騎手が桜花賞で乗った、ウォターナビレラに酷似。
ダービーよりも、どちらかと言えば皐月がメインターゲットであろう点もプラス。
ただ、こちらもウォターナビレラ同様、勝ち切るイメージが何故か湧かない馬。
連軸候補としてなら、この馬が最有力か。
13番 ビーアストニッシド
和田騎手 前走 スプリングS 1着
常に人気以上に走っているのに、走っても、走っても人気にならない馬。
逃げて結果を残してきているが、テンが滅茶苦茶速い訳でもない。
その点から見ると、今回の枠はこの馬にとってはマイナス。
同型の馬や、内に速い馬もおり、展開的には厳しくなりそう。
「完全に前が残る!」
と予想した場合に、2007年ヴィクトリー&サンツェッペリン再び!と、デシエルトとセットで買うのなら一考。
14番 ジオクリフ
福永騎手 前走 共同通信杯 2着
近2走、外回りのワンターンの競馬で結果が伴っていないが、中山2,000mに舞台が替われば上昇が見込める。
相手が弱かったのは確かも、札幌2歳Sは強い内容だった。
スタート一息な点が非常に気掛かりも、かなり人気が落ちそうなので食指が動く。
馬場が渋っても問題なさそうなので、雨が残る馬場になれば本命候補。
15番 ラーグルフ 丸田騎手
前走 弥生賞 11着
芙蓉S勝ち、ホープフルS3着と、中山2,000mに実績あり。
ただ、前走は不利があったとはいえ負け過ぎの印象。
雨が残って、欧州的なスタミナが要求される馬場にでもならない限り、手が回らない。
16番 デシエルト
岩田康騎手 前走 若葉S 1着
前走は初の芝で、逃げて上がり3位の脚を使っての圧勝。
3戦3勝と底を見せておらず、岩田騎手がスプリングS勝ち馬のビーアストニッシドより、こちらを選んでいる点も見逃せない。
懸念材料は、この枠で岩田騎手だと逃げない可能性があるということ。
折り合いに不安があるタイプだけに、逃げられないと脆さが露出して惨敗もありえる。
この馬を買うなら頭でだろうし、先程も書いたビーアストニッシドとの組み合わせはオッズ的にも面白いだろう。
17番 マテンロウレオ
横山典騎手 前走 弥生賞 10着
中山2戦2敗は気になるし、前走は負け過ぎの印象。
2走前に重賞を勝っている馬だが、特に強調材料がなく。
18番 イクイノックス
ルメール騎手 前走 東京スポーツ杯 1着
評価的には、ダノンベルーガとほぼ同じ。
勝たれれば「皐月では1番人気じゃなかったんだね!」と、なる可能性は十分。
大外枠もこの馬単体で見れば、揉まれる心配もなく、末脚に賭ける競馬に徹するだけなので一概に悪いとも言えない。
一番気になる点は、Twitterで呟いたキタサンブラック産駒の中山・芝での成績。
中山と阪神だけ極端に成績が落ちており、データが少ないとは言え見逃せない数字。
(勝率3.7%・連対率3.7%・複勝率7.4%)
この馬を買うなら、当然ダノンベルーガと同じく、1着付けの馬券のみ。
大外枠に入ったことでオッズが下がりそうなので、7~8倍つくなら、単勝で買えるレベルかもしれない。
現時点での評価
天候=馬場次第でどうにでも変わりそうですが、現時点では、
キラーアビリティ
ジャスティンパレス
ドウデュース
ジオクリフ
から、本命馬を選ぼうと考えています。
日曜の9R、野島崎特別を観てから決めることになりそうです。