こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第54弾、「ハードボイルド2」の登場です。
AT・ARTと、新しい概念及びゲーム性を提案し、パチスロに新たな面白さ・楽しさを見出してきたサミー。
そのサミーから矢継ぎ早に発売された新機軸機種である本機。
今回は、ディスクアップで好評となったARTに、更に新しい要素をプラスしてきました。
個人的には「打ちたくてもあまり打てない機種」だった本機。
結局、例の「アレ」も引けずじまいでした。
巷での人気も高く、名機の呼び声もあった機種です。
では、懐かしのハードボイルド2を振り返っていきましょう。
スペック
■メーカー
サミー
■発売時期
2001年5月
BIG | REG | 機械割 | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/485.5 | 1/829.6 | 94.7% |
設定2 | 1/445.8 | 1/799.2 | 98.6% |
設定3 | 1/412.2 | 1/771 | 102.5% |
設定4 | 1/381 | 1/762.1 | 106.6% |
設定5 | 1/352.3 | 1/744.7 | 111% |
設定6 | 1/286.2 | 1/720.2 | 119.9% |
出典 777@Nifty様
新たなゲーム性
以前紹介したディスクアップ同様、本機も「ART」が搭載されています。
BIG終了後、1/2の確率でARTの抽選が行われ、非当然なら残念ながら通常へ。
見事当選した場合は、ARTに突入します。
ここまではディスクアップと同じですが、相違点が二つ。
一つは目継続ゲーム数。(後述)
二つ目は「BIG当選で終わらない」という点です。
この「BIG当選で終わらない」=「一旦BIGをストックする」事で、誤ってBiG絵柄を揃えない限り、必ずARTを完走する事が可能となりました。
ですので、本機はART+STという分類となります。
ただ、この後市場を席捲する、世に言う「ストック機」とは違い「自分で貯めて自分で出す」ストックなので、意味合い的には、こちらも以前紹介した、ブラックジャック777と同じです。
ART継続ゲーム
同じART搭載機である、ディスクアップとの相違点の一つに「ART継続ゲーム数の違い」がありますが、本機の継続ゲーム数は、基本的に150ゲーム固定です。
「基本的に」と書いたのは、プレミアで「ART1,000」が存在する為です。
BIG終了後のART「当落」の抽選確率は「58/116が外れ、57/116でART150に当選、1/116でART1,000に当選」となっています。
その為確率上では、BIG116回に一回の割合で、お目にかかれます。
勿論、最初のBIGで引く事もあれば、500回BIGを消化しても引けない事もありますが、数字だけで考えれば、設定6なら約33,200ゲーム。
現実的によく打たされるであろう設定1なら、約56,300ゲームで「出会える」計算です。
ARTの特典
コレは、ディスクアップとほぼ同じで、まずは消化するだけでコインが増えます。
ART150ゲーム完走で、約230枚のコインを獲得出来ます。
(ART1,000ゲームなら、約650枚)
また、ART中に引いたBIGは全てハイパーBIGとなり、BIG中の15枚役を完全ナビしてくれます。
ノーマルBIGの場合、獲得枚数は約400枚。
ハイパーBIGの場合、獲得枚数は約600枚と、かなり大きな差がありますので、ディスクアップ同様「如何にART中にBIGを引けるか」が出玉増加の鍵になります。
ただし、ディスクアップと違い、引いたBIGはストックされるので「引くタイミング」は「ART中」であれば問いません。
その点だけで言えば、ディスクアップより波は穏やかになる・・・ハズです。
ご機嫌パターン
本機はこの独特なゲーム性上、超ご機嫌なパターンが存在します。
それは、
①BIGを引く
②ARTに突入
③ART中にBIGを引く
④1G連でハイパーBIGに当選
⑤そのBIGで再度ARTに当選
この無限ループに入ると、ガンガン出玉が増え、楽しくて仕方ない状況になります。
勿論、ART中のBIGは「全てストック」されますから、複数BIGを引いていると「それはもうっ!」と、言った状態に陥ります。
最大の難関
ここまで、楽しい事ばかり書き連ねてきましたが、当然、良い事ばかりではありません。
本機最大の難関と言うか、弱点は「ボーナス確率が異常に重い」という事です。
上記ボーナス確率をご覧頂ければ分かる通り、非常にボーナスの当選確率が低いのです。
ゲーム性上、REG確率は無視で構わないのですが、BIGも相当「重い」。
大花火の設定1のBIG確率が、約1/431ですからね。
本機の設定2の方がまだ確率が悪いのです。
設定5で、大花火の設定3と同水準。
設定6になってやっと1/300を切りますが、花火の設定2より低い確率ですから「簡単に当たる」レベルとは言えないでしょう。
このような「難関」をクリアしても、ARTに当選しなければ約400枚貰って終わりですからね。
「乗る」までの道のりは、結構高いハードルが待ち構えていました。
引きたかった
僕自身は、結局ART1,000は引けずじまいでしたが、世の中には複数回引いている強者もいらっしゃいます。
一度で良いから引いてみたかったなぁ~。