こんばんは!銀猿です。
いよいよ有馬記念ですね。
ホースマンにとって最も特別なレースはダービーでしょうが、巷で一番盛り上がるレースは何と言っても有馬記念でしょう。
普段は馬券を買わない方々も「有馬記念だけは買う!」という人も多いですしね。
年末の風物詩。
一年の締めくくり(ホープフルステークスも東京大賞典も賞金王もありますが)
有馬記念の予想と行きましょう。
まだ
いつもはまず結論から申し上げるのですが、正直まだ予想が固まっていません。
印も、馬券の買い方も、明日の芝のレースを見て決めたいのが本心です。
ここでは、前日夜中時点での予想として書いてみたいと思います。
4強
面白くも何ともないのですが、現時点での1~4番人気の4頭が、他の12頭から頭一つ抜けていると思っています。
その中でも序列がハッキリしていれば良いのですが、コレがなかなかまとまらない。
そう言った意味で、まだ予想が固まっていません。
エフフォーリア
黄金世代と言われる今年の3歳馬の主役。
前走、天皇賞(秋)では、コントレイル・グランアレグリアを完封。
基本能力だけを考えれば、出走馬中文句なしでナンバーワンでしょう。
ですが個人的に絶対視出来ない理由が、
②状態面
③蹄
①=東京2,000mであのパフォーマンスを見せられると、中山2,500mに変わって「良くなる」とは到底思えない。
距離も気持ち長い気がするし、この馬単体で見れば、前走比でパフォーマンスを落とす可能性は高いと思われる。
②=調教後の陣営のトーンはあまり上がらず、前走天皇賞が100%なら、現在は80~90%という見立てだそう。
勿論三味線の可能性もあるものの、エリザベス女王杯でウインマリリンでの戦前コメントでハッキリ事実を言っていた武史騎手の発言だけに、信憑性はありそう。
③=状態面に繋がるが、中間蹄が悪くなり補強している。
競走馬にとって蹄は最も大切なパーツであるようなので、ここにアクシデントが出たことは、かなり気になる。
クロノジェネシス
前人(馬)未踏のグランプリ4連覇がかかるクロノジェネシス。
3歳時のエリザベス女王杯以外、馬券圏内を外したことがない堅実駆けする馬。
去年の覇者であり、舞台設定は申し分ない・・・と、言いたいところだが、こちらもやはり不安材料が目につく。
②衰え
①=エフフォーリア以上に陣営のトーンが上がらない。
凱旋門賞がかなりタフな競馬だったので、その影響はフィジカル面だけにとどまらず、精神面にもあるのかもしれない。
引退レースだけに目イチの仕上げが出来るハズなのに、陣営のトーンが上がってこないという事は、無事に繁殖に上げることを重視している可能性が十分にある。
②=ここまで堅実に走ってきたクロノジェネシスだが、5歳秋ともなれば衰えが出てるのが普通。
先のマイルCSでは、グランアレグリアがそんな心配をよそに圧勝を決めているが、だからと言ってクロノジェネシスが衰えていないとは言えない。
競走馬の成長曲線を考えれば、成長著しい3歳馬を相手にする以上、自身が下降曲線を描いていれば、その差は一気に縮まる。
マイルCSは11月後半。
有馬記念記念は年末。
たかが一ヵ月かもしれないが、されど一ヵ月とも言える。
ステラヴェローチェ
週初めはこの馬が本命でした。
ここにきて少し嫌っている理由は、
②位置取り
①=堅実駆けするタイプであり、常に上がり上位の脚が使えるのは魅力的。
前走菊花賞は、神戸新聞杯のダメージがあったことと、結果として3,000mが長かったことが敗退の原因。
そこから間隔を取り、短縮ローテで挑める今回は絶好の狙い目!だと思ったのですが、みんな考えることは一緒だったようで、予想以上に人気をしてしまっている。
タイトルホルダーが大外に入ったことにより人気を落とし、更にこの馬の人気が高まってしまったよう。
世代上位の能力を持っていることは間違いないが、対エフフォーリア3戦全敗。
対タイトルホルダー1勝2敗。
クラシック3着・3着・4着の実績を考えれば、現状3番人気は過剰人気に映る。
②=土曜日の競馬を見ていると、伸びるのは内から3・4頭目あたり。
差しは決まるものの、4コーナー10番手以下の後ろからだと差し届かない可能性が高い。
とは言え、3・4コーナーを外から捲っていくと、内をロスなく回って内ラチから4頭目辺りまでを走ってきた馬に対しては、距離ロスでやはり差し届かないイメージがある。
その伸びるポジションを、他の上位3頭が通る可能性があることがこの馬の泣き所。
Mデムーロ騎手でもあり、外を回して豪快に追ってくる可能性が高いので、届かず4・5着の可能性も考えられる。
タイトルホルダー
週中、そして枠順発表後は完全にブッた切る予定でしたが、ここにきて銀猿の中で急浮上しているのがタイトルホルダー。
有馬記念では外枠不利が定説も、ここ10年、1~4番人気で8枠に入った馬は2015年のゴールドシップと、2014年のジャスタウェイの2頭だけ。
ゴールドシップは出遅れが響いての敗戦だし、ジャスタウェイも3番人気クビ差4着なら大体人気通り走っているとも言える。
大外枠が嫌われてオッズが下がっていることは明白なので、こうなると逆に食指が動いてしまう。
生産者の岡田牧雄さんから、和夫騎手に「前半1,000mを1分丁度で入って、3コーナーから前を捕まえに行き、後続に5馬身程度のアドバンテージを取って、最後は粘れるだけ粘ってくれ」と、オーダーが出ているようなので、有馬記念初騎乗の和夫騎手も何も迷うことなく、騎乗に集中出来るハズ。
それでも、大外枠がベストな枠とは言えませんが・・・
穴馬
4強以外で穴馬として考えていたのは、13番アカイイトと14番アサマノイラズラ。
ですが、ステラヴェローチェのところで書いたように、位置取りが後ろ過ぎる馬と、外を回される馬は今日の馬場は向かないハズ。
明日になり外差し馬場になっていれば一気に急浮上させるのですが、今日と傾向が変わらないようならば、見送る予定です。
変わって浮上しているのは1番ペルシアンナイト。
前走チャレンジカップが余計なのは間違いないのですが、近走上がりがしっかり使えており、2走前の天皇賞では後方からとは言え、あのメンバーの中で上がり2位の脚を使っています。
忘れ去られているかもしれませんが、この馬だってGⅠ馬。
中山のGⅠでは、皐月賞2着もあります。
最内枠でジッとして、内から3頭目あたりを縫うように差してきて3着・・・そんなイメージは抱けます。
そして、それが出来る鞍上でもあると思います。
馬券
あくまで現時点での買い目予定ですが、
【三連複】
7-10-16
9-10-16
1・10の二頭流しで、相手7・9・16
計5点ですが、現在のオッズならば、コレでも合成オッズが5倍あります。
当日の馬場を見て買い目を変えるかもしれませんが、その時はTwitterで報告します。
では、皆さん良い週末を!