こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第23弾、「グランシエル」の登場です。
クランキーコンドル・クランキーコンテスト・アレックスに続く、アルゼ(当時)鳥シリーズ第4弾の本機。
多彩な演出、豊富なリーチ目、甘い機械割と、当時ヒットする要素を存分に搭載していたグランシエル。
その上「難し過ぎない技術介入」も兼ね備えており、当時の若者(銀猿もこの頃は若かった)を中心に、人気機種となった。
本機が好きな方は多いと思うのだが、演出面があまり好みではなく、「分かり辛いから打たない」と言った声も耳にした。
演出面を細かく伝えきれる文章力を、全く持ち合わせていないので、いつも通り「雰囲気」を掴んで貰い、このブログを思い出すキッカケとし、後は皆さんお酒でも飲みながら、熱く語りあって下さいませ!
スペック
■メーカー
アルゼ(当時)
■発売時期
2000年2月
BIG | REG | 機械割 | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/303.4 | 1/655.3 | 97.5% |
設定2 | 1/292.5 | 1/630.1 | 99.8% |
設定3 | 1/277.7 | 1/606.8 | 102.4% |
設定4 | 1/260.1 | 1/606.8 | 107% |
設定5 | 1/240.9 | 1/606.8 | 111.6% |
設定6 | 1/240.9 | 1/364.1 | 116.6% |
出典 777@Nifty様
基本仕様
BIGとREGの両ボーナスで出玉を増やしていくオーソドックスなAタイプ。
設定6以外はREG確率が低めに抑えられており、BIG偏重型のボーナス確率。
そのBIGでは、リプレイ外し+複合小役奪取で、平均450枚程度のコインを獲得する事が可能。
通常時の小役狙い打法も効果的で、BIG中の手順を完璧にこなす事と合わせる事で、設定1の機械割が、ギリギリ100%を超えるとされていた(上記機械割はメーカー発表値)
演出
本機の演出は「音と光」が存分に使われており、派手なモノが多かった。
打ち込んでいくと、その派手な演出と、出目との絡みが面白く、本当に打っていて飽きがこない面白い機種なのだが、何も知らずに打つと「当たりもしないのに、うるせぇ台!」と、その魅力が伝わる前に、ブン投げられてしまう事もしばしば。
特に、「止まらい予告音」が煩わしいらしく、一度鳴りだすと遊技を止めて席を離れても、30秒程鳴り続けていたし、音が小さくなっても、次にコインを入れると突然大きな音が鳴り始めてしまう為、こちらも一部嫌がられる原因となった。
演出Ⅱ
だが、その軽快な予告音、お腹に響く重低音BGM、これらと絡み合う豊富なフラッシュの数々が本機の魅力の一つであり、「スピード感と大音量」が、他の機種にはない、グランシエルならでは個性的な面白さであった。
そんな中でも、個人的お気に入りNo.1演出は、「コンチファーレ」。
レバーONの瞬間、一瞬筐体上部のランプが先に光ったと思った瞬間、初代コンチネンタルのファンファーレが鳴り響く、問答無用の0確演出。(初代コンチと比べて、音が高いのがやや残念ではありますが)
全ての歴代スロットの中で一番好きな機種がコンチネンタルⅠである銀猿にとっては、脳汁(今でも言う?)全開の演出でした。
この他にも、ボーナス成立プレイの3/4で発生する、スペシャルテンンパイ音が搭載されていましたが、他の予告音と重なると「うん?今何かいつもと違った?」程度の認識しか出来なかったのが勿体ない演出でした。
ちなみに、スペシャルテンパイ音は以下の6種類。
・センチュリー21のボーナステンパイ音
・フリッパー3のイルカ揃い音
・オリエンタルⅡのボーナステンパイ音
・クランキーコンドルのボーナステンパイ音
・タコスロのスタート音
・サンダーVのレバーオン時予告音
リーチ目
多彩な演出もさる事ながら、個人的には秀逸な出目も、この機種が大好きな要素の一つです。
小役回収打法としては、チェリーが上に付いている大鷲を左上段に狙い、右リールフリーのハサミ打ちがメジャーだと思います。
この打ち方、キチンと上段に大鷲を狙えていれば、チェリーをこぼさないのですが、一コマ早く、枠上に大鷲を押してしまうと、チェリーをこぼします!2コマ上にチェリーがあるにも関わらずです。
救済措置?として、同一フラグのスイカを揃えれば良いのですが、こちらは9割方制御で強制的に揃わない仕様となってました。
なので、効率的な打ち方と言う意味では、枠内チェリー狙いの方に軍配が上がります。
ですが、上記の制御を知ってか知らずか、「左リール上段大鷲狙い」の方が凄く多かったです。
この打ち方の場合、「リーチ目が格好いい」んですよね。
左上段に大鷲が止まった状態からの右リール「チェリー・リプ・チェリー」とか、右リール「ゲチェナ」とか、大鷲・赤7・青7の一直線目(取りこぼしあり)とか、大鷲・赤7・青7の小V字型(取りこぼしあり)とか、「美麗目」と言われる、見てて惚れ惚れする様なリーチ目が沢山ありました。
銀猿も最初はこの打ち方をしていたんですが、途中から「枠内チェリー狙い」に変えました。
自身の目押し力が低い事を認識していた事が一つと、こちらの打ち方から現れるリーチ目が好きになったからが、もう一つの理由。
ただチェリー枠内狙いでも、狙うのは大鷲がリール内に出てこない、大鷲の上についている方のチェリー狙いでした
こちらのチェリーを枠内に狙うと、通常左リールには「ベル・リプ・スイカ」が止まります。
この形から、中段「リプ・リプ・ボーナス絵柄」通称リリボや、中段「リプ・リプ・ベル」通称リリベが代表的なリーチ目で、特に「リリベ」は枠内ボーナス絵柄無しでも出ますから、打ってて感動すら覚えるリーチ目でした。(リリベはアルゼ伝統の形)
あと、右リール赤7ゲチェナも貫禄のリーチ目なんですが、最強のリーチ目は、「左リール大スベリしての上段赤7降臨!」です!
スベリ付きが条件ですが、問答無用の1確目!正に至極のリーチ目です。
・・・アカン、めっちゃ打ちたなってきた。
設定判別要素
グランシエルには、ボーナス確率以外に設定判別要素があり、それがBIG中の特殊12枚役の確率と、BIG中のハズレ確率。
設定差は小さいのですが(特に特殊12枚役)ある程度の試行回数を重ねれば、判断材料になり得たるモノでしたので、あくまで補助的要素ですが、設定推測が出来た事も、若者に支持された要因の一つでしたね。
【ビッグ中の特殊12枚確率】
設定1:1/3.4
設定2:1/3.3
設定3:1/3.3
設定4:1/3.2
設定5:1/3.0
設定6:1/2.8
【ビッグ中のハズレ確率】
設定1:1/8.2
設定2:1/8.4
設定3:1/8.8
設定4:1/9.2
設定5:1/10.9
設定6:1/16.1
※動画の方は、2羽の大鷲を交互に狙う通称ロータリー打法で打たれたますね。
8分20秒付近に、コンチファーレが出ます。
そのスペックの甘さから、人気と比較すると短命に終わったグランシエル。
個人的には、もう一度ホールで打ちたい機種リスト上位ランクの名機です。
皆さんはどうですか?