こんにちは!銀猿です。
今回は機種名鑑第19弾、「ニューパルサー」の登場です。
前回のタコスロに続きメジャー機種の登場。
正に時代を彩った名機の名に相応しい名機中の名機で、スロットを打つ方で知らない人はいないと思います。
数々の大ヒット機種を世に送り出している山佐ですが、個人的にはこのニューパルサーと3号機スーパープラネットが、「THE山佐」として印象に残る機種です。
ニューパルサーは長期に渡る人気機種の為、初代登場後、MAXBETボタン搭載機や、テトラ搭載機など、色々なバージョンがあるのですが、一応ここでは初代を中心とした、いわゆる「ニューパルサー」を軸に紹介していきます。
スペック
■メーカー
山佐
■発売時期
1993年4月
BIG | REG | 機械割 | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/303.4 | 1/606.8 | 93.3% |
設定2 | 1/282.5 | 1/565 | 96.2% |
設定3 | 1/264.3 | 1/528.5 | 99.1% |
設定4 | 1/248.2 | 1/496.5 | 101.9% |
設定5 | 1/240.9 | 1/442.8 | 104.8% |
設定6 | 1/240.9 | 1/420 | 107% |
出典 777@Nifty様
4号機初期最大のヒット機種
本機は、パチスロが3号機から4号機時代へと移り変わった初期の頃に、山佐から発売されたノーマルAタイプ。
まだまだスロットに、4thリールや大量獲得、RTやAT、はたまた液晶搭載などが全くない時代に生まれました。
BIGとREGボーナスのみでメダルを獲得し、また、ボーナスフラグ成立を察知するのもリーチ目オンリーという、当時では当たり前の、極めてシンプルな機種です。
〇モノ全盛の3号機時代、ヒット機種の殆どが〇モノ化している状況の中で、ほぼ唯一と言って良い、〇モノ化せずに人気を博した「スーパープラネット」を世に送り出し、大量リーチ目機種の地位をしっかりと確立していた山佐。
その山佐からの4号機第一弾という事で期待もありましが、結果として世のユーザーから期待以上の支持を得て、後に発売される「北斗の拳」に抜かれるまで、販売台数22万台と、長きに渡り設置台数NO.1を誇る、4号機初期の最大ヒット機種でした。
この機種から生まれた
リーチ目オンリーでボーナス察知をする本機。
順押しで消化する場合は、左リールにボーナス絵柄が無いとノーチャンスとなりますし、通常小役狙いをしていると、7と蛙絵柄には必ずチェリーが付く為、「7or蛙が中段に停止=チェリーが成立=そこからのリーチ目は入ってました目」となります。
その為、ある程度打ち慣れたユーザーの場合、多くは7or蛙が上段or下段に停止した形からのリーチ目でボーナスを察知する事になるのですが、そんな限られた出目構成の中でも、様々なリーチ目を見せてくれたニューパルは、本当に飽きる事なく打ち続けられる機種でした。
この「7or蛙が上段or下段に停止した形」から右リールに「オレンジ・・チェリー・7」が停止するとボーナスが確定!
いわゆる「ゲチェナ」(右リール下段チェリー付き7の略)の事ですが、恐らくは本機が元祖であったと思います。
ちなみに、命名はパチスロ必勝ガイドのアニマルかつみ氏だったと記憶しています。
ニューパル遍歴
初代ニューパルが1993年。その後、MAXBETボタンを搭載したRが2000年に。
テトラ搭載のTが2001年。Rの検定切れに伴いマイナーチェンジしたRXが2003年にと、ニューパルシリーズは継続しており、5号機となった現在も、まだまだリリースは続いてます。
世に言う「自主規制」によるメーカー側団体による内規の変更の多くは「射幸心を煽り過ぎない」事を警察庁から指摘される場合が殆どで、俗に「出玉性能が低下する」事が多いのですが、今後6号機時代に突入しても、ノーマルAタイプの元祖であるニューパルの販売が無くなる可能性は低いと予想されます。
打ち方
本機はリプレイ外しが可能なのですが、その難易度と見返りのバランスが伴っていなかった為、僕は行った事がありません。(技術がないのは内緒)
僕の通常時の小役狙いは、左リール上段に上チェリー付き7狙い⇒右フリー⇒中ベルorオレンジ狙いでした。
ハマリが深くなってくると、左を7と蛙を上段に交互に打つ、世に言う「ロータリー」で打つ事もありましたが、下段にボーナス絵柄狙いの方は殆ど行わなかったですね。
単なる個人的好みなんですが、選択出来る状況なら、左上段ボーナス絵柄を狙ってました。
多くの機種の場合、そこからのリーチ目が好きなもんで。
リーチ目は本当に沢山あるのですが、ちなみにニューパルを打った事がない方に一つだけ、
左リール上段7・中リール中段7・右下段蛙(右下がりにボーナス絵柄一直線)コレ、ボーナスが絵柄が一直線に並んでますが、リーチ目じゃないんです!
ですが、右下がBAR図柄の場合は問答無用のリーチ目です!
と、色々なパターンを発見していく事が、大量リーチ目機種の醍醐味でありました。
都市伝説
人気機種であったニューパルには、様々な都市伝説的なお話しがあります。
初期の頃に割と有名だったのは「パネルの色により連チャンする/しないが顕著」と、言うもの。
「赤は連チャンしない」とか、「緑はクレジット内連チャンが多い」とか、パネルの色による連チャン率について言われる都市伝説が流行ってました。
上記と同じくらい皆さんが仰っていたのは「奇数は波が荒く、偶数は波が穏やか」と、言うもの。
僕も沢山の方から聞きました。
「今日のはダラダラ出てたから設定4やな」とか、「昨日ニューパルで3万突っ込んで、5万返ってきてん!絶対設定5やで!」とかです。
個人的に、楽しむ為のオカルトは100%肯定、出玉性能に関するオカルトは疑ってかかる(過去には信じられない攻略法が出てきた事があったので、全否定はしません)タイプなので、当然「ふ~ん」程度で聞き流していたのですが、二つ目の「奇数は荒く、偶数は穏やかって」、皆さん心当たりありませんか?
そうです!ストックやAT機で実際に採用されている事なんです!
メーカーである山佐がこの都市伝説を知っていて、具現化したのだと銀猿は考えています。
山佐のストック機である「キングパルサー」なんて、まんまです。
成立したボーナスフラグを一旦ストックして、設定による放出率に変化を与える事で、「奇数は荒く、偶数は穏やか」を正に体現しています。
※動画は「ニューパルサーX」ですので、バウンド停止もあります。
初期のニューパルが良かったのですが、色々なリーチ目を見るには、この動画が一番見やすかったので良いと思いました。
ニューパルには、好みの打ち方、好みのリーチ目がそれこそ十人十色でしょうから、それぞれの好みを肴に盛り上がって下さい!