こんばんは!銀猿です。
今週末は3歳馬によるマイルGⅠ、NHKマイルCが行われますね。
荒れることも多いレース。
週末に向けて、傾向分析をしておきます。
(データ集計は2017~2021年の5年間)
前傾LAP
近年の東京競馬場の芝はかなり高速馬場になることが多く、全体的な走破時計が速くなっている。
去年の1分31秒6は極端だとしても、例年、1分32秒台中盤辺りの決着になる。
そして3歳限定とは言え、そこは府中のマイルGⅠ。
前半3Fは遅くても34秒台中盤。
早ければ33秒台に突入することもある。
2017年はほぼ前後半イーブンの流れも、それ以外の年は全て前傾LAP。
去年は前半が1秒も早かった。
今年のメンバーだとそこまで速くならない可能性が高いものの、スローの用意ドン!の競馬しか経験していない馬にとっては、道中の追走に手間取る可能性がある。
後述するように相対的に速い上がりが使える馬に有利な傾向も、位置取りが極端に後ろになってしまうと、いくら東京でも届かない可能性が高くなる。
上がり
東京のGⅠらしく、速い上がりを出せている馬が圧倒的に成績が良い。
上がり6位以下で馬券になったのは全部で3頭。
うち2頭は、昨年のグレナディアガーズと一昨年のレシステンシアで、共に一番人気。
人気薄で馬券になったのは、は2017年逃げて3着に粘ったボンセルヴィーソのみ。
前走の上がり順位を見ても、前走上がり6位以下で馬券になったのは全部で5頭。
15頭中5頭なので、どうしようもない成績ではないものの、5頭中3頭は当日2番人気以内に支持されていたし、昨年2着のソングラインは、桜花賞で暴走したメイケイエールから受けた不利もあり不完全燃焼だった。
少なくても人気薄から狙うのならば、ある程度の上がりが使えている馬から選びたい。
前走着順・着差
NHKマイルは荒れる印象が強いレース。
実際に、4番人気以下の馬が9頭馬券になっている。
そんな人気薄で走った馬たちも、前走は好走している馬がほとんど。
9頭中8頭は、前走2~4着。
例外は前述のソングラインのみ。
加えてその時の着差も、0.0~0.5秒負けがほとんどで、やはり例外はソングラインのみ。
0.3~0.5秒負けも2020年のギルデッドミラーのみ。
前走しっかり走っているのに、人気の盲点になっているような馬を狙いたい。
前走1着馬
最近のNHKマイルでは、何故か前走1着馬が走らない。
少々オカルトめいているようだが、その数22頭全てが4着以下に敗れているというのはオカルトで片付けられないかも?
本番で求められる適性と、前走で求められる適性が異なるという見解もあるようだが、実際のところはどうどうだろうか?
ただ、前走人気は間違いなくオッズに影響を与えるので、わざわざ前走勝ち馬を本命にする必要はないかもしれない。
ちなみにあのグランアレグリアも、桜花賞勝ちの後、NHKマイルで圏外に沈んだ。
該当馬
前走上がり5位以内かつ2~4着に該当する馬の中で、当日4番人気以下になりそうな馬は、
オタルエバー・ソネットフレーズ・タイセイディバイン・マテンロウオリオンの4頭。
これらの馬にプラス、現時点で気になっているアルーリングウェイとキングエルメスを加えた6頭に注目。