こんばんは!銀猿です。
パチスロ専業生活から、社会復帰を目指した時の体験談の続きです。(前回分はこちら)
せっかく入社できた会社を、わずか二ヶ月で退職すること考えている、もう余り若くない銀猿。
迷いがある中、タイムリミットは刻一刻と近づいてくる。
決断
決断しなければならない日を間近にしたある日、僕の心を決める出来事があった。
その日は通し勤務。
夕方の休憩時間に、同じく休憩を取っていたアルバイトのN君が話しかけてくれた。
「銀猿さんも入社早々大変ですね。でも、コレもいつもの事だから、遅かれ早かれやらないとダメなんでしょうけどね」
・・・N君の話によると、恐ろしいほどの人員不足状態におちいる事も、社員やアルバイトが「とぶ」事も、全く珍しいことではなく、よくある話だと言う。
彼は、このお店に勤めて3年を超えるベテランスタッフ。
これまでも、今と似たような状況を何度も経験してきたらしい。
なので、今回の班長さんが二人続けて「とんだ」事も、驚くべき事態ではないのだそうだ。
N君のこの話を聞いて、僕の気持ちは固まった。
「退職しよう」
変わらない
今の厳しい状況は一過性のものではなく、これまでも繰り返されてきた、いわばデジャヴのような光景。
だとすれば、今後も繰り返される可能性は極めて高い。
H君の話を聞けば、この問題は会社(若しくはお店)の、根本にあるように思える。
ならば、そう簡単に改善されるとは思えない。
「すぐには変わらない」
僕はそう思った。
こちらの会社にお世話になる限り、長時間労働を強いられることは必至。
以前書いた通り、役職が上がれば上がるほど拘束時間は長くなる。
それに伴い給与は上がるだろうが、自分的には代償が大きいと感じる。
何より、体力的にやってイケる自信がない。
恐らく、メンタル面も厳しくなるだろう。
ご縁あって入社させて頂いた会社だが、辞めることに決めた。
伝える
決めた以上、少しでも早くお話しするのが最低限の礼儀だと思い、H君の話を聞いた翌日、早速店長に退職の意思を伝えた。
伝えた時の店長は、残念そうな表情をされたものの「仕方ない」といった、どこか開き直ったようにも見えた。
H君の話し通りなら、こんなシチュエーションは慣れっこだろうし、退職理由も察しがつくはず。
現に退職理由は聞かれなかったし、引き止められる事もなかった。
お別れ
退職を伝えた後は、残りのシフトを全力で働くのみ。
最後まで精一杯働くのは、人として当然の務め。
残り数日をフル通しでこなし、I店での勤務を終了。
短い期間だったが、お世話になったみんなに挨拶を済ませ、I店ともスタッフともお別れとなった。
振り出し
7年ぶりの社会復帰は、残念ながら振り出しに戻ってしまった。
自分で決めた事なので仕方ないが、また仕事探しからやり直さねばならない。
どうなることやら・・・