こんばんは!銀猿です。
パチスロ専業生活から、社会復帰を目指した時の体験談の続きです。(前回分はこちら)
就職が決まり、およそ7年ぶりの社会復帰編を果たした、もう若くない銀猿。
初日の勤務も終え、このままやってイケる手応えを感じていたが、勤め始めてしばらくすると、このお店(会社)の問題点に気付く事になった。
足りない
自店のサービス提供に必要な「最低人数」は、確保出来ていた。
しかし、その中身はと言うと、数人の「通し勤務」ありきで成り立っていたのである。
通し勤務とは、一社目の面接を受けた際にも書いたが、朝出勤しお昼過ぎに3~5時間程抜け、夜再度出勤する勤務形態のこと。
「中抜け」とも呼ばれ、昔のパチンコ店では、割とよくある勤務形態の一つである。
確かによくある話なのだが、このお店(会社)の場合、その「度合い」が酷かった。
特に欠勤者や退職者が出た場合でなくても、
店長=毎日
主任=月の3/4
班長=月の1/2
一般社員=月の1/4
が、通し勤務として、初めからシフトに組み込まれていた。
ちなみに休みは4週6休。
なので店長は、週に6日通し勤務をすることが普通にある。
これだけの残業を組み込んで、やっと最低限の人数が揃う状況であった。
ぶっ通し
しかもこの店の通し勤務は、いわゆる中抜けではなく、ガチのぶっ通し勤務。
お昼に30分と、夕方に1時間休憩を取る以外は、10分程度の休憩が数回あるだけ。
一日のほとんどを、ホール内での勤務にあたらなければならなかった(店長は除く)
これはキツい。
病欠者が出た時など、イレギュラーな時に対応しなければならないのならまだしも、元々のシフトに組み込まれているとなると、かなり厳しい。
肉体的には勿論、精神的に堪えること必至である。
残業代
この通し勤務はサービス残業ではなく、残業代が支給されていた。
役職が上がれば増額されるのだろうが、僕が一般社員として受け取っていた金額は、
「4,000円」
・・・安くね?
この時は、法律なんぞ全く知らず「少ねぇな」程度に思っていたが、アウトだよね?多分。
ちなみに、アルバイトが通し勤務を行う事もあり、その時は正規の時給が発生。
その為、スタッフの中には月収40万越えの強者もいた。
なので「短期で目標金額を爆速で貯めたい」若者にとっては、悪くない話だったのかもしれない。
不安
この勤務形態を目の当たりにした僕は、不安で一杯になった。
当然ながら、自身もこの勤務形態で働かなければならない。
しかも、今の状況が続くのであれば、役職が上がれば上がるほど拘束時間は長くなっていく。
これから年齢も重ね、体力が更に低下していくなか、この長時間労働に耐えられるだろうか?
肉体面だけではない。
精神面でも厳しくなる可能性が高い。
これだけ自由な時間が持てないとなると、心が疲弊してしまうだろう。
慣れてくれば、上手く時間をコントロール出来るのかもしれないが、慣れるまで持つかどうか・・・?
僕は、迷路の中に突入した。