こんばんは!銀猿です。
先日、僕なりに「パチプロ」の定義をさせて貰いました。
そのパチプロの中にも幾つかのタイプがあります。
今回は、そんなパチプロのタイプ/種類を考察してみたいと思います。
開店プロ
こちらは昔よく聞いたタイプ。
僕がパチンコを打ち始めた、1980年代後半の時期において「新台入替」は一大イベントとして行われていました。
現在の様に入替のサイクルは早くなく、また機械代も安価だった為(この辺りは後日詳しく書きます)、ホール側もお客さんに利益を還元する事が可能でした。
この頃の新台入替で気合が入っていると、「初日=18時・二日目、三日目=15時・四日目、五日目=12時」と、時短営業を行う事が多く、特に初日はお祭り状態になる事が多くありました。
当然、出玉には大いに期待が持てた為、多くの人が来店する事になります。
開店プロは、この新台入替を専門に狙うパチプロの事です。
この当時はネットなんてものは当然無かったですし、携帯電話も鬼の様にデカイ、肩からかける様なモノしかない時代ですから、「情報収集」が命綱となります。
その為、一人で動くのは効率が非常に悪いので、グループで動いている方が多かったです。
この頃は「入場抽選」も殆どの場合ありませんでしたから、「並べばおいしい台が打てる」状況。
ですので、入替の情報を多く仕入れて、長時間並ぶ事が最も重要となります。
イベントプロⅠ
「開店プロ」の現代版。
「新台入替」が「熱いイベント」に取って代わったもの。
ただ、昔の新台入替と違い、「ガセる」率は高くなるので、イベントの見極めが重要となります。
イベントの中には、一定以上の出率を約束させられ、後日そのデータを公表しなければならないものがあるので、そう言ったイベントは信頼度が上がります。
昔と違い、情報収集はネットを使えば誰でも簡単に手に入る時代なので、表面的な情報量は、その気になればプロも素人も大差はない時代。
ただ、その店や系列店で「○○のイベント時は強い・弱い」や、「このイベントの時は○○には設定を入れてこない」等の、より深い情報はプロの方が集めやすい。
現代版のイベントプロもグループで行動する場合が多いですが、そのグループの形成方法も今と昔では大違い。
昔であれば知り合いや顔馴染みが殆どでしたが、今ではTwitterなどで募集する場合も多く、時代を感じます。
もう一つ、イベントプロに立ちはだかるのが「入場抽選」。
コレはガチンコが基本なので、設置台数より後の番号を引いてしまった場合は「打てない」状況も多々出てきてしまいます。
ジグマ
元祖パチプロと言えばこのジグマプロ。
一つの店に通い続け、その店の中で釘の空け締めや、設定の上げ下げを見て(読んで)立ち回るプロ。
完全に主観ですが、真のパチプロ=ジグマだと思っています。
だが、勝ち続ける為には柔軟な対応や立ち回りが求められるますし、時代によってその勝ち方は変わっていく部分もあるので(変わらない部分も勿論ある)、ジグマ一本でやっていくのは、現代では相当難しいと思います。
僕自身がジグマプロに対して、格好良さみたいなモノを感じるのは、「田山幸憲のパチプロ日記」の影響によるものが非常に大きいですね。
イベントプロⅡ
こちらのイベントプロは、大々的なイベントというよりも、そのお店独自で行っているイベントを狙うもの。
今ではイベント規制がかかっており、雑誌の取材タイアップや、有名人招致時に出玉を多く出す事でイベントとして成立させていますが、4号機全盛時代には各店舗が趣向を凝らした、オリジナリティ溢れるイベントを行っていました。
僕が現役の頃好んでよく行っていたイベントの一つが「クレオフ」。
BIG終了後クレジットが強制的に払い出されると高設定というもの。
この場合の高設定はお店によって異なり、「6確」「5ro6」「4以上」などがありました。
結構なお店で取り入れており、頻繁に狙っていたメインイベントでした。
打ち子集団
「イベントプロⅠ」と区別が難しいですが、こちらは大々的なイベント時だけではなく、平常営業の時でも打つ集団。
期待値的にはそれ程高くなくても、プラスが見込める台を集団で打ちきるスタイル。
リーダー的なまとめ役の方がいて、その方の指示で「打ち子」と呼ばれる人達が打つスタイル。
イベントプロⅠと合わせて、今最も多いタイプだと思われます。
※知り合いの現役に伺いましたが、今でも、日当期待値15,000円程度なら普通に見つけられるそうです。
※こちらも別の知り合いに伺いましたが、実際に打ち子として打ちに行ったそうです。
まとめ
如何だったでしょうか?
パチプロにもタイプがあります。
上記以外のやり方もあるかもしれません。
それに、上記パターンの複合タイプの方も多いです。
あなたのよく行くお店にも、パチプロがいるかもしれません。
「あっ、あの人はイベントプロだな」みたいな観点で観察して貰うのも一興かもしれません。
次回は、「ピンと乗り打ち」について考察してみたいと思います。