こんばんは!銀猿です。
皆さんは、どの様にしてパチンコ店が新台を購入するかご存知ですか?
勿論、その会社の規模やスタイル、考え方によって異なります。
しかし、どの会社にも、新しく発売される遊技機の説明を受ける人間がいます。
今回は、その「遊技機交渉担当者」の、基本的な業務内容を紹介したいと思います。
遊技機交渉担当者
まずこの「遊技機交渉担当者」ですが、そんな役職がある訳ではありません。
僕が勝手につけた呼称です。
店舗数が少ない所であれば、エリアマネージャーや店長が行う事もあります。
または店舗とは違う部署(主に本社)の人間が専門に担当する事もあります。
そして役職の重さによって、遊技機購入の決裁権を持つ場合もありますし、窓口としての役割が主になる場合もあります。
僕は「本社に勤務し、窓口の役割」を行っていました。
以下は、僕が実際に行っていた業務内容になります。
他にも様々なやり方があるかと思いますが、一つの例としてご覧下さい。
説明(営業)を受ける
メーカー、若しくは中古業者(以下、メーカーに統一)の営業マンの方より、新しく発売される新台の説明を受けます。
基本的には来社前に連絡を頂き、自社で説明を受ける事が殆どでした。
新台のパンフレットや営業資料を見せて頂きながら、営業トークに耳を傾けるのですが、メーカーによってはタブレット端末を使用して、より具体的にイメージさせてくれる事もありました。
この時営業マンが伝えて下さる内容は、主に
・新台の名前
・スペック
・価格
・販売台数
・納品開始日
・販売条件
・値引き条件
などです。
実際に打つ
新台の営業を受けた後は、実際に打つ事が多かったです。(打たないで決める場合もあり)
コレを「試打」と言いますが、普通の機種の場合は、殆どが各メーカーのショールームに展示されている台を打ちます。
しかし、トップメーカーの一押し機種となると、ホテルを借りて大々的に展示会を行う場合もあります。
この時はパチンコ店を筆頭に、中古業者や他のメーカーの方達も来場し、かなり賑やかになります。
時には、ゲストで芸能人が来たり、豪華商品が当たるビンゴ大会が開催されたりもします。
僕自身は、出来るだけ人が少ない時を狙って行く様にしていたので、「ただ打つだけ」でしたが、「CR浜崎あゆみ」の展示会に行った時は、DJ.OZMAさんが出演されており、個人的に喜んでいたのですが、パチンコ業界は男性社会なので、OZMAさんより、キャンギャルのお姉さんの方が注目を浴びてました(苦笑)
購入→契約
僕の場合は単なる窓口でしたので、営業マンより聞いた内容と自分自身が試打した印象を合わせて、予算を握っている上司、若しくは各店舗の店長に伝えていました。
上層部がそれらの内容を精査し、購入する/しないや、購入する場合の台数などを決めます。
店舗側の希望が確定すれば、各メーカーへその内容を伝えます。
この時100%希望通りなるとは限りません。
※この辺りに、パチンコ業界のディープな部分が垣間見えるのですが、今後少しずつ書いていきたいと思います。
今日の所は大まかな流れを知って下さい。
最終的に、店舗とメーカー双方の折り合いがつけば、契約書を交わして購入→納品となります。
まとめ
如何だったでしょうか?
大体皆さんが想像していた通りだったかもしれません。
ちなみに、今日(7月31日)の時点であれば、9月中旬から下旬の入替機種を決める段階です。
おおよそ、一ヵ月半か二ヵ月前に入替の大枠を決める事が多いです。
上記した通り、メーカーとのやり取りの中には、パチンコ業界ならではの話が盛沢山ですので、今後の記事を楽しみにしていて下さい。