こんばんは!銀猿です。
先日、パチンコ・パチスロメーカーに対し、業界を良くする為の「提言」として、無駄なコストを削減し、遊技台の価格を下げる事が、最も簡単で確実な方法だと「何様?」目線で偉そうに語らせて頂きました。
今回は、業界団体に対してもの申させて頂こうと思うのですが、「業界団体」と一言で言っても、かなりの団体が存在しますし、各団体に個別に提言させて頂く訳にも参りません。
そこで本日は、全ての団体に対して「お上」にあたる、警察庁の方に対して、業界再建への秘策を提案させて頂きたいと思います。
正直、警察庁の方が、パチンコ業界の盛衰に敏感だとは思いません。
ですが、今回の提案を実行出来るのは、恐らく警察庁だけだと思われます。
5号機や6号機など、自主的な射幸性の低下を目指した内規の変更などは、メーカーが名を連ねる業界団体でも可能でしょうが(コレとて、警察庁からの「圧力」に端を発しますが)、今回はメーカーが絡む団体の決定では難しいです。
万が一取り入れる事が出来ても、早晩、隙をついて「約束」が破られる事が目に見えています。
ですので、警察庁の方。
もし「面白い」と感じて頂ければ、ご一考頂けないでしょうかね?
それでは本文に参ります。
発売機種数の制限
僕が個人的に考える、パチンコ業界再建への秘策は、
「発売機種数を制限する事」です。
昔のパチスロ機のように、リリース出来る機種に初めから「限り」を設けるのです。
今の若い方はご存知ないでしょうが、2号機、3号機の時代には、各メーカー「2機種まで」という縛りが存在しました。
過去の機種が載っている雑誌などをご覧になれば分かりますが「2-1」とか「3-2」とか書いてある場合があると思います。
例えば、スーパープラネットは山佐の「3-1」号機ですし、ホールインワンは山佐の「3-2」号機です。
ユニバ系なら、リバティベルⅢはメーシー販売の「2-2」号機ですし、コンチネンタルは瑞穂製作所の「3-1」号機です。
このように、各メーカーが出せる機種数には制限が設けられいました。
この「制限」を復活させ、各メーカーが販売可能な機種数に上限を設ける事が、業界再建への特効薬だと考えます。
何故制限を設けるのか?
何故制限を設ける事が、業界再建へと繋がるのか?
昨今のパチンコ・パチスロ業界は、雨後の筍のように、新台を次々に発売します。
以前も書きましたが、市場で人気のシリーズを持っているメーカーが「人気機種を買いたければ、この機種を買って下さい」と、平然と抱き合わせ販売を行っています。
そうでなくても、言葉は汚いですが、とくに作り込みもせず、ただアニメや芸能人とのタイアップ機種を「バカ」みたいに量産し、ユーザー無視で「アホ」みたいに高い値段で売りつけているのが現状です。
若い世代はパチンコ・パチスロに興味を持たない為、パチンコ店は、昔からパチンコを打たれるヘビーユーザーの方たちから「むしり取る」ような営業を余儀なくされる状況です。
勿論、メーカーだけが悪い訳ではありませんが、メーカーの責任は非常に重い。
ですので、パチンコ・パチスロ共に、発売出来る機種数に制限を設けます。
そうすれば、無駄な抱き合わせ販売はなくなるでしょう。
「限られた」機種数で勝負しなくてはならない訳ですから、必然的に「作り込み」には力が入るでしょう。
何か版権を使って作るにしても、その版元を活かす事を最大限に考えるでしょう。
今現在のユーザーが求めている機械を模索するでしょう。
お客さんであるパチンコ店に支持される機械を考案するでしょう。
「取り敢えず作る」という風潮は、綺麗さっぱりなくなる可能性が高いです。
この姿勢が徹底された時、パチンコ・パチスロ業界に「光」が見えてくる。
そう考えます。
具体的な機種数は?
パチンコ・パチスロ共にとなれば、昔のスロットのように「号機」という縛りは難しでしょう。
ソレに、以前の4号機のように、長期間続いてしまっては、流石にメーカーの経営が成り立ちません。
常識的に考えれば「一年に2機種」程度が無難なラインでしょうか?
コレでメーカーが厳しいと言うのなら、一つのタイトルに対して「スペック違いは2通りまでOK」ぐらいの妥協案は示しても良いかもしれません。
「A」という機種を発売するならば、1/319のミドルと、1/99の甘デジは「一つの機種」として考えるという事です。
正直、コレでも「多い」と個人的には思いますが、部品を作る関連企業の存在や、遊技機を運ぶ運送会社などの存在も無視出来ないので、この辺りがまずはギリのラインではないかと思います。
グループ会社
万が一、上記提案が実現したすると、間違いなく「グループ企業」が乱立します。
ユニバ系言えば、ユニバ・アクロス・メーシー・ミズホなど、全てグループ企業です。
ですので、資本関係の有無に関わらず「グループ企業」であると認めらる場合(役員の重複や、事実上の資本関係、株式の有無)は、全てのメーカーが「一年に1機種」のみ販売可能で「スペック違いの販売も認めない」という縛りを設けましょう。
コレなら縛りが随分キツくなります。
それでも乱立しそうではありますが・・・。
まとめ
如何だったでしょうか?
ほぼ「夢物語」に近いですが、真剣に業界再建への一つの策だと思ってるんですよねぇ~。
メーカーさんからは、またもお叱りを受けてしまいそうですが、考えてみて下さい。
このまま、今の状況を続けた時、5年後・10年後、どれだけのパチンコ店が潰れると思います?
パチンコ店が減少すれば、メーカーだって経営が厳しくなるでしょ?
老舗のパチンコメーカーでは、奥村が数年前に倒産しました。
マルホン工業も、2015年3月に民事再生法の手続きを行っています。
以前書いた理由により、これからパチンコ・パチスロユーザーが増加するとは思えません。
確かに、人間の根幹的な欲求に「ギャンブル欲」はあります。
それを考えれば、パチンコ・パチスロがこの世から完全に姿を消す場面は想像し難いです。
ですが、それとて「健全な競争原理が働いてこそ」だと思います。
今のパチンコ・パチスロ業界は「異常」だと思います。
なんとか、ギャンブルとして「だけ」ではなく、一種の「文化」としても生き残っていく為に、警察庁の方、ご一考頂けませんかね?