こんばんは!銀猿です。
前回、現状のパチンコ・パチスロ業界低迷の原因の一つに、メーカーが目先の利益を最優先するあまり、お客さんであるパチンコ店の経営を圧迫している点を挙げました。
勿論、以前書いた通り、要因はソレだけではないですが、不景気やインターネットの発達など、他の要因は業界全体で取り組むだけでは解決できない、時代の流れです。
ですが、メーカーも、その他業界機関も、パチンコ店も、それぞれ出来る事があるハズです。
まずは第一弾として、メーカーへの提言をしてみたいと思います。
やっぱり「お前何様やねん?」との声が聞こえてきそうですが、気にせず進めたいと思います。
遊技台の価格を下げよ!
メーカーが出来る最大の対策がコレです。
面白く、魅力的な台を作る事も必要ですが、ソレには時間がかかる可能性もありますし、そもそもヒット機種がそんな簡単に作れれば、メーカーだって苦労しない訳ですしね。
その点、販売価格を下げる事は、それ程難しくありません。
(「難しくない」理由は後述します)
価格を下げる事は、パチンコ店にとって絶対にプラスです。
パチンコ店にとってプラスになれば、ユーザーにとってもプラスになる可能性は高いです。(絶対ではない)
ユーザーが「負けにくい」環境が整えば「遊技人口」はともかく、「遊技回数」は増加します。
そうすれば、業界全体の活性化に繋がる可能性が見えてきます。
また、ユーザーの負担が小さくなるという事は、新たな顧客が流入する際のハードルが下がる事にも繋がりますので、こちらのアプローチからの活性化も、多くはなくとも期待は持てます。
ネット化を進めよ!
では、どのようすれば遊技台の販売価格が下げられるのか?
最も単純かつ、最初に思い付くのは、
「ネット化を進める」事です。
少しオブラートに包みましたが、ネットを活用して人件費を削減すると言う事です。
ハッキリ言えば、営業マンをなくせば良いんです。
僕は、その営業マンの方達とお話しさせて頂く立場にあったので、とてもよく分かりますが、営業マンの方のお話しで遊技台購入の是非を決定する事はありません。
営業マンの方とのお話しで得るのは「情報」です。
発売日や、販売価格、台の性能やスペックなど、教えて頂く事はそれなりの量がありますが、正直、ネットで確認出来る事が殆どです。
この人件費を削減した分を、丸々遊技台の価格を下げる分に充当すれば、相当な価格低下になります。
当然人を削った分、その他の経費が発生しますが、営業マンに払う毎月のサラリーと比べれば、可愛いものです。
ここで一つ勘違いして欲しくないのは、営業マンの方々が「無能」だと言っている訳でも、営業活動自体が、完全に「無駄」だと言っている訳ではありません。
他に、もっと安価で済む方法が、現在の社会には存在する事が言いたいのです。
まずは、旧態依然とした販売方法を改める事で、コストを下げましょう。
数多くの支店など必要ない!
次に削減するコストは「支店」です。
パチンコ・パチスロメーカーは、規模にもよりますが、多くの支店を構えている場合あがあります。
上記した営業マンが基本的に出社する所ですね。
また、遊技機の展示などを行い、新台のデモ機を打って貰う場所でもあります。
こちらも、多くの支店は必要ありません。
持つとしても、最低限で構わないでしょうし、そもそも、それ程大きな敷地も必要ありません。
次回の、具体的な運営方法で述べますが、こちらもネットを活用すれば、そんなに多くの支店などなくても十分やってイケます。
この支店を削減する事が出来れば、家賃や、事務員の人件費(いない場合もあり)分のコストが減少しますので、コレまた、遊技台の価格低下に一役買います。
ノベルティ・パンフレットの廃止!
新台の試打に行くと、当該機種のノベルティ(宣伝目的で配布するグッズなど)や、パンフレットを貰いますが、時に、異常にお金がかかっている事があります。
正直、僕自身も行って貰うと嬉しくなったのは事実ですが、ノベルティやパンフレットの作成にお金をかけるのなら、遊技台の価格を下げるべきです。
ユーザーは誰も得をしませんし、ホールだって得をしません。
得をするのは、貰ったノベルティをネットで転売する、一部のホール関係者及び、メーカーの人間だけです。
無料で配るくらいなら、メーカー公認でネットで販売すれば良いんですよ。
その売れたお金で、次機種のノベルティを作成してイケば、コストがかかりませんし、ユーザーにも宣伝する事が可能です。
無駄な自己満足と、一部の人間のお小遣い稼ぎのために遊技台の価格が上がって、一体誰が喜ぶと言うのですか?
即刻廃止しましょう。
まとめ
まぁまぁ偉そうに書きましたが、メーカーの方がご覧になったら、怒ってしまわれるでしょうね。
でも、時代の流れに逆らい続けたって、いつかはシワ寄せが必ずきます。
無理や無茶は、長くは続かないんですよ。
自分や、自分たちさえ良ければ良いという考えは、いくら特殊な業界とは言え、いつまでも続きません。
この世は全て「諸行無常」ですよ。
次回は「じゃあ具体的にどうするか」について書きます。