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こんばんは!銀猿です。

前回は、一番人気馬について考察しました。

今回は、人気薄で激走した穴馬について見ていきたいと思います。

※ここでの穴馬の定義は、単勝オッズ10倍以上とします

 

顔触れ

 

まずは近10年、単勝オッズ10倍以上で3着以内に入った馬たちの顔触れを見てみましょう。

 

馬名 着順
2011年 アーネストリー 1着
2013年 ダノンバラード 2着
2014年 カレンミロティック 2着
2014年 ヴィルシーナ 3着
2015年 ラブリーデイ 1着
2015年 デニムアンドルビー 2着
2015年 ショウナンパンドラ 3着
2016年 マリアライト 1着
2017年 ゴールドアクター 2着
2017年 ミッキークイーン 3着
2018年 ミッキーロケット 1着
2018年 ワーザー 2着
2018年 ノーブルマーズ 3着
2020年 キセキ 2着
2020年 モズベッロ 3着

 

 

ご覧の通り、全部で15頭が単勝オッズ10倍以上で馬券圏内に入っています。

年平均1.5頭ですから、多く感じます。

ですが、出走した単勝オッズ10倍以上の馬全てのパーセンテージを見ると、

 

総数107

勝率3.7%

連対率9.3%

複勝率14.0%

単勝回収率 61.0%

複勝回収率 90.0%

です。

当然ながら「率」は高くありませんので、無理矢理穴馬ばかりを狙うのは、当たり馬券からは遠のきます。

 

前走GⅠ組以外は3着以内

 

では、激走した穴馬に共通点がないか見ていきます。

最初は、前走の結果から。

前走は、全ての馬が重賞レースに出走しています。

今回人気がない馬は前走負けている事が多いのですが、それでも、GⅠ以外からのローテの場合は前走3着以内が基本。

 

例外は、

2014年 2着のカレンミロティック(鳴尾記念・4着)

2018年 2着のワーザー(香港のGⅢレース・6着)

の、二頭。

ワーザーは外国馬ですので、日本馬ではカレンミロティックのみが該当します。

 

極端な距離変更

 

前走の敗戦から巻き返す場合、大幅な条件変更がカギとなることも多いですよね。

宝塚記念でもその傾向は強く、前走1600mor3200m組から多くの激走馬が出ています。

 

前走3200m組
2015年 デニムアンドルビー(天皇賞・10着)

2017年 ゴールドアクター(天皇賞・7着)

2018年 ミッキーロケット(天皇賞・4着)

2020年 キセキ(天皇賞・6着)

2020年 モズベッロ(天皇賞・7着)

ご覧の通り、全て天皇賞(春)からの参戦で、全馬その天皇賞では4着以下。

軽い京都の芝から、重い阪神の芝への変更+2000mの距離短縮と、一気の条件変更がハマッたパターン。

但し、今年の天皇賞は阪神開催でした。

その点がどうでるか?

 

前走1600組
2014年 ヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル・1着)

2015年 ショウナンパンドラ(ヴィクトリアマイル・9着)

2017年 ミッキークイーン(ヴィクトリアマイル・7着)

2018年 ワーザー(香港のGⅢレース・6着)

2018年のワーザーは前述通り外国馬。

日本馬に限れば、全馬ヴィクトリアマイルからの参戦。

残念ながら今年は該当馬がいませんが、来年以降のチェックポイントとして覚えておいても良いかも?

ちなみに、ヴィクトリアマイル組の3頭は、全てディープインパクト産駒の牝馬という共通点もあります。

 

近い距離なら前走好走

 

前述通り、前走GⅠ組以外は前走馬券圏内が基本。

 

2011年 アーネストリー(金鯱賞・3着)

2013年 ダノンバラード(鳴尾記念・3着)

2014年 カレンミロティック(鳴尾記念・4着)

2015年 ラブリーデイ(鳴尾記念・1着)

2016年 マリアライト(目黒記念・1着)

2018年 ノーブルマーズ(目黒記念・2着)

先程書いた通り、カレンミロティック以外は、前走3着以内好走組。

前走の好走はフロックorGⅡ・GⅢ程度での好走では物足りないと判断されて穴をあけるパターン。

 

血統その1

 

昨日の一番人気馬の考察で書きましたが、宝塚記念は「主流のレース」ではありません。

その為、走る馬の血統に微妙なズレが出ます。

簡単に言うと、

「欧州型のスタミナ血統」

が、どちらかと言えば走りやすくなります。

 

2018年 ノーブルマーズは父が天皇賞(春)好走馬も出している、グレイソヴリン系のジャングルポケット×母父欧州型

2017年 ゴールドアクターは父がスタミナに秀でているロベルト系のスクリーンヒーロー。

2011年 アーネストリーも同じく父がロベルト系のグラスワンダー×母父が凱旋門賞馬のトニービン。

2018年 ミッキーロケットは父キングカメハメハ×母父欧州型。

2015年 ラブリーデイは父キングカメハメハ×母父菊花賞の鬼ダンスインザダーク。

極めつけは、2018年のワーザー。

外国馬が多く参戦するジャパンカップですら、近10年、31頭の外国馬が参戦し、馬券圏内に入った馬は何と0!

近年、硬すぎる日本の馬場を敬遠して外国のトップホースが集まらないとは言え、この結果。

それなのにこの宝塚記念では、近10年で参戦した外国馬はワーザー1頭だけにも関わらず見事好走。

ワーザーには失礼ながら、前走GⅢレベルを負けて、この宝塚記念を最後に引退した峠を過ぎた7歳馬でしたからね。

もし宝塚記念が東京の2400mで行われていたならば、押し出された一番人気だったとは言え、サトノダイヤモンドよりワーザーが先着する可能性は、大きく下がると思います。

それだけ「ズレている」のが、宝塚記念というレースなんだと、僕はそう考えています。

 

血統その2

 

いくら「ズレている」と言っても、日本の主流血統が全く走らない訳ではありません。

今の日本の主流血統と言えばディープインパクト。

ご多分に漏れず、ディープインパクト産駒も宝塚記念で走るのですが、好走するのは牝馬ばかり。

牡馬のディープインパクト産駒で、人気薄で好走したのは、2013年のダノンバラードのみ。

牝馬で斤量が軽いことが有利に働くレースですので、牝馬がより走るのは必然。

特にディープインパクト産駒の場合、母方に優秀な血統が入っていることも多いですからね。

そのディープインパクト産駒でも、母父は欧州型の方が良さそうです。

ディープ産駒の人気薄+母父欧州型以外で好走したのは、2013年ダノンバラードと2015年ショウナンパンドラ。

その他のディープ産駒の人気薄である、ヴィルシーナ・デニムアンドルビー・マリアライト・ミッキークイーンは、母父が欧州型でした。

 

 

暑い時期の好走

 

これはそこまで重要視出来ないかもしれませんが、人気薄で走った15頭中10頭には、宝塚記念までに6月~8月に好走した実績がありました。

1勝クラスや2勝クラスと言った、下級条件がほとんどですが、暑い時期にしっかり競馬で結果を残していることが、マイナスにはならなそうです。

 

 

まとめ

 

 

個人的な考察ですが、人気の無かった馬の好走パターンを考えてみました。

 

今日のまとめ
・前走GⅠ組以外は3着以内

・前走3200or1600m組(極端な距離変更組)

・近い距離なら前走好走

・欧州型のスタミナ血統

・ディープ産駒なら牝馬(母父欧州型ならなお良し)

・暑い時期に好走実績がある(下級条件でもOK)

コレらが的を得ているかは分かりませんが、僕はこの辺の考えを軸に、宝塚記念を予想していきたいと思います。

次回は、予想のポイントをまとめます。

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